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