表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/665

No.74:男子ってバカですか?

川越『西口。村田、どうだ?』


西口『2回戦よりさらに状態はいい気がします。この雨の中大きなコントロールミスもすることもなく、変化球もよく決まってます。』


川越『だな。ベンチから見ていても同意見だ。ただ、』

西口『ただ………?』


川越『ボールの質が落ちてきたら代えることも視野にいれる。出来る限り翔真は投げさせたくないが。』


西口『はい。』



川越(とはいっても村田の調子は絶好調。このままいけばスタミナが多少切れても問題ない。押しきれるだろう。)





村田『しっかし、長いなー雨。』

酒井『気持ち切らすなよ。直政。ゲーム中だ。』

村田『もう中断して何分?』

酒井『うーん、25分くらい?』

村田『だよな。これ中止あるぜ。』

酒井『いや、無いな。高野連はどんなに天気悪くても強行するからね。特に県大会は過密日程だし。』

村田『ま、俺としても幻の14奪三振とかにはなりたくないから、どっちでも良いけどね。アイツらに俺のボール打てるとは到底思えねーし。』

酒井『油断大敵。』

村田『んなら少しは打って俺を楽しませてほしいね。名関には。』




慶野『翔真、手首どうだ?試合して悪化してない?』

大場『うん、まぁボチボチかな。万全とは言えん。かといってそんなプレーにも影響しない程度には回復した。』

慶野『このまま行けば、マウンドの可能性もある。出来れば監督としても投げさせたくないって言ってたけど。』

大場『別に。俺は行けといわれたら行くだけ。そこに自分の意見は挟まないつもりだ。』

慶野『流石、エースだな。』

大場『何だよ突然。今までも俺はそういうスタンスだったよ。』

慶野『ま、もっと点取れば余裕出来て氷室とかも投げさせられる。そうすればお前を休められる。』

大場『とりあえず、なんであろうと早く点もっと取らないとな。』









ザーッ!!ザーッ!!




佳奈『も~。なんか寒くなってきた~。』

千夏『風強いね。アンタ風にスカート捲られないように気を付けなよ。アンタみたいな美人はパンツ見せただけで男子の間で噂になるよ。』


佳奈『せ、先輩何言ってるんですか~!』


千夏『だから気を付けなって。』


佳奈『ウチなんて誰も見てないですって。』

千夏『分かってないね~。佳奈は。もっと男の視線に敏感になりな。』


佳奈『え?』



『いけよ!おい!行ってこいって!』

『ちょ、そのノリ止めろって!』

『マジで?行けば良いじゃんって!!』

『っておい見てるぞ!?これチャンスだよ行ってこい!』

『押すな押すな!!おい!!』



佳奈『え。』



『あ、あのー突然ごめんね。俺、2年の武田(たけだ)。良かったら、ライン教えてくれない?』



『アイツ言ったぞ!』

『ヒューヒュー!!』

『おし!もう一息!』



佳奈『え?ウチですか?』

『うん!めっちゃ可愛いから、名前は?』


佳奈『斎藤 佳奈です………。』


『へー佳奈ちゃんか!彼氏は?』



佳奈『そういうの居ないし要らないんで…。ごめんなさいね。』



『………。』




『あーフラれた!!』

『武田砕かれたぞ!!』

『アッハッハッハ!!』

『雨がいい描写になってるな!!ハハハ!!』

『ドンマイ武田!』


『あ、じゃあせめてラインIDでも!ダメ?』

佳奈『ごめんなさい。』



『2度目のノックアウト!』

『謝れ武田!』

『迷惑かけたんだから!』


『大変申し訳ありませんでした!では!』




『お前らのせいだからな!変な恥かいたろ!』

『当たって砕けただけだろ!』

『またいつかチャンスあるって!』

『落ち込むな武田!』





佳奈『男子って………バカですか?』

千夏『ああいう生き物だからね。ってか佳奈、ほんとに男の子に興味無いんだね。ラインIDくらい教えてあげればいいのに。』

佳奈『教えたところで意味無いかな~って…。さすがに酷いことしましたかね…?』

千夏『ま、佳奈らしいっちゃ佳奈らしいし、良いんじゃない?サバサバしてて。』


佳奈『もう。ウチらしいってどういうことですかぁ~!』



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