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66/665

No.66:小野 晃平

邦南|100 0

名関|000



西口(くっそ。思ったより手こずってやがる。)

小宮(うーん。チャンスで1本が出ない。)


西口(でも内容自体は圧倒してるし、心配することじゃねえか。これ繰り返してればいずれ崩せる。)



(こっちの村田は絶好調だしな。)






『4回の裏、名関高校の攻撃は、2番、センター、小野くん。』




村田『………。』


西口(粘ってきたとしてもコイツにお前のボールを前に飛ばす力は無い。追い込むまではコース狙わなくていい。ゾーンに集めろ。)




《さあ今日唯一出塁している小野に対しての初球!!》




ビュッッ!!!




ズバァァーーンッ!!!




『ストライク!!ワン!!』




小野(初球から甘いコース。際どいところ狙ってカウント悪くするよりかは、初球からグイグイカウント取っていく感じだね。)





ズバァァーーンッ!!!




『ストライク!!ツー!!』





《先程フォアボールの小野を2球で追い込んだ!》


西口(よし。それでいい。)




小野(追い込まれても追い込まれてなくても、俺のやることは変わらない。)




カキーン!




《外角真ん中のストレート。カットしてきます。》



西口(相変わらずそれか…。高めで釣るぞ。)




ズバァァーーンッ!!!




『ボール!!』




西口(見てきたか。)



小野(うん。これでいい。)





《第4球!!》




カーン!!




『ファールボール!!』





《今度も真ん中近辺への速いボール!しかし小野もカットしていく!》




西口(前飛ばす気ねえなら………)





ズバァァーーンッ!!!



【143km/h】




『ボール!!カウント2ボール2ストライク!!』




小野(甘い球でもいいからって、ストライクで攻めてきても、それをカットすることができればどちらにせよバッテリーは厳しいコースを突くしかなくなる。)




カーン!!




『ファールボール!!』




西口(ちっ。スライダーで一気に決めるぞ。)





カクッッッ




カーン!!





《スライダーに体制崩されるもなんとかファール。2番小野、ピッチャーに多く球数を投げさせます。》


西口(厳しく行くぞ!)




ビュッッ!!!




小野(アウトロー!!これはギリギリか!?)




(クサい球はカットだ!)




カーン!





《これもファール!!》




小野(ふぅ…。今のは危なかった。)


西口(くっそ厄介だな………。)

村田(ウザすぎんだけど。)





《さあ追い込まれながらも次が9球目!!!》




西口(手が出ないところ、ズバッと決めるぞ!)

村田(くたばれ!インコースだ!!)





ビュッッ!!!





小野(………!!)



西口(まずい!)





ガツーーーンッッ!!!!






【144km/h】



小野(………よしっ!)


《デッドボール!!粘って粘って9球目をデッドボール!!!1打席目は10球粘ってフォアボールの小野晃平、2打席目も9球粘ってデッドボールを掴み取った!!名関高校はこの試合初めてのノーアウトのランナー!俊足小野が一塁です!!》





水谷(さすがっすね小野先輩。)





『3番、ショート、水谷くん。』






小野(まだ俺の仕事は終わってないよ。)




《マウンド上、村田直政、今日二度目のセットポジション。》




村田(くそが…。リードでけぇんだよ…。)




《一塁牽制!!しかしこれはセーフ!》



西口(走ってくるか?)




《もう一度一塁へ牽制。これも楽々セーフ。》



小野(ピッチング能力は確かにかなり高いけど、牽制は上手くないし、むしろ下手な部類。)




(俺がピッチャーの集中を邪魔して、バッター有利に………!)



《水谷への第1球!!》


ビュッッ!!!




水谷(甘い!!)

西口(真ん中じゃねーか!!)


カキィィーーーンッッ!!!!





村田(ちぃっ!!)





《これはセンターへ抜ける!!クリーンヒット!!名関は今日チーム初ヒット!!4回の裏、ノーアウトランナー、一二塁で4番を迎えます!!》



村田(なんだあいつマジ…。厄介すぎんだろ。)



小野(よし。甘くなったボールを強打。さすが3番だね。雄史。)


水谷(小野先輩のお陰っすよ。)



『4番、キャッチャー、佐藤くん。』




西口(小野に掻き回されたな。ほんとああいうタイプは面倒だ。)




『タイムお願いします。』



《キャッチャー西口がタイムをとって村田のもとへ駆け寄ります。》








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