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ボクはVtuberになりました!  作者: 雪代ゆき


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特別編 バレンタインだからお菓子作るよ~!!!

今回はバレンタイン特別編ということで、時系列とかは無視の方向でお願いします




2月14日。それは男女問わずソワソワする日。

今年は平日だったのでもちろんボクは学校に行っていた。


そこに広がっていた光景は...


「..~♪...」


「ま、まだかな~」


「多分俺はもらえないからな~」


明らかに女子からのチョコレートを待ち望んでいる男子たちが学校中にあふれかえっていた。


普段はお菓子の持ち込みは禁止だが、こういうイベントの時だけ特例で許可が下りるという少し不思議な学校。なんでも理事長先生が「いいねいいね!青春サイコー!」というスタンスでやっているとかなんとか。


「よ!」


「あ!昌くん!おはよう~」


「みんな女子からのチョコを心待ちにしているからこのざまだよ」


「そんなに欲しいのかな?」


「それは、俺が教えてやる!」


「わっ!びっくりしたぁ」


ボクと昌くんが話していると他の男子が入ってきた。


「バレンタインでもらえるチョコの数で俺たちは優劣をつけてきたんだ!」


「そ、そうなの?」


「「「ああ」」」


「わっ!なんか増えてる!?」


「チョコをもらった男はな!」


「もらえていない男を!」


「あざ笑ってきたのだよ!」


「「「「うわぁ......」」」」


突如現れた他の男子たちは教室中の女子から盛大に引かれたことは言わなくても明白である。



「あ、ゆーくんおはよ~」


「あ、おはよう~」


そんな男子たちをよそに学級委員を務める鈴木さんがボクに話しかけてくれた。転校初日から何かとお世話になったのを今でも覚えている。


「今日バレンタインでしょ?はいっ!これ上げるね」


「え!本当にくれるの!?ありがと~」


「どういたしまして~」


ボクが受け取ったのは綺麗にラッピングされていてとてもかわいらしい小さな箱。

その箱を男子が見た瞬間ボクに集まる視線は少し冷たくなるのを感じたのは気のせいだと思う。


「よかったじゃん」


「あはは~」


◇◇◇


あれから今日の授業がすべて終わり、放課後。ボクも帰ろうとしていたけど、ちょっとした問題に直面してしまう。


「これ...どうやって持って帰ろう?」


「「「爆ぜろ!」」」


男子たちからの恨みが篭った声が聞こえる。


「モテモテだね〜」


「茶化さないでよ、クラスメイトのよしみだと思うよ?」


「そ、そうか」


「?」


あれ?なんか晶くんががくりと肩を落としたような気がするけど、どうしたのかな?


(ゆうきのやつどれだけ鈍感なんだよ...)


昌はこの時勘違いをしていた。このチョコの送り主たちはいわゆるそういう目的ではなくて、チョコをもらって喜ぶゆうきを見たかったのだ。しかしこのことを知るのは女子たちのみであり、一部男子たちも気付きかけている者もいたが、決してゆうきが感づくことはないだろう。



◇◇◇


あの後鈴木さんが袋をくれたので無事に帰宅できた。お返し頑張らないと...そんなことを考えながらボクは配信を始める。


『しずにい、しずねえのみんな!氷柱ゆいだよ!』


【コメント】

 :こんばんは~

 :お、カメラある!

 :また料理配信か!?

 :キターーーーーー


『もう気が付いている人がいるみたいだけど、その前に今日は何の日かみんな知ってる?』


 :バレンタインです(血涙)

 :リア充爆破大会開催日です

 :あの忌まわしい事件...血のバレンタイン事件が起きた日

 :よくも再び!!

 :↑それ以上はやめとけ


『その通り!だからボクもバレンタインぽいことをやっておきたいな~って思ったので!今回はお菓子作りをやっていこうと思うよ!』


 :yes

アイン/Ain

 :私に頂戴!

 :俺にも!

 :私にも!

 :みんな欲しがるやんww


『みんなに作るとなると工場が必要になってくるから....』


 :www

 :工場は草


『僕が作ったレシピでやるから一緒に作ってみてもいいかもね!それじゃあやっていくよ!』


 :おー!

 :お菓子作ったことない

 :お菓子は難しいからなぁ

 :私もあまり得意じゃないわ


『今回作る「コーヒーフラン」は材料も割とお手頃だし、簡単なものだから安心してね!あ、材料はこちら!』


あらかじめ準備しておいたpopを表示させる。


◇◇


材料(2~3人分)


インスタントコーヒー 小さじ2~3

ビスケット 5~6枚

レーズン(あれば)大さじ3

コーンスターチ 大さじ1

生クリーム 1/2カップ

卵黄 一つ

砂糖 大さじ3

水 大さじ2


◇◇


『それじゃあ早速作っていくよ!まず最初にジップロックとかにビスケットを入れて細かく砕くよ!あ、大きな音が鳴るから音量注意してね』


 :注意助かる

 :ビスケットになりたい

 :え

 :やっぱり手際いいな~


『そうかな?このお菓子は長いこと作ってなかったから少し心配だよ...』


 :仮に失敗してても俺が食べる

 :いいや私が食べる

 :俺も!


『あはは、みんなありがとうね!さてと、だいぶいい感じに砕けたから次は、グラタン皿に砕いたビスケットとレーズンを敷き詰めていくよ!』


 :おしゃれな雰囲気がすごいなぁ

 :でも材料を見るに俺でも作れそう

 :今度試してみる


『こんな感じかな!もし量が多かったら一つのお皿に敷き詰めるんじゃなくて、ボクみたいに複数のお皿でやってもいいよ!』


 :セカプロ唯一のお料理できる子はやっぱり違うな~

 :解説してくれるし、何より...

 :ちゃんとした料理が出来上がる

 :こないだアインが作った奴なんか、レシピ改変しまくってたぞww


『次は、ボウルで卵黄と砂糖をよく混ぜて...その後に、あらかじめ水で溶いておいたインスタントコーヒー、コーンスターチ、生クリームを入れて混ぜるよ!』


久しぶりに作るけど、意外とうまくで来ていて内心ほっとしている。


 :おお~

 :お菓子作りって感じ

 :THE・家庭のお菓子って感じで好こ


『最後に!今混ぜたものをビスケットを敷き詰めたグラタン皿に流して、低い温度で12分から13分焼くよ!』


 :もう完成か

 :低い温度ってどんなもんなの?

 :これって、オーブン?トースターでも行ける??


『低い温度は大体150℃くらいかな?もちろんトースターでも焼けるよ!』



待っている間少し雑談していると、あっという間に焼きあがった。


『じゃ~ん!これで完成です!』


 :おお~

 :すごい

 :8888


『少しオトナの味だけどおいしいよ!』


 :大人の....

 :味....

 :ゴクリ…

 

『みんな何想像してるのかな~』


 :ナンデモナイヨ

 :ウン

 :動揺しまくってて草


『そろそろいい時間だし、今日はこの辺りでかな?次お菓子を作るのはホワイトデーのお返しを作るときかな?それじゃあ、みんなまたね~!』


 :お疲れ~

アイン/Ain

 :私の分は!?

 :お返し?

 :友チョコかな?

 :お疲れさま!


-------この放送は終了しました-------



読んでいただきありがとうございます!



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― 新着の感想 ―
[良い点] とても面白く一気に読ませてもらいました これからも更新頑張ってください 応援しています
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