♥ 光の柱 / 交信
──*──*──*── 光の柱
おぞのんとゆりりんとLINEをしていた最中に突然、教室の床が眩しく光だして────。
沢山の白い手に身体を掴まれて、引き摺り込まれるみたいに床の中に沈んで行った────事迄は覚えてる。
此処は何処なのかな?
光の中??
あれは──、青くて丸いのは──星??
地球??
ガ◯ー◯ンが言ってたよね。
「 地球は青かった── 」って。
じゃあ、此の光は何処へ向かって伸びてるの??
地球から伸びてる光はまるで道みたい。
光の道……かな??
ん〜〜〜でも、光の道って言うより、柱っぽい??
光の柱…かな?
そんな事は置いといて、ゆりりんは何処に居るの??
確か、一緒に光る床の中に引き摺り込まれた筈なのに、ゆりりんの姿が無いのは何で??
ゆりりんは何処に居るの??
鼓綴里惠美
「 ゆりり〜〜〜ん!
返事をして、ゆりり〜〜〜ん!! 」
?
「 ……………………ますか…………き……ます………………こえ……か………… 」
鼓綴里惠美
「 えっ??
誰かの声??
ゆりりんなの??
ゆりりんなのーーーー?? 」
聞こえて来る声は、か細くて聞き取り難いけど、女性の声だって事は分かる。
ただ何て言ってるのか分からないけどね!!
?
「 ………………えて…………こた……くださ…………こ……て……さい…… 」
鼓綴里惠美
「 何言ってるのか分かんないってば!!
声が小っさいのーーーー!!!! 」
私が大声を出してる間に緑色をした丸いのが見えて来た。
緑色の星??
何時の間にか青い地球は見えなくなっていて……。
?
「 ………………ださい…………………どうか…………を……ってく……………………せかい…………すく……て……さい………… 」
鼓綴里惠美
「 ──ねぇっ!!
何を伝えたいのか分からないよ!! 」
?
「 …………たに……こう……のしゅく………あた……す…………あな……しん……しん…………ふくを……えま………… 」
鼓綴里惠美
「 ──だから、何を言ってるのか分からないんだってば!! 」
私が叫んでると両手の甲が急に熱くなったのを感じた。
だけど、私は其どころじゃなかった!
目の前に緑色の星── 多分だけど惑星 ──が迫って来ていたから!!
「 ぶつかる〜〜〜!! 」と思って、私は思い切り両目を瞑った!!