No.28:5月下旬
カキィーーーンッッ!!!
小野崎『おぉーー!』
酒井『これも行ったか?』
村田『すっげ。』
長澤『小宮さん、ヤバすぎね?』
ボサッッ……
西口『ナイバッチ。復帰戦で2打席連続ホームランかよ。ったくお前ってやつはよ…。』
小宮『たまたまだよ。出来過ぎ。』
長澤『なぁ、三重南北大附属って春の三重大会ベスト4だろ。』
酒井『うん。』
長澤『そんな相手からいとも簡単にホームラン。ほんとすごい人なんだな。小宮さんって。』
***
ズバーーーンッッ!!!
《ストライク!!バッターアウッ!!ゲームセット!!!》
三重南北|000 000 000|0
邦南高校|105 103 10x|11
長澤『三重ベスト4から11対0の完勝か。』
酒井『投げては大場さんが3安打完封。打っても小宮さんをはじめ、スタメン全員安打の15安打。』
村田『こりゃ甲子園も余裕でいけるな。ハッハッハ。』
酒井『調子に乗らない。』
長澤『それ。』
村田『まあまあ。俺はA戦のスタメンだから。』
酒井『どう?ライトは慣れてきた?さっきの試合ではほとんど飛んでこなかったけど。』
村田『天才だからさ。おれ。』
長澤『悔しいが打席では上手くチャンスを作ってたな。』
村田『へへへ。』
西口『調子に乗るな。』
村田『痛い痛い痛い痛い痛い痛い!! 』
西口『まだお前もライト守備といい課題多いんだから自覚しとけ。』
村田『いきなりプロレスの技かけてくるのはおかしい!!ふざけんな!』
西口『安心しろ。右腕は攻めないようにしてる。』
村田『そういう問題じゃない!!』
西口『あ、わかってると思うけどB戦先発だからな。準備しとけよ。』
村田『話を聞かんか!』
***
『ありがとうございました!!』
邦南高校|000 200 601|9
三重南北|000 000 000|0
酒井『高校初完封おめでと!直政!』
林『アホヅラやるやん。今日だけは褒めたるで。』
村田『その呼び方やめろ!クソ関西人!!』
林『せっかく人が褒めとんのに相変わらずうっさいやっちゃ。』
村田『くぅー!ほんとムカつく!!クソ関西人!!』
西口『村田。』
村田『!?』
西口『どうした?そんなビックリした顔して。さっさとダウンするぞ。』
村田『お前がいつもプロレス技かけてくるせいでお前に呼ばれると焦るんだよ。』
西口『そのタメ口やめればやめてやるよ。』
村田『やだねー!』
西口『相変わらず腹立つな。』
***
小野崎『すごいね。先輩たち。春の三重ベスト4相手にA戦もB戦も完勝だったよ。』
長澤『ああ。大騎もすっかりセカンドのレギュラーゲットしてるし、直政も大場さんの控え投手かつ、ライトのポジションを任されてるしな。先越されちまった。』
小野崎『でも、まだセンターとレフトは完全には固まってないし、夏のスタメンを諦めるのは早いと思うな。怪我人も出るかもしれないし。僕はまだまだ諦めるつもりは無いよ。』
長澤『だな。諦めるなんてダメだよな。』
小野崎『夏の抽選まであと1ヶ月。絶対にレギュラー番号ゲットしないとね。』
夏の大会の抽選会まで、あと1ヶ月を切った。
夏の大会始まるまでは試合の描写等は本当に最小限に抑えてます。
練習試合を何試合も書いてたら長ったらしくて間延びしてしまうので。




