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孤高の魔法少女ちゃんはぐーたらオタク生活のために英雄になる(予定)  作者: のこじ
第一章 孤高の魔法少女ちゃんは平凡にぐーたらしたい(無理)
2/8

第2話 魔法少女大好きオタク、アンです!!!!!!

モチベ上昇につき更新。

なお作者のリアルは忙しい模様。


前話での妖精界から家に帰るまでの手間を追加しました。(妖精界から現実世界への転移について)

よろしければご覧ください。

「こんにちわ〜、アンです。今日もダラダラと魔法少女オタ活やっていきまーす」


 私が挨拶をすると、それに応じたようにコメントが流れていく。


 :こんにちは!!

 :こんばんは!!

 :おはようございます!!

 :アンさんだ!!(アンさんだ!!)

 :こんばんわ


 一応時間的に夜なのだけど、私のボケに合わせてくれる人も大人数いた。

 …同接数は2万弱人っと。


 一応こんな私でも配信の同時接続数が毎回1万人を超えるそこそこの人気配信者なんだよ。


「さて、今日の雑談についてだけど、私の住む地域では魔法少女アインネちゃんが今日も魔物を討伐していたよ」


 まるで他人のように話しているけど、私自身のことなんだよね。


 :住所特定………できない!!!

 :そら(アインネちゃんは守護範囲が日本最大だから)そうよ

 :えっと、本州全域でしたっけ?


「そうそう。本州全域の守護範囲だからね。伊達に魔法少女ランキング4位やってるだけあるよね。ちなみに、アインネちゃんは私の嫁」


 :は?

 :は?

 :は?

 :は?

 :おまえら仲良いな、アインネちゃんなら俺の横で寝てるぞ

 :は?

 :は?

 :は?

 :www

 :は?

 :は?

 :でたこの「は?」芸

 :は?


「は?」


 :アンさんまで「は?」言い出してて草

 :は?

 :huh?

 :猫は引っ込め

 :は?


 ものすごい勢いで「は?」コメが流れていく。


 だけど、このままでは埒が明かないから一旦流れをぶった切る。


「はいはい。アインネちゃんは皆の嫁。これで解決ね」


 :は?

 :は?

 :そろそろやめるか

 :まあ俺達の嫁だもんな仕方ない


「さてと、今日行っていく企画は………?」


 事前に準備しておいたサイトを配信画面外で開く。


 :なんだ?

 :こんな間を開けるなんて大規模企画か?

 :いやこれは……この雰囲気は………!!

 :↑誰だよお前


「魔法少女、呼んでみた!!!!!!!!!!!!です!!!!!!!いぇぇぇぇぇぇい!!!!」


 サイト………というよりもボイスチャットルームを配信画面に映し出す。


 :うおおおおおおおおお

 :えええええ

 :すげえええええ

 :まじか

 :すご

 :裏山

 :いいなぁ

 :その伝手ってどこで手に入れること出来ますか?


「ん〜伝手?まあ、いろいろあって手に入れたんだよ。簡単には手に入らないものだからね」


 :うーんこれはアンさん魔法少女説

 :いや、それっぽい人はいなかったぞ

 :もしかしたら魔法少女側にいる俺達のスパイかもしれない………

 :ダニィ!!

 :教えてください!!アン様!!


「まあ秘密ね」


 :チッ

 :チッ

 :チッ


「ま、じゃあ呼びますか〜。ちなみに、相手が誰か知っている私もとんでもなく緊張してます」


 :まあ、魔法少女オタクだもんな

 :限界化するなよ

 :魔法少女様の前で死ぬなよ


「大丈夫だ、問題ない。なぜならこのコラボが終わったら私はアインネちゃんと結婚するからなのだ!!!」


 :は?

 :死亡フラグで草


「は?」は無視。これ以上相手を待たせたくないからね。


「てなわけでおいでください魔法少女様ぁ!!!!!」


「こ、コンニチワ?これ、これで、あ、あってますか?まちがってませんよね?」

「………」


 :こ、この声は!!!!

 :まさか!!!

