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ミザントロープは、


 いつの間にか寝ていたらしく、ソファで寝ている私の隣に居るのは、リンではなくお父さんになっていた。



「お父さん!」



 全力で抱きついたら、お父さんが少し倒れかけたけど、すぐに体勢を整えて私に向き直ってくれた。



「お父さん!おかえりなさい!!」

「はいはい。ただいま……夕飯、皆は食べたけど、ルカはどうする?」

「一人で?」

「お母さんもまだだよ」



 パタパタと私たちの様子を見ていたのか夕飯の準備を始めるお母さん。帰ってきてたんだ。



「お姉ちゃんは?」

「お客様の前で、家の人間が食べないとか出来ないだろ?皆と一緒に済ませたよ」



 ……私は寝てたけど、良かったのかな?



「ルカは最近本当に体調を崩しやすいな」



 お父さんが頭を撫でてくれる。至福!

 でも、『秋月ルカ』には何にも感じさせない目をしていた。疎んでいる訳でも蔑んでる訳でもない、ただ『秋月ルカ』に興味がないと言わんばかりのあの目…。

 突然不安になって、私はお父さんを盗み見る。仕方ない子だと私の頭を撫でてくれるお父さんに不安のままに疑問を口に出す。



「……お父さん、私が家を出たらどうする?」

「相手をまず殴るし、渋りに渋って婚期を遅らせる」



 何か思ってた返答とずれてる!

 にこりと、マルは仕方ないとして…って、なんだか笑顔が黒い。



「ルカちゃん、進学の話?」


 お母さんが、何か将来の夢が決まったの?ってニコニコしてるんだけど。違うよ。居なくなったら心配してくれるかって話なんだよ。


「寮には入れない。うちから通える所にしなさい」



 お父さんが何か言ってるー。

 話が進まない。仕方ない。



「うぅん、家出の話」



 両親に正座させられた。

 お母さんに泣かれるし、お父さんには何が不満だと聞かれて、お風呂から上がってきたらしいお姉ちゃんに話の流れを説明し叱られた。



「まさか、もうすぐ…」



 あ、お母さんが自分の考えで真っ青な顔をしている。

 お父さんとお姉ちゃんまで難しい顔を。……どうしよう。

 ……心が飢えていたから愛情の確認をしたかっただけなのだけど。



「ルカ」


 リビングにリンが顔を出してきた。



「リン」

「……何故、正座させられてるんですか」

「家族愛を確認しようとしたら」



 呆れたと言わんばかりの目が突き刺さる。



「……桜田が僕と君に話があるそうなのですが、ルカの部屋で良いですか?」



 すぐにリンが居るなら良いよ。と答えようとしたけど、……あれ?なんかやだな。と感じたので答えを渋ってしまう。



「?どうしました」



 あ、リンが不思議そうな顔をした。



「うぅん、リンが居るならいいよ」

「……そうですか」



 ようやくそう答えたら、リンが私を見つめ怪訝そうな表情をする。

 どうしたの?



「夕飯を食べてからね」

「はーい」



 お母さんの言葉に頷いて、ご飯を用意してもらった。

 テーブルに並べられていく品々に………この中に悪魔の料理があると思うと少し複雑なのだけど……美味しかったよ、アディー。


 自室で夕飯を食べ終わったと報告しようと携帯を取ると、あーたんと会長からメールが有った。

 狐様の暴走は、あの件に関わった人のみらしいので、神取も多少関わってたし…特に太刀川さんは仕方ないらしいとして、私には仕事関係ではなく縁関係の祝福がなったようだ。ーーお母さんが忙しかったのはただの偶然か。

 縁かー…、佐伯さんが突然現れたのはそのせいだろうか。

 『私』の記憶の『お兄ちゃん』に似てる。

 それと、あーたんのメールは少し長かった。光原母は記憶が少し混乱しているらしく、明日精密検査をするらしい。



 ーー記憶が混乱?



