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第8話 ボクの初配信①

配信までの残り時間をボクは脳内シミュレーションに使った。

氷柱ゆいを想像して何度も声を出した。

 この時は気が付かなかったが昔から姉さんの遊びでやっていたものに近くなっていた。


「...よし」


気が付けば配信五分前。タイトルとサムネイルを準備して配信準備画面にしておく。


◇◇◇


《初配信》えっと、初めまして...です!【セカプロ二期生】

13,582人が待機中 20XX/05/XX 21:00配信予定



:コメント

 :お、新しい子か

 :好み!

 :性別の欄がないけどどういうことなのかしら?



「はわわわ」

(どうしよう!いっぱい人がいる!)


〈大丈夫ですか?〉


「だからなんでわかるんですか!」


〈さすがです!初配信でここまでの人を集めたのはセカプロ始まってから一度もないですよ!〉


「ううう...」


いつの間にか配信時刻になっていたので、ミュートを解除した。


『え、えっと、聞こえてるのかな?』


 :キターーー

 :声かわいい

 :ぐへへ

 :通報しました


『は、初めまして、セカンドプロダクション二期生の氷柱ゆいって言います!』

 

 :はいかわいい

 :よろしく~

 :あれ?映ってないよ


『あ、ごめんね?これで見えるかな?』


コメントでそう言われて慌ててボクのアバターを表示させる。


『こ、これでどうかな?』


確認のために体を少し揺らしてみる。

因みにどうやって動かしているかって言うと、カメラを使ってモーショントラッキングをしてアバターを動かしている...らしい。詳しいことはわからないけど。


 :映ってないよ~

 :頭しか映ってないな

 :むむ、焦らすわね


『あ、あれ?も、もう少し待ってね...うう』


よく見るとアバターのサイズの桁を間違えてることに気が付いた。


『じゃーん!これでどうかな?』


 :ちゃんと見えるよ!

 :かわいいいいい!

 :yes!

 アイン/Ain:初配信おめでと~

 :お、パイセンきたw


『え!アインさん!?』


アイン/Ain:そうだよ~頼れる先輩のアインお姉さんだよ~


『あ、ありがとうございます//』


 :照れてる

 :照れててもかわいい

 :それな


『ボクはそんなんじゃないよ~』


 :決めた。俺お兄ちゃんになる。

 :いいや俺だ

 :私はお姉ちゃんだから安心ね

アイン/Ain:お姉ちゃんは私だ

 :いつもので草


ネット特有の盛り上がり方を見せるコメント欄を見ていたがここでまだ、名前しか言っていないことに気が付いた。


『も、盛り上がってるところ悪いんだけどさ、、プロフィール出してもいいかな?』


 :何で主がよそよそしいんだよw

 :大丈夫だよ~

 :その通りだ☆

 :↑仲良しかよ



読んでいただきありがとうございます!



下にある☆を★★★★★にしていただけると嬉しいです!

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