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No.20:ファーストスイング!

カキィーーンッ!



大場『三井ナイバッチ!!』


酒井(8番の三井も繋いでツーアウト満塁。ここで打席に…)




『うおおおおお!!絶好のチャンスで回ってきたぜ!!グハハハハハ!!!』




『9番、ピッチャー、村田くん。』



酒井『力抜いてけよ。直政。』


村田『逸也はそこで指くわえて見てろよー。ハッハッハ。』


右投げ左打ちの村田は左バッターボックスに入る。



西口(初回の7失点を少しでも緩和するためにもここで得点しておきたいな。)






『なぁ、逸也。』



酒井『ん?』


長澤『村田、さっきのリリーフを見る限りピッチングはかなりの実力者だろうけど、バッターとしてはどうなんだ?』


酒井『ああ…アイツ…』


長澤『?』










『打撃センスも抜群だよ。』






カキィィーーーンッッ!!!!



林『冗談やろ…?』


慶野『お…。』


西口『…マジ?』







ボサッッ…






『やっぱ野球って簡単だなー♪』






長澤『投げては三者連続奪三振、打っては満塁ホームラン…。』


林(なんでやぁぁ!アホヅラに高校初本塁打負けたやとぉぉ!)


大場『思ってたより、やるな。アイツ。』


慶野『まるでお前が1年だった時みたいだな。入学したてなのに投打で大活躍。』


大場『さぁ。覚えてないな。』




酒井『ナイバッチ!!』


林『うぬぬ…。アホヅラに先越されたやと…。』


小野崎『結構飛んだねー!』


村田『はいはい満塁ホームラン。俺ってやっぱ天才?』


酒井『まさかこの場面で打つとは思わなかったけど。』


村田『は?俺は前からバッティング天才じゃん。今更何言ってんの?逸也。』


酒井『ははは。ジョーダンジョーダン。ナイバッチ!』


村田『フハハハハハ!!次はマウンドだぜ!』


酒井『良い感じで打てたか?』


村田『んー、わかんね。忘れた。』


長澤『無心で打ってグランドスラムか。すげーな。』


村田『まぁーな!』


酒井『………。』



小野崎『ん?逸也どうかした?』


酒井『いやいや、なんでもねーよ!なんだよ?』


小野崎『いや、逸也がなんか考え事してそうだったからさ。』


酒井『はは。勘違いじゃね?』


小野崎『そっか!てか、直政、やるね。』


酒井『バッティングは得意だからな。アイツ。単純にバッティングは。』


小野崎『ピッチャーとしても、バッターとしてもセンスの塊だね。』



村田『フハハハハハハ!!』





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