 そういえば、アディーが万葉さんが怒っていると言っていた。万葉さんが怒る案件かー。嫌いなのはどこかの天使……『この土地』を上手く利用している天使。

 じゃあ記憶の混乱は天使の仕業で狙われているのは、光原母?

 でも、市長が無表情を通す理由は?

 む、情報が足りないのか、混ぜちゃいけないものがあるのか。うーむ…。



「ルカ、片付けに手間取っているんですか」

「リン、雅さんーーと、佐伯さん?」


 考え事を長くしすぎていたのかリンと雅さんが部屋に……佐伯さんまで来た。

 何故この人が、という疑問にリンが眉間をトントンと叩いて、怒りを静めているらしい。



「……ルカの部屋に入りたかったそうです」



 予想以上にどうでもいい理由だった。



「リン、大切な話があるんだよ!」

「わかってます。桜田が思いっきり殺気だっているのに気にしないこのアホのスルー能力、僕も欲しいです」

「まあまあ、天使とか悪魔とかオレ、知ってるから気にしないで」



 あ、リンが近くのクッション掴んで佐伯さんに投げつけた。……クリーンヒット!



「……声が大きい」



 リンも殺気だった。



「ご、ごめ…」

「防音するぞ」



 雅さんがドアは開けておくぞとも一言添えた。

 ……確かに自室に異性二人って、いくらリンが居てもお父さんたち心配するか。

 佐伯さんは帰りそうにない。

 座る事を勧めたら、佐伯さんは机の椅子に座り、リンと雅さんは床のクッションに座った。それに習って私も床だ。

 ついに本当の事を言う日が来てしまった。と、心臓がバクバクしている。

 なんだか空気も重たい気がしてきたー… と周りを見回したら、雅さんがそうそうと、



「私とルーは転生者だ」

「ああ、そうですか」



 ………ん?



「まあ、ルカは記憶だけでしょうが」

「私は人格ごとだ」

「だから時々父に叱られてる感覚になるんですね」

「いや、もっと年上の……初老の段階だと思うのだが、私も時々年甲斐もなくはしゃいでしまう」

「肉体年齢に引きずられてですか?」

「そうだな。あと学生の中にいると、自然とな」



 なんだろう。明日の予定ってなんだっけ?くらいの軽さで私がひた隠しにしていた事実を会話していくリンと雅さんに思考が停止する。

 ハッ!とし、佐伯さんを見たが少し驚いたくらいで、へえーっと感心している。なんで?転生者だよ!!もっと驚いてよ!!

 貰いたい反応じゃなかった事に地団駄を踏んでいると、それに気づいたらしい佐伯さんがクスクス笑い、



「ルカちゃん、リンって何の孫?」

「え?天使ー…」



 あ、リンの方がビックリ人間だった。



「あと、悪魔の子供の藤咲もいるな」



 雅さんまで!



「びっくりして欲しかったんだよ!」



 私は拗ねた。それにリンが呆れて



「天使は転生に驚きませんよ。うちのジジイもおばば様が亡くなったらするんですし」



 ……私が吃驚した。



「なんで!?」

「人間の伴侶を持った天使は、穢れを落とす為に生まれ変わってやり直すんですよ」

「穢れ?」

「……って言われていますが、天使の伴侶だからと人間が必ず神の使徒に相応しいかといえば、そうでもありません。天界に連れていけない以上、別離が必ず訪れます。その時に天使が狂わないように、天使の伴侶への気持ちを伴侶に持って逝って貰う為の儀式をし、新しい天使へ生まれ変わるそうです」

「なんで、新しい天使になるの?」

「僕には関係ないと教えられていません。まあ、かなりの力が必要らしいので、そのまま消滅する天使もいるそうです」



 ……それって処罰って言わないの?

 自発的にしてるの?



