赤パン野郎にはご注意を
翌日、電車で桜ヶ丘高校に向かう。
すると目の前にBLアニメに出てきそうな顔立ちの良いカップル。
受けの方は寝ていて攻めの方は起きていた。
※こちらの妄想も入っています。
すると、見ていたのがバレたのか攻めた目があった。
(ヤベっ!見すぎてたか?)
すこし動揺していると…
男が開けのおでこにキスをした。
(はっ!!公共の場でKissだと!!!!!!!!)
「〇〇駅〜〜」
アナウンスがなりドアが開く。
「起きろ!行くぞ」
男の肩で眠っていた男を起こす。
眠い目を擦りながら起き上がる。
「うん」
2人は出ていくが、キスした方が後ろを振り向き口パスでこういった。
「あげないよ(キラッ)」
すると、最後にウィンクをして出ていった。
イラッ!!
ドアが閉まる。
「いらねーよ!!」
次の駅になり着く。
歩きながらイライラがおさまらないまま学校へといった。
足が重い。
そう私は望んでいない男子クラス。
私1人女という地獄のようなクラスに配属されてしまった。
その2日目となる。
一息し、ドアを思いっきり開ける。
すると…
「誰もいない…」
落ち着いていると
「なこ」
後ろから美声がして驚く。
後ろを向くと星影がいた。
「にゃーこ…」
「おはよ、なこ」
「お、おはよ…」
そう挨拶を交わすと、なぜか、ナチュラルに席を隣にして私の肩に彼の頭があった。
そんな中、続々とクラスメイトが集まってくる。
普通に挨拶を交わす。
すると、先生が現る。
「おはよ、山田」
「おはざす、先生」
「すげークマだな」
「それはそうでしょうね…」
(入学したらこんなことになってんだから…
寝たくても寝れねーんだよ!)
「そう言えば、今日はお前と“夕日”だからな」
高宮先生からそう言われると、ピントと浮かばなく問う。
「夕日?……誰ですか?夕日って?」
「いただろ?夕日蓮也。お前たちのクラスメイトだ」
「にゃー、知ってる?」
「知らない」
目を閉じてそう言った。
「知らないそうです」
「それでも一年は同じクラスなんだから、挨拶くらいしとけよ」
「で、その夕日さんはどこに?」
「保健室だ」
「保健室!?おい、それ“いる”っていうんですか!!」
机を叩きながら話す。
「そーだ」
気だるそうににゃーこがぽそっとつぶやく。
「それでも、同じ日直なんだから連れてくるか挨拶くらいはしてこい」
「本当に来てんですか?」
「来てたぞ。さっき見かけたし」
「え…」
「なんだよ?」
(見かけたなら、そこで言っておけよ。
教室に来いって……)
「まあ、分かりました。じゃあ、にゃー、一緒に」
そう話していると先生がいう
「星影は頼みたいことあるから俺と一緒に職員室な」
「えー」
「だから、1人で行ってこい」
(クソが…)
「何かいいたいのか?」
「何もありません」
不貞腐れてそう言った。
保健室向かって歩く。
「……にゃー取られちゃったし」
(まあ、仲良くなるというか挨拶くらいならやっておいた方がいいか?)
花子は前向きに歩いてた。
保健室前。
「保健室登校ってことは、何か悩み抱えてるのかな……なんか、心配になってきたな……」
そう思いながら、そっとノックする前に——
「ガタンッ!」
中から大きな音がした。
(まさか……抱え込みすぎて!?自殺とか!?)
「自殺はやめて!!」
そう言い、勢いよくドアを開ける。
そこには――
「……は?」
目の前には、一つのベッドの上で、シャツを着たまま赤いパンツを履いた男と、服装の乱れた女が並んでいた。
「ぎゃ!!他に女が来るなら言ってよもう!」
「ごめんね、ブッキングはしてないと思ってたんだけど…」
(おいおいおい!!
なんだ?この腐った人間たちは!?)
冷静になり、そいつらを見て話す。
「あの、ここに夕日くんは来ましたか?」
「俺だけど?」
(あれ?私の耳なんかおかしいのか?)
