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ボクはVtuberになりました!  作者: 雪代ゆき


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第67話 イレギュラー

<???>『あーあー聞こえますか?』


ボクでもアイン先輩でもラムネ先輩でも、六道さんでもなく、しゃちょーでもない。そんな声がステージに響く。


【コメント】

 :マジでだれだ?

 :ノイズが多すぎ

 :トラブルじゃね?

 :節々が誰かに似ている気がするが...


<ゆ い>『え、えっと...き、聞こえてはいるんですけど...ノイズが多くて聞き取りにくい....です』


 予定にもなくて、アドリブで誰かが来たわけでもない。怖くなってきたけど、一様応答してみる。


<???>『久しぶりにやるとだめですねぇ....これでどうでしょう?』


<ゆ い>『だ、だいぶマシになり...ました』


徐々にノイズが消えていき声だけがはっきり聞こえるようになってきた。


<アイン>『あ、準備できた?一応確認させてね~』


今この場にいないはずのアイン先輩の声も聞こえてきた。慌てて周囲を確認してみるけどどこにも見当たらない。ノイズ混じりの声の持ち主の所にいるということなのだろう。


<ゆ い>『あ、アイン先輩??』


<アイン>『え!?なんでゆいちゃんの所に!?』


<ゆ い>『それはこっちのセリフですよ!どうなっているんですか??』



こんな会話を続けている間にもスタッフさんたちが問題の対処に当たっているのが横目で見えた。本当の意味で想定外のイレギュラーだったみたい。



少ししてアイン先輩がいつものような口調ではなく堅い口調で話し始めた。


<アイン>『今ライブを見てくれいてる皆さんにお知らせします。今起きているこの問題は完全に想定外でありトラブルであるということを承知しておいてください。この件に関しては後日セカンドプロダクションの方から正式に発表があると思うのでそれまでお待ちいただけると幸いです。』


<ゆ い>『い、今スタッフさんたちが状況確認してくれているから少し待っていてね!』


ボクがそう言うと放送画面が待機用のミニアニメに切り替わる。


ややあって、無事に問題が解決したはいいものの、ネタ的な意味合いでの放送事故ではなくて本当の放送事故が起きてしまった。だけど、今この瞬間悔やんでいる場合ではない。原因究明にはスタッフさんたちが当たってくれているから、ボクのするべきことは...このライブを最後まで完走することだ!



<ゆ い>『みんなお待たせ!さっきの事なんだけど、まだわからないことが多すぎてボクから言えることは何にも無いんだ...ごめんね。セカプロ公式から発表があるのでそっちを待っていてくれると嬉しいです。

真面目な話はここまでにして...時間的に後一曲しか歌えないけど...みんな聞いてくれるかな~?』


 :もちろん!

 :そんなものより説明はよ

 :もう最後か...

 :説明先やろ



そうして最後の曲を歌い切り、無事とは言えないけどライブを最後まで走りきることができた。


 最後の方は不穏なコメントが多かったなぁ....


その後もスタッフさんたちが事実確認と原因究明に走ってくれていたけど、ボクの所に詳しい話が来ることは無かった。


事務所の空気が冷たくなっていくのを感じてボクは逃げるように事務所を後にした。


家事をする気も起きず、すぐにボクは寝ることにした。


ベットに入った後に体が震えたのは少し冷えていただけだと信じたい。

読んでいただきありがとうございます!



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