「まあ、って言う話をオレは、リンのじいちゃんとばあちゃんからよく聞いてたから、今さらねえ」



 私の葛藤は何だったんだろう。



「じゃあ、この世界が前世でplayしてたゲームに似てるって言ってもびっくりしないんだね」



 しょんぼり、と俯いたら雅さんが肩をポンポン叩いてきた。

 なんねん?

 あ、顔を上げたらリンたちが固まってる。



「ゲーム……?」

「ついでになんてタイトルですか?」

「成人指定パソゲー『天使と悪魔の楽園』だな」



 雅さんが余計な情報を!!リンが無言で立ち上がってチョップしてきた。



「なんて物をplayしてるんですか!頭がピンクなのか!?破廉恥ですね!遵といい勝負です」

「やだーっ!あーたんと一緒にしないで!!成人してたよ。独身だったよ!!彼氏いない歴、生前プラスαだよ!?」

「じゃあ、きちんと法は守ってたんですね」



 リンの言葉に私はツーッと目線を逸らす。



「……高校一年くらいだったかな……?」



 頬に手を置いてぐにぐにしないでください。ま、負けない!!




「今じゃないよ。生前だもん!今はピンクな思考から離れて生きるんだ!!お姉ちゃんとリンだけが生き甲斐だ!!」

「それなら、よし!」

「いや、良くない。ここから、リンに取ってさらに聞きたくない話になる」

「なんですか」



 そこから、雅さんがどの人がゲームキャラとして出てきたのかを簡潔に話、私が家族と不仲な悪女だったという説明を受けた瞬間、一気にリンが「……ないな」と呟いた。あるんだよー。



「そして姉に恋人がいる。隣人で同級生だ」



 リンが……雅さんを凝視している。



「同級生……?」



 呆然と呟き、私を視線を向けたリンがいつもの自信に溢れた瞳ではなく、不安に揺れている。



「華藤林之助ーー通称『リン』だ」

「……僕は?」

「いない」



 顔を手で覆い隠し、何かを考えているようだ。



「話を続けても?」

「いやいや、待ってよ。雅君、どう考えてもリンが動揺してんだから、ちょっと待とうって」

「君はさらにいないが?」

「オレまで攻撃しないでくれないかな!?」



 オロオロと、リンの為に話を中断すべきか雅さんに話を進めて貰うべきか悩む。



「ルカ」

「ひゃい!」

「……間違って、僕を応援していたんですか?」



 泣きそうな、不安定な、居場所を無くしたような表情で私を見つめるリン。

 間違って?

 そうだ。ゲームでファンだったのは姉とその恋人の筈だ。じゃあ、リンは間違いなんだ。間違いー…?

 間違いなの?

