プロローグ
毎日が退屈な学校生活の中、特にやることもなく周りを気にしながら生きるだけの人間それが僕千野新一だ
「普通なんかおもしろくねぇーなぁ」
咄嗟に口に出た言葉は今思えばこの後の出来事のために言わされた言葉だったのかもしれない
「ーーッ!」
校門をくぐったところで激しい光をあび、猛烈な眩暈に襲われた、、、
「なんだこれっ!」
まるで漫画の世界のような展開に心が躍るわけでもなく、ただ恐怖心だけが込み上げてくる
「俺死ぬのかな」
そう思った自分もいたがすぐにその考えは消え果てた
目の前が明るくなり目をあけると、「ここは一体どこなんだろう」そう思いもしないほどの圧巻の景色に、新一は腰を抜かしてしまった、、、
腰を抜かしてるところに手を差し伸べてくれたのは同じ高校の同級生である江藤竜であった
「何なんだろーなこれ」
普段おちゃらけてる竜も今ばかりは恐怖心が勝っていると言った様子だった
「ッ!?」
驚きと恐怖のあまり気づかなかったが竜の目の前に何か文字が書いてあった
「A?」
これが何の意味なのかもわからない…ここがどこなのかもわからない、しかしこの景色や現実ではありえない事を目の当たりにし、少しわくわくしてる自分がいた、、、