第65話 スペシャルゲストその1
<アイン>『ということで!スペシャルゲストの一人目は私、アインです!』
<ゆ い>『た、多分私が言うべきセリフ...』
ボクが着ているアイドル衣装と似たデザインの服に身を包んだアイン先輩がステージ袖から元気よく入ってきた。
<アイン>『そうそう!知ってるかな?今回のこのライブ。タイトル間違えてるらしいよ』
<ゆ い>『そうなんですか!?』
アイン先輩が来るということまでは聞いていたが、タイトルが違うなんて本当に知らなかったんだけど!?
【コメント】
:また知らされていないゆいちゃん
:さすがに茶番じゃ...
:マジの反応やったぞ今の
<アイン>『もう一回タイトルコール行ってみましょう!”氷柱ゆい140万人突破&3D記念ライブ”!!』
:増えてるww
:このライブだけで10万ぐらい増えたな
<ゆ い>『ぁ......』
<アイン>『あれれ?大丈夫かい?』
<ゆ い>『ほんとに?』
<アイン>『にしし、マジのマジよ!』
半信半疑でいるとご丁寧にスタッフさんがディスプレイいっぱいにボクのチャンネル登録者数を表示してくれている。
そこには、《氷柱ゆい/Turara Yui 152万人》の文字が....あれ?
<ゆ い>『...なんか数字違いませんか?あれ』
<アイン>『あははっ、ほんとだぁ~10万増えてねぇ』
<ゆ い>『ライブの緊張より驚きが勝っちゃったよ...』
<アイン>『リスナーの諸君。君たちの勝ちだ!』
:なんか勝ったww
:あいむ うぃなー
:このライブで150万人超えたりしてww
<ゆ い>『話は変わるんですけど...アイン先輩...一緒に歌ってくれませんか?』
<アイン>『う~ん...今すぐ一緒に歌いたいけど....あれだよね!呼び方が、あれだよね!』
:お姉ちゃん呼びさせたすぎww
:本音出てる
:これでこそアイン
<ゆ い>『あ...大体察しちゃったんですけど...』
<アイン>『さあさあ!呼んでくれたまえよ!』
:ご機嫌ww
:いきいきしてるww
<ゆ い>『あ、アインお姉ちゃん//...一緒に歌ってくれる?』
<アイン>『ん"ん"っ!ゆいちゃんの為に歌うよ!』
:刺さってるw
:つぎなんだろ
:神になることには変わりない!
そうして流れ始めた楽曲は、双子のボーカロイドが歌うもので、これも少し古い曲にはなるけど未だに神曲として広く知られている曲だ。
まるで子供の喧嘩のような歌詞のこの曲はゆいとアインの雰囲気に合っていると言えるだろう。
◇
〖かっこかわいい!! ¥50,000〗
〖癒された ¥50,000〗
〖お歌助かる代パート2 ¥50,000〗
<アイン>『いやぁ〜ゆいちゃんと喧嘩したらこんな感じなのかな?』
<ゆ い>『いや、多分違いますよ』
<アイン>『ほう?じゃあ...かなでちゃんと喧嘩した体で答えてくれる?』
<ゆ い>『さん付けして一ヶ月敬語で話します』
<アイン>『な、なんでそんなにすぐ出て来るんだい?...まさか』
<ゆ い>『あの時は10割お姉ちゃんが悪かったから』
:き、キツイ
:それされたら生きていく自信ない
雪代かなで/Yukishiro Kanade
:辛かった
:本人登場ww
そんな話をしてると、遠くから声がする気がする。
<しゃちょー>『おーい!どこだー!』
<アイン>『やべっ!わたしそろそろ逃げ...じゃなかった、行かないとだから...おさらば!』
:抜け出してきたんかwww
:草
<しゃちょー>『見つけた!おい待てアイン!...たく、逃げ足の速いやつだなぁ』
<ゆ い>『あー、えっと?』
<しゃちょー>『そうだ、ゆい!ライブおめでとう!俺はこれからアインをひっとらえ...あのと話があるからこれで失礼するよ』
<ゆ い>『う、うん。えーっと優してあげてね?』
こうして嵐のようなスペシャルゲスト+aは去っていった。
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