無念からの決意
今回は文書短いです。
「親父は先月から海外に出張に行ってるか無理だな。」
帰れる方法がわかるかもしれないと思った矢先にこの言葉って…てか、社長って出張するの!?
「じゃ、じゃあいつ帰ってくるの?明日?明後日?」
「来月ぐらいだな。」
「そ…そうなんだ…忙しいんだね…」
長い!早く会って話聞きたいのに~!てか、社長が海外に出張って会社的に大丈夫なのか!?そう考えていると私が寂しがってなると勘違いしてくれたのか嵐が頭を撫でてきた。
「ヘタレ…失礼。海斗のお父様は現在海外支店を作るために行ってるので仕方ありませんよ。早くお礼を言いたいという桜の気持ちもわかりますが、こればかりはどうしようもありません。」
「そ…そうだよね…大事なお仕事だし…」
いや!海外支店をつくる程ってどんだけデカイ会社なの!?それなのにその息子の海斗はアイドルってどういう家庭なの!?そっちも気になるわ!
「本当は親父と連絡取れれば良いんだけど時差とかあるし、俺自身親父と仲が良くないんだよな。親父の奴、此方にいた桜の事ばかり気にかけてたしな。今考えればどうして気にかけてたかわかるが…此方の桜じゃなくてお前の事気にしてたんだろうな…」
「え…じゃあ…私はやっぱり居ない方が良いんじゃ…」
「「駄目だ/です」」
「うわ~…息ぴったり…」
「「誰がこんな奴と!/ヘタレとですか!」」
「そういうところだよ…」
同族嫌悪なのに息ぴったりなのかぁ…いや、だからこそ合うのか?お互いの事苦手なのに気が合うとこがあるから。
「桜?何か変な事考えていたりしませんよね?」
「か、考えてないよ!」
ひぇ…笑顔なのに目が笑ってない!普段真顔の人がたまに笑うと怖く感じるものなのか?普通はギャップ萌えだと思うんだが…
「お~い、桜。それ以上何か考えるのは止めとけ。嵐の奴の顔が凄いことになってきてるから。」
そう言われて嵐の顔を見るとさっきより笑ってるよ!相変わらず目は笑ってないけどさ!嵐の事は怒らせないように気を付けよう…
海斗のお父さん、いろんな事情があり出せませんでした。二人が対面すると海斗と嵐にとって良くないことが起きますからね。




