表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sea Wolf  作者: Noa.
1/12

詰んだプロローグ

口の悪い執事とお嬢様の一攫千金ストーリーになる予定です。

誤字脱字・感想等いただけましたら幸いです。

 どこまでも続く大海原。

 天気は快晴、風も良好。潮風が頬を撫でる。

 日はまだ高く、昼前といったところだ。チャポンッと傍で魚が跳ねた音がした。

 船出するには相応しい日だ。

 隣ではドレスを着こんで日傘を差したお嬢様が、遠い地平線を眺めている。空と海の境界には何も無く、果てしない海の航路が続いていることが分かる。そして俺は、お嬢様の執事だ。何があってもお傍に仕えることこそ勤め。

 そう、何があっても。

 お嬢様の可憐な唇が、笑みさえ浮かべて自信に満ちた声を発する。


「さぁ、一攫千金狙うわよ!」

「……こんなボロ舟で? 一攫千金の意味分かってますか?」


 俺たちは今、二人で乗るのがやっとの小さな小船に乗っている。オールは何故か一本しかない。

 これで一攫千金を狙おうなんて、どんな神経してれば言えるのだろうか。

 寝言は寝て言え。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