♥ 城内 22 / 謁見の間 3
玄武
『 そうだな。
馬車を使うと無駄に目立つ。
歩いて行くのが賢明だな 』
セロフィート
『 惠美、今から行きます? 」
鼓綴里惠美
「 当然だよ!
明日に持ち込みたくないし、早く装備も整えたいから、行っちゃおう! 」
玄武
『 早速行くとしよう 』
セロフィート
『 城下町の前迄転移しましょう。
時間の短縮になります 』
鼓綴里惠美
「 転移魔法って便利よね。
お願いね、セロ!
──あっ、そうだ。
気になるアプリがあるんだけど、[ 死体 アプリ ]って何の為に使うアプリなの? 」
セロフィート
『 其は倒した怪物の死体を入れて保管,保存する為のアプリです。
怪物の死体は、解体屋へ持って行きます。
渡した怪物の死体は解体士が解体して、素材と肉に分けてくれます。
素材は解体士に買い取って貰えば良いです。
肉は自炊に使えるので受け取ります。
飲食店で下処理をしてもらえます 』
鼓綴里惠美
「 そうなんだ…。
死体を入れるんだ…。
死体をスマホの中に…… 」
嫌だなぁ……。
死体なんて、ばっちいじゃないのぉ〜〜〜。
スマホの中に死体なんて入れなくな〜〜〜い!!
セロフィート
『 解体屋は冒険者ギルドに登録しないと利用する事は出来ません 』
玄武
『 冒険者ギルドは必須だな。
勇者なら無条件で利用出来るだろうが 』
鼓綴里惠美
「 出来る限り “ 勇者 ” って事は隠したいかな… 」
セロフィート
『 惠美、城下町の前迄転移します。
良いです? 』
鼓綴里惠美
「 うん!
お願い! 」
私が頷くと、セロフィートが転移魔法を発動してくれた。
ヴィネパラ皇女が私に向かって「 行ってらっしゃい 」と笑顔で手を振ってくれる。
だから私も「 行ってきます 」って笑顔でヴィネパラ皇女に手を振った。




