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ボクはVtuberになりました!  作者: 雪代ゆき


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第16話 お姉ちゃん

「なんでもう家にいるのさ!」


もちろん鍵を開けておいた覚えはない


「父さんに合鍵貰ってあるの」


そう言いながらカギをクルクルと回して見せる。


「そ、そうだったんだ...」


もう色々驚きすぎてすっかり疲れちゃったボクは力が抜けて椅子に体を預ける。


「それよりもさ!ごはん食べようよ!」


姉さんが催促してくるので晩ご飯の用意をして、約一週間ぶりの姉弟での食事を楽しんだ。



「ごちそうさま!やっぱりゆーくんのごはんは美味しいね~」


「お粗末様。喜んでもらえてよかったよ」


ごはんを食べ終わった姉さんは満足げに言っていた。


「どう?この家に慣れたかな?」


「最初は驚いたけど、もうだいぶ慣れたよ」


たまに忘れそうになるけど、この家があるのは父さんと姉さんのおかげなのだ。本当に感謝してもしきれないや。


「ありがとう。帰る場所を作ってくれて」


「な~にかしこまっちゃって、お姉ちゃんとして当然だよ」


たった一週間ほどしか離れていなかったけど、それは倍以上に感じた。そう、いつも二人だったから。今まで独りだったことなんてそうそうなかったボクには初めての一人暮らしでより人の暖かさを感じたんだ。それはもちろん物理的な暖かさでもあるけど、気持ちとか内面的な暖かさ。心の暖かさっていうのを実感したよ。


「どうしたの?そんなに目を潤ませて~」


少し感傷深くなっていると少し茶化すように姉さんが話しかけてくる。


「なんでもないけど、、少しね、」


「まったく、しょうがないなぁ」


姉さんはそういいながらボクを抱きしめてくれた。


「ね、姉さん?」


「こうしてほしかったんでしょ?それから、もうここにはお母さんいないから、昔みたいにさ呼んでよ、私のこと」


ボクの頭を優しくなでながら姉さんは言った。


「うん....お姉ちゃん」


「!...うん!お姉ちゃんだよ~」


いつもより少し、柔らかく笑えた気がする。そんな一日だった。


ピコ!


...終わらせてくれないみたいだ。


担当:〈お楽しみのところ悪いね〉


ゆうき:〈.....大丈夫です〉


担当:〈おや、本当にお邪魔してしまったのかなこれ〉


ゆうき:〈別にそんなことないです!〉


担当:〈まあ、それは置いておいて。今日これからもう一回配信をお願いするよ〉


送られてきたチャットを見てボクは少しスマホとの距離が近くなる。


ゆうき:〈ど、どうしてです?〉


担当:〈それが、お姉さんのことが少し話題になっていまして....〉


ゆうき:〈なるほど〉


担当:〈姉妹の睡眠枠取って寝てもらおう(黙ってもらう)というわけです〉


ゆうき:〈えええ!〉


担当:〈配信は2時間後でお願いします。では〉



そう言われて連絡は途絶える。もうセカプロの公式アカウントで告知が出てるので引けない。


少しため息を付きながらお姉ちゃんに説明をするのだった。


読んでいただきありがとうございます!



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