エピローグ
私は御爺様の言うことを聞いて、今まで花山院の跡取りになるべくいろいろなことを学んできた。そしてやっと花山院の代表になることが認められた。ここまで来るのにあれから十年かかった。
御爺様はやっと社交界でに私が出ることを認めてくれた。社交界に出ていなかった私はこの世界ではあまり知られていない。噂くらいにはなっていたらしいのだが、身内以外は花山院に直系の跡取りがいるなど知らないのだ。
しかし、私が出ないからといってこの国で最も歴史あると言っても過言ではない花山院が出ないわけにはいかない。だから、私の影武者みたいな人がずっと出ていたそうだ。だから、私の存在が認識されていないのも自然なことかもしれない。
普通なら社交界は成人になる前にデビューするのが普通らしいのだが、私はもう二十代後半。かなり歳を取ってしまっている。
私のデビューがこんなにも遅いことには幾つか理由があるのだが、何と言ってもその一番の理由は……。
私は後ろ姿を見て、直ぐに誰なのか理解した。
「麗しき御婦人。私と一曲踊ってくれませんか?」
「はい。喜んで」
その女性は上品に笑うと差し出していた私の手の上に彼女の手を重ねてきた。
「久しいな、紅葉」
「お久しぶりです、奏音。お元気そうでなによりです」
オレンジ色の雅やかなドレスに身を包み、楽しそうに俺と踊っている。
俺達は十年の時を経て再び共に歩みだしたのだ。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。ここで『ライスMと味噌汁で』はとりあえず終わりになります。この世界観でもう一作ぐらい書きたいと思いますがいつになるやら……。
最近は更新していなくてすみませんでした。
この小説は実質、私の初作品なのでうまく書けてはいなかったと思います。文章も稚拙で、書いていて何故もっとしっかりとした文章が書けないものかと思いました。内容も筋が通っていないところが多々あります。
次に書くときはもう少しいい作品を作り上げたいと思います。ですので、もし私の次回作を見かけたなら読んでくださったら幸いです。