よし、無視しよう。
「見ていないということですね」
メガネをぐいっとする。
「何この女?変じゃない?」
(それはお前だよ。性欲満タン女!!)
鬼瓦の顔をして女を睨む。
「何よ……」
「お前……もしかして、山田花子か?」
「え!?
山田花子ってテンプレみたいな名前がいるの?
やばい!笑える!!」
笑っている。
「私の名前を笑ってんじゃねーよ!
クソババアが!!」
「バ!ババアって何よ!私だって同じ高校生なんだけど!」
「厚化粧しすぎてババアにしか見えんわ!!」
そんな会話を聞いて夕日が笑っている。
「笑ってんじゃねーよ!!
う〇こ男が!!
テメェらのせいでここ全部モザイクだよ!!
少女漫画世界を返せ!!この野郎!!」
花子はヤンキー寄りの声量で怒鳴った。
「何?そんなに怒って?期待と違った?
なんか、ごめんね〜」
何も感じていない男を見て花子はここを出ようとする。
「心のこもってない謝罪はいらんわ!!
帰る!!」
踵を返し、出口へ向かう花子。
「本当にもう帰るの?一緒にどう?」
振り返り言う。
「黙れ、地球のゴミが!ここは学び舎だ!!」
ドアを“バンッ”と閉めた。
「何?あの女?やば…」
女はそう言ったが、男は笑っていた。
職員室に向かった花子。
高宮先生の前でイライラを露わにした。
「おいおいおいおい!!
ティーチャーよぉ〜!!!!!」
「お!山田!いいところに!
星影にも持って行ってもらったんだが、これも持って行ってほしくてな」
そう言いながら先生は花子を見た。
「…なんだその顔は?」
睨む。
「あのこと知ってて私を保健室に行かせましたね?」
「保健室に行きづらいって声があってな、助かったよ。ありがとう」
完璧な笑み。
「私を便利屋扱いするな。
次やったら世界の裏組織に送ります」
「……どこだよ」
「聞くな」
「反省したから、これ持って授業戻れ」
「持っていくわけねーだろうが!
自分で持っていけ!」
職員室のドアをバンと強く閉めた。
「すいませんでしたー」
先生の反省の声であった。
教室に戻ると…
疲れ切った星影がいた。
すぐさま、自分の席に行った。
隣の席で寝ている星影を見て思う。
(なんか、にゃーが癒しの存在に見えてきた。
なんか、感動なんだけど……。)
「天使よ、悪魔に負けるな」
寝ている星影を見てそう言った。
すると、
「ヒーローアニメの話」
「違うよ。ハートフル癒しアニメ」
ニコ
幸せな空間や。
「あの2人、仲良くなってるな」
「本当だな」
そう花子たちを見て話す男子たち。
すると、
「よ!夕日!もうすぐで遅刻だぞ?」
「大丈夫さ、朝から来てたし?」
「嘘だろ?」
「嘘じゃねーよ!
高センにもあったし…ほら、花子ちゃんにもあったし!」
視線が花子に集まる。
花子と夕日は視線が合う。
「だよね、花子ちゃん!」
(さっきの赤パン男…じゃん…)
花子は、会いたくなかった男がクラスに現れた瞬間、思いきり顔に嫌悪の色を滲ませた。
男は明るいオーラを振り撒き、花子のほうへ歩み寄ってくる。
「やほー!さっきはごめんね!」
そう言いながら、花子の机に座ってきた。
花子は口を固く閉ざし、地蔵のように固まった。
「夕日?」
星影がぼそっと言う。
「やめな!話すと変態になるよ!」
「どういうこと?」
そんな会話をしていると
「山田さん、もしかして夕日と」
花子を茶化すクラスメイトAの声が聞こえ、鬼のようにして睨む。
「すいません」
花子を見て男は謝罪していた。
「私の机に乗るな!」
叱責されると、男は軽い調子でヒョイと体を下ろした。
「ごめんね、花子ちゃん」
「私の名前が腐るから呼ぶな!!」
「どうして怒ってんのさ?分かんないんだけど?