 だって、『秋月ルカ』の記憶を思い出した私はアレが嫌いで嫌悪している。

 ーーアレは、『秋月ルカ』を自分の欲の為に利用した。

 お父さんに容姿が少し似ていた。どこまでも優しかった。だから、欲しかった。ーー望んだ形でない形で手にいれた記憶。

 むなしかった。さらにお姉ちゃんを『秋月ルカ』は嫌わなければいけなくなった。

 どうして、もっと、お姉ちゃんを大事にしてくれる人じゃなかったんだ。と、理不尽な怒り。

 私は下唇を噛む。

 ぎゅうっと、悔しさで噛む。ーー泣きたくない。

 アレの為に泣きたくない。



「ーーリンが良いの」

「間違って…」

「違う!『秋月ルカ』を好きにならないリンが良いの!!」



 ギリギリと下唇を噛んでいたらなんだか変な味がしてきた。……拭ってみたら、血が滲んでいたみたいだ。



「……それは僕が天使の孫だからですか?」



 ーー意味がわからない。なんで悲しそうに聞くの?リンだから、ーーリンが良いの。

 リンじゃなきゃダメなんだよ。



「リンが好きなの」

「はい」

「お姉ちゃんを幸せにする相手はリン以外嫌なんだよ」

「……」

「ゲームが運命なら、私はねじ曲げる」

「……どうして」

「だって……っ」



 ぐしゃっと顔が歪む。当たり前なんだよ。もう、当たり前の事を疑われていて悲しい。


「リンはー…ッ」


 どんな我が儘も呆れながら叶えなくても流さずに話を聞いてくれて、頭を撫でて欲しいとねだればしてくれるし、守ってくれたり……、うまく説明できないけど事がもどかしい。

 強気だった想いがリンの前だと一気に心苦しくなって、罪悪感に形を変えてしまった。

 雅さんが私がうまく説明できないことを感じたのか口を開く。



「ーールーの人格は分裂している」

「は?」

「どの人格かが与えて良いと感じた情報しか与えてない可能性がある」

「……リンという名前だけで僕を選んだと?」

「その可能性はあるだろうな。アレ以外なら誰でも良かったとな」



 雅さんの言葉にリンが無言だ。



「り、リン」

「何ですか」

「あのね。運命じゃなくてもいいの。リンならいいの」


 あ、リンが何か考えて特大のため息を吐いた後にー…、



「媚びるな」

「え?」


 底冷えのする声に震える。

 媚びるなって、誰に?媚びてるつもりはないよ。リンがいいだもん。私の意志だよ?



「なんで、怒らないんですか。記憶違いなら仕方ないと笑えるかもしれませんが、誰かに誘導されての間違いでしょう。へらへらと何故、僕が良いと言えるんですか。自分の言葉がいかに薄っぺらくなったのか理解しているんですか」


 リンの言葉がうまく自分に入ってこなくて必死に飲み込もうと意味もなく喉を何度か鳴らす。



「で、でも…ヒントを見落としてきたのは私だし」



 ゲームと違ってヴァイオリンを弾くリン。

 『秋月ルカ』の初恋の相手なのにリンを敵視していた泉さん。

 行きたかった学校を止め、恋人と一緒に(・・・)進学する学校を選んだ『秋月丸代』。

 天使の孫……。雅さんの言葉。



 まだ考えればあるかもしれないけれど、全部、無視してきた。



「やっぱり、私が悪いのかなって」



 皆が黙った。何か考えている仕草だ。



「思ったんだけどさー」


 佐伯さんが机の上に『ふじさき』と並んで座らせていた『るぅ』を抱き上げながら、私たちを見ている。




「ルカちゃんってネガティブな性格をしているね」



 あ、リンと雅さんが驚いた顔した。ーーネガティブ?

 どこがだろう。よく泣くからかな?



「だって、リンの暴言を当然のごとく受け取ってるし、自分が騙されてたことよりも、そのせいでリンが離れていかないように自分を卑下したり」

「和臣は、ルカを知らないでしょ」

「あ~、性格は今日知ったけど……なんか必死な感じがする。今は騙されてたことより、リンが傷つかないように必死な感じ?まあ、形振り構ってたら、オレみたいにリン君に一度距離取られちゃうからねー」

「……悪いとは思っています」

「別に。リン君が世界の中心ならそれでも良いんじゃね?」



 『お兄ちゃん』に似た容姿で皮肉げな茶目に晒されると私と一緒に『私』も震えたように思える。



「ルカちゃんの中で、運命とか関係ないくらいリンが好きだってことは信じてるんだろ?」

「……当たり前です」



 その言葉にほっとする。


「それにリン君、卑怯な事ができるしね」

「うるさい」



 憮然とした表情をしながら、佐伯さんを睨むリン。何が出来るんだろう?