 :いやまさか……

 :マジ?

 :え


 コメント欄は相手が予想をする。


「あ、あの、アンさん?大丈夫ですか?わ、私の拙い回復魔法なら遠隔でもかけることはできますけど……」

「い、いや、だいじょうぶです推しの魔法少女と実際に会話できることに最大限の敬意を表しまたそのけいいのすべてを一生貴女に捧げてもいいほどにはを尊敬しておりますどうか反応が遅れたことをお許しくださいなんなら私に頭を垂れて這いつくばれと言われたら勿論這いつくばらせていただきます靴をなめろとの命令でもなんなりとお申し付けください私は―――」

「ちょ、ちょ、ちょストップ。ストップです!!」


 :秒速限界化で草

 :www

 :フラグ回収早www

 :草


 はぁ、はぁ……幸せぇ……。


 多分今、私は人には見せられない顔をしてる。顔出ししていないから問題ないけど。


 3、2、1、パチン!


 よし、気付け完了。


「てな訳で、やっていきましょー。初回のゲスト魔法少女様は―――?」

「は、はい。まふぉ、魔法少女セインツです!よろしくお願いします!」

「ゴフッ、………はいよろしくお願いします!!」


 くッ、推しの一人が尊すぎる………!!


 :また死にかけてて草

 :うおおおおおおおお

 :セインツちゃん!!セインツちゃん!!!

 :すげえええええ


「でしょでしょ〜〜〜」


 :お前は関係ない、セインツちゃんに言ってる


「ひどいよぉ。セインツちゃん助けてぇ……」

「だ、大丈夫ですよ!!アンさんにも素敵な魅力はありますから!!」

「せ、聖女様ぁ………」


 :こうしてまた一人聖女様信者が誕生した―――END

 :草

 :これが即オチ………か………?


「じゃ、セインツちゃんに聞きたいことが………」


 と、話題を広げようとした途端、()()は始まった。


 ウウウウウウウゥゥゥゥゥゥーーーーー……………。


 :え、魔物警報!?

 :ちょっと不味くね!?

 :俺のところでもなっているんだけど。


「ちょっと待ってね」


 配信画面でググる。

 履歴は消してあるから問題ない。


「あー、まっず」


 :これはヤバくね?

 :ヤバイヤバイ

 :ちょっと配信してる場合じゃなくて避難すべきじゃね?

 :聖女様こんなところで話している場合じゃないって


「それも………そうですね。ごめんなさい!アンさん!わ、私は魔法少女本部に向かわなければならないので、失礼させていただきます。ま、またいつかご一緒にお話しましょう!」


 ゴフッ。って、また吐血しそうになってる。

 ……今は我慢。


「ま、またいつかよろしくお願いします」


 セインツちゃん………。


 :今回はしゃーない

 :まあ、場合が場合だもんな


 ………まあ、この後会えるからいっか。


「じゃあ、配信切るね。私もちょっとアレだし」


 :おっ、そうだな

 :そうすべき

 :おつかれ

 :乙







「ちょっと冗談抜きでヤバくね?」


 :ん?

 :配信切れてなくね?

 :おーーーーい!!


「……て、あ、切れてなかった」


 :危なかったぞ

 :早く避難しろよ〜


「皆ありがとう。じゃあ今度こそ切るね〜。じゃ」


 しっかり切れたことを確認して、モチーフ(変身道具)―――私のモチーフは星空が見える球体アクセサリー―――を持って魔法少女に変身するための変身句(ワード)を唱える。


「時空よ、その力を解き放て。トランス『アインネ』」


 変身句(ワード)を唱えると、黒かった髪は白銀に移り変わり、衣装は黒をベースとしたドレスに変わる。


 移動する前に連絡をいれる。緊急時において、モチーフは魔法少女管理局所属の私のマネージャーや()()()()につながるようになっている。


「魔法少女アインネ、危険度(レベル)5魔物発生地帯へ向かいます」


 だから、そうモチーフに話しながら私は危険地帯に直行した。

次回も一週間以内に更新(予定)

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