もしかして俺のこと好きだった?」
何も分かっていない相手の発言に苛立ちが募る。
「本当、無理なんだけど」
「どうしてダメなのさ!」
そう言いながら夕日は、花子を肩を触ろうとすると星影が夕日の手を止める。
「なこが言ってるんだからやめろよ」
星影が言う。
「……それは、ごめんな」
夕日は適当に謝罪をした。
花子は不機嫌オーラぷんぷんは他の皆にも感じ取れるほどのものでした。
すると
「何かありましたか?」
私にハンカチを差し出してくる。
「はっ……! プリンス……?」
「君のプリンスなら喜んで」
そうニコッと優しく微笑みながら言った。
(エレガント!!)
花子は尊い男に拝む。
その人はこれからプリンスと呼ぶことにした。
その状況を見ていた夕日は
「俺とは違う反応だな……」
と呟いていた。
「女を泣かせるとか最低ですね」
プリンスがそう言った。
(そうやろ。そうやろ。
ごもっともやろ?……でもごめん。これ、嘘泣きや。)
「そんなに俺のことが好きだったの?ごめんね?」
空気が読めない夕日にイラッとした。
夕日の胸ぐらを掴む。
「っ!」
睨みつけながら話す。
「おい、テメぇ!
調子乗ってんじゃねーぞ?
私みたいな価値ある女性がテメぇみたいなゴミを好きになるはずねーだろうが!!」
「そこまで言う?」
そうクラスメイトが言う。
“反論があるからかかってこい”と目で言った。
「すいません」
男は引き下がった。
「私はな、テメぇみたいなのが大っ嫌いなんだよ!」
「何それ冗談?笑える〜」
(冗談じゃねーよ。このクズが)
花子は夕日に離しても無理だと分かり、諦めた。
「なこを馬鹿にする奴は害虫以下だ」
「悪かったよ。
そんなに、僕としたかったなんて思わなかったよ」
(話が通じない!!
もう!!イライラを超えて萎えるのだが!?)
「思ってねーよ!!!!」
「もしかして花子さん、見たんですか?」
メガネくんがそう言う。
((( え……… )))
そう言いたげな顔をしている人が多くいた。
「はい……(泣)」
「それは災難だな」
クラスメイトが同情してくれる者もいた。
「俺の裸で中和しとく?」
アホもいた。
「お前バカか!!!」
そう、ツッコミもできない。
死んだ目で見つめた。
「すみませんでした」
服を着た。
バンッ!!机を叩く音が響く。
「私が言いたいのはな!
やるなら他人に迷惑かけねぇとこでやれ!!!」
「でも、反省してるし」
「結婚してないからまだセーフじゃね?」
そう言うクラスメイトもいた。
その男たちを見て言う。
「“一人の女も大事にできねぇ男が、未来を語ってんじゃねーよ!”」
「「すみませんでした!!!!!」」
花子はハッキリと言う。
「そんなマインドで私の敷地に上がるんじゃねぇ!」
(スカッとした!!!)
「どうして?どこがそんなにダメ?」
「分かってねーな?全部だよ!!全部!!
まず性格!性格をどうにかしろ!!
そのチャラチャラした話し方は嫌いや!
そして私はロン毛は好かん!!
より、坊主の方が好きや!!」
(好みの問題じゃん…)
そうクラスメイトは思った。
「席につけ!!ホームルーム始めるぞ!」
先生が来て皆が席につき落ち着いた。
翌日。
「なっ!!」
目の前の夕日が――
坊主になっていた。
「全部捨ててきた」
そう言った。
(えーーーーー!!!!
それ、私に言われたから坊主に!?嘘でしょ!?
てか、スラムダ○クの桜○に!!)
花子は自分の頬をペチン。
「どうしたんだ?」
「大丈夫?」
心配する声。
「大丈夫……」
(全部……捨ててきちゃったの?
私、捨ててなんて言ってないけど?
何も言わないわけにはいかないよね?)
そう思い、夕日の目を見て言う。
「似合ってるんじゃない?」
そう言うと夕日は
「そうかよ…」
頬が赤い。
(え…)
夕日は席に座った。
(なんなん?この展開は!?)