 佐伯さんの態度でなんとなくリンが仕方ないなと云うように態度を和らげてくれた気がする。



「で、そのゲームシナリオって予言書みたいなもの?」



 どうやら、天使や悪魔の話を受け入れてるだけあり、佐伯さんは柔軟なタイプのようだ。



「いや、一からのリセットは今回が初めであってリンが当事者になった事と『天久ルート』をルーが潰した結果、シナリオは確実に狂っていてどうなるかわからない」

「一からじゃないのが有ったの?」

「光原暎ーー男主人公様が三年になり、女主人公様が『神光』に入学した所からのループを何度か体験した。終わりーーリセットの条件は曖昧でわからなかったが。主人公二人が特別扱いされていたのは確かだ」


 佐伯さんの疑問に淡々と答えていく雅さん。



「へえ、その二人に何か有るの?」

「セラかアディーの契約者に必ずなる」

「え"?」



 驚きのあまりに変な声を出したら、三人の目が……っ。


「悪魔と天使、同時に契約してたんじゃないんですか?」

「ああ、ゲーム仕様はそうだったが、お互い空気だったろう?実際はどちらか一方としか契約していない。女主人公がセラと契約すれば、アディーは男主人公と。セラが男主人公と契約していれば、アディーは女主人公。これだけは変わらなかった」



 セラ様、私、本当に前代未聞だったんですね。主人公様方が出来る事なら私も平気ーとか思っていましたよ。

 そして、歌う牧師の言葉がだんだん意味が不明に……歌うだけのおじいちゃん?



「どうしたの?ルカちゃん」

「歌う牧師が」

「何その変なあだ名!!」



 大笑いする佐伯さんを無視して、雅さんに視線を向けたら嫌そうだ。


「私があれを嫌うのは、彼が運命確定を歌うからだ」

「運命確定?」

「セラがどれだけ頑張ろうとも、『天使ルート』で不幸な終わり方をするEndがあるだろう?『天久遵』のルートはとても祝福されたものではなかった。ーー物語も終盤という辺りでもう逃げられないぞと歌う姿に実に不愉快だった」


 確かに『天久遵』の姿をした狐様だ。『天久遵』が居なくなった天久家で狐様と幸せな未来はないだろう。そして、雅さんは見てきたのだから断言している。

 『天使ルート』、そういえば、


「あ、市長が天使の鐘の音は『運命の警鐘』だと、その道に本当に進んでいいのか考えろという警告みたいなもの的なことを……ラブハプニングを持ってこないって言ってました」



 私の言葉に雅さんが額を押えた。



「君は騙されもするが、何気に情報を貰ってくるな」


 市長にゴミを見る目をされたけど、へりくだり続けたら結構情報貰えた気がするー。



「全体的に何か餌をあげたい気分になるんですよね。ほら、学校に迷い込んでくる猫とか犬とか」

「ああ、駅前にいるとなんとなく触ってみたい感じがする奴か」

「ルカの欲しい情報を教えるとものすごく目だけじゃなく周りがキラキラ輝くんですよ。ただ、聞きたくなかったり、飽きる内容だとあからさまに目を輝かすのを止めて、周りもどんよりと暗くなる」

「……リン、もしかして、天使の人の気持ちがエフェクトとして見える能力を持っていたりするのか?」



 雅さんの言葉にリンが固まる。



「うん、そのせいで余計に追い詰められたんだけどなー」



 佐伯さんが、固まったリンの代わりにあの時は大変だったと答える。

 その、あの時の説明があるのかと期待して佐伯さんを見つめたが、佐伯さんに「内緒」と軽い調子で拒否された。


 そのせいで気まずくなり、そのまま会話が続かなくなると、お父さんが顔を出したので雅さんが防音の効果を取り消した様だ。



「ルカ、具合は悪くないかい?」


 心配されてる!!


「具合は平気」

「そう?でも、いつも寝ている時間は過ぎているから、お風呂にも入るよね?リンくん、そろそろ」



 お父さんの心配はもっともなので、リンが雅さんと佐伯さんと一緒にリン宅に戻ってしまった。私もお風呂に入り、自室でベッドに入りはしたけれど、もっとリンや雅さんと話し合いたいと念じたり、セラ様に光原さんとココさんの為に私が出来ること念じて聞いてみたり……、何故か、アディーがセラ様への質問の答えを返してくれた。



 天使の為に返事をもらってくるって変な悪魔になってきたなアディー。




 




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