第64話 3Dになったよ!!
<ゆ い>『ありがと~!』
曲が終わりステージに明かりが戻る。
<ゆ い>『と、いうことで...どうかな?ボク、3Dになったよ!!』
ボクが来ていたのは、精霊が着ていそうなロングドレスで白をベースに差し色で水色が入っているような衣装。露出は少な目だけど、かわいいからいいよね!
【コメント】
:かわいい
:かわいいしかない
:かわいい!!!!
:cute!
〖チケット代です。 ¥50,000〗
〖お歌たすかる ¥50,000〗
<ゆ い>『わわっ!スーパーチャットありがとう!タダでこのライブ見れるからね!?』
〖タダより高いものはないゾ ¥50,000〗
〖これだけの価値があるってことさ ¥50,000〗
<ゆ い>『わわわ...スパチャありがとう!先に今日の流れを簡単に説明するね!ええっと...』
ボクの目の前にあるディスプレイにカンペが映し出されていたからそれを読み上げる。
<ゆ い>『「予定なんて立ててもどうせその通りに行かないので、細かくは決めてないです。とりあえず、ゲスト二人は確実です」...え~と』
:これがセカプロww
:記念放送でもこれかwww
<ゆ い>『これって、準備中のメモとかじゃないんだよね??』
ボクがそう聞くとスタッフさんが首を横に振る。
<ゆ い>『みんなそろって首を横に振らないでよ!?』
:www
:いつもの
<ゆ い>『みんなボクが困る様子を見て楽しんでるんだ...』
ボクがそう言うと再びステージ全体が暗くなる。流れ出した曲はさっきとは打って変わり、きれいなんだけどどこか怖いようなそんな不思議な曲。
全体的に綺麗な高音を出さないといけないから結構大変だ。
:これ歌うんだ!
:すげぇ
:...綺麗
この曲もまあまあ古い部類の曲で、公開からあと少しで10年が経とうとしている。
作った人も不思議な世界観を持っている人で、一つの曲で100以上の楽器を使っているとか
<ゆ い>『ふぅ...ちょっぴりダークでカッコいい曲だよね!...みんなはボクのこと愛してくれてる?』
:当たり前じゃぁあ!
〖愛してるよぉ! ¥50,000〗
〖お歌助かる ¥50,000〗
すごい勢いでコメントが流れているから、どれも拾うことが出来ていない。
それでも拾いたいから頑張って目で追ってみるが、やっぱり見えなかった。
そんな時、ステージにボク以外の声がした。
<アイン>『ゆいちゃんのことは私が1番愛してるからね〜!』
<ゆ い>『あ、アイン先輩!?』
<アイン>『最初のゲストは私だよ!』
元気にそう答えるアイン先輩ももちろん3D。ボクに合わせてくれたのか、アイン先輩もアイドル衣装だ。
アイン先輩が来てくれたことはとっても嬉しいが、なんか怖いというか不安が残るのはボクだけではないと思いたい。
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