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腐女子と女装娘とプロレズラー  作者: 桂虫夜穴


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23 尚。頼むよ!ヨッシーの究極のお願い

[ 早乙女 好子・ヨッシーの場合]


「尚!ありがとう。でも、もういいんだよ。

 過ぎた事なんだよ。だから話したんだ。

 現在進行形なら話せないよ。

 蒸し返すつもりじゃない。

 私と言う人間を知って欲しかったんだ。

 私と言う生の人間を。私のリアルを…

 それでも生きてるんだって事

 知って欲しかったんだ」


全てを話して、すっきりした。清々しかった。


「わかったよ。ヨッシーがそれでいいなら

 僕は何も言わないよ。取り乱してごめん…」


尚は受け入れてくれた。そして理解してくれた。


「やだよ!私は、納得出来ない。

 ヨッシーが、ヨッシーが、かわいそうだよ。

 エーン」


ナミがこんなに物判りが悪いとは思わなかった。

って言うか、私の事を思っての事か!

ありがたい事だね。こんなに肩を振るわせて…


「また、この娘は、今度は泣き疲れか?

 膝枕してやるから、ほら、ちょっと横になりな!」


「わー!ヨッシーの太腿柔らかで気持ちいい!」


「いい気なもんだね!

 泣いたカラスが、なんとかだよ。

 まっ、いいかっ!」


尚のグラスにジンジャエールを注ぎなごら大事な話をした


「尚!折行ってお願いがあるんだけど…」


尚はチビチビやりながら応えた。


「何?いつもの、とんでも頼みは、いやだよ。

 それ以外ならいいけど....」


「大した事じゃないよ。」


そう言いながらグラスのコーラを飲み干しテーブルに置いた。"カラーン"グラスの氷が小さく鳴った。


「私の処女を奪って欲しいんだ…」


"ブッ!"尚がジンジャエールを吹き出した。


「わっ!汚ねーなぁ!ほらタオル!」


「ケホッ、ケホッ!」


思い切り咳き込んでいる。その背中をナミがさすっている。ナミったら速攻で立ち上がったね。


「ヨッシー!ケホッ!ビックリさせないでよ。

 何を言ってるのさ?訳がわからん!」


「本当だよ!何言ってるの。思わず飛び起きたよ!」


「だから、処女膜破って欲しいんだよ…」


「ええーー!!」


「こんな事、尚にしか頼めないからなぁ…」


「何そんな乱暴な言葉をしみじみ言ってるんだよ。

 それに処女って?!?

 だって、おじさんに、性被害受けたって....」


「ああ、いつも寸での所で私が凄く痛がるから

 やめてたんだ。

 その内、慣れてほぐれて

 やれるかもって思ってたんじゃない。

 でも、その前に私が強くなったからさ。

 途中で、断念したんだよ。

 あれってさあ、お義父さんが優しかったから

 あれ以上進めなかったんだよね?」


「何言ってんのよ!

 優しかったら、はなからそんな事しないよ!」


「手厳しいね!」


「それより、尚君に何頼んでんのよ!

 バッカじゃないの!

 そんなの愛し合って自然の流れでやる事でしょ。

 失礼だよ。尚君に。」


「しょうがないだろ。

 こんな事、尚にしか頼めないし、

 尚にしか出来ないんだよ。

 私このままだと生涯、未経験で終わっちゃうよ。

 他の男だと身体が拒否反応起こすからな。

 尚なら反応検査済みだし。

 ハグだって…

 おでこスリスリだって出来たからな。

 間違いないよ。尚は私の身体に適合してる!」 


「逆でしょ!ヨッシーが

 尚君に適合してるんでしょ!

 尚君が女の人みたいに綺麗だから

 違和感が無いんだ。

 それに尚君がヨッシーの事好きだって

 わかったから 擦り寄ったんでしょ。」


「どっちでもいいだろ。同じ事だろ!」


「違うよ。好きか!好かれてるか!ぐらい違うよ!」


「それも微妙だな。私には繊細すぎてわからん。

 それより尚!とにかく、頼むよ!」


「お願いとか、頼むとか、それ、違うってー!」


「うるさいよ!ナミは、もう!

 アンタも他人事みたいにしてないでよ!」


「えっ⁉︎ どう言う事?」


「アンタも、してもらいなよ!」


「ハアーッ⁉︎ なんてーー!!」


「だから、うるさいって!

 私が尚にしてもらって

 アンタ正気でいられないでしょ!

 だったら一緒に、やろうよ!」


「おかしいでしょ。

 二人でやるとか、やらんとか!

 尚君の気持ちはどうなってるんですか?

 尚君の意志は?」


「だから、それを尚にさっきから聞いてるのに

 ナミが混ぜ散らかしてるんやろ!」


「そんな言い方ないでしょ!

 そんな大事な事

 サラッと流れで出来ないでしょ!」


「アンタだけだよ。

 そんな小難しい事いってるのは   

 みんなフィーリングでやってるんだよ。

 タイミングなんだよ。それ逃したら後

 またいつできるかわかんないよ。

 アンタだって尚とやりたいんだろ!」


「そっ、そんな事ない!考えた事もない。」


「嘘だね。よーく思い出してごらん。

 アンタ夢で尚とヤッタだろ。

 初めて、ここで女子会やった日だよ。

 寝ぼけて私に抱きついて

 尚君、尚君て、叫んだじゃ ないか!」


「えっ!叫んだの?」


「あー..。つぶやいた...かな。ヘヘッ!」


「ヘヘッ!じゃないよ。盛るなよ!」


「悪りぃ。でもナミも健全な大人の女性だよ。

 したくて当たり前なんだよ。

 性欲だってあるんだだから。

 アンタ、エロ漫画描いてる時、発情しないの?」


「ワワッ!だから、

 それは私が自分で言うって言ったでしょ!」


「あっ、そうだった。再び悪りぃ!へへッ!」


「何⁉︎その「悪りぃとへヘッ!」はセットなの? 

…って、そんな事どうでもいいわっ!

モ一ッ!ヤケクソだ。

尚君、私、腐女子なの腐った女なの。

ゲイ漫画描いてコミケで販売してるのよ。

真面目な眼鏡っ子じゃないの…

邪悪なエロ漫画家なのよぉ…」


「いやぁ。ナミ。

 そこまで自分を落とさなくても...」


「だって本当なのよ。私は変態なのよ。

 処女の癖に、妄想だけが膨らんで…

 エロお化けって呼んで言いよぉ!」


「そんな事、言わないよ。

 ナミどうしたんだよ。大丈夫?

 誰でも、みんなエロい事、考えてるんだよ。

  そうやってエッチして子供産んで

 世の中繁栄してるんだよ。

 健康な証拠だよ。エロいのは!」


「本当?私、変態じゃなーい?」


「いや!変態では、あるかも!」


「ヨッシーー!このやろーー!」


つかみ合ってじゃれ合った。



続く


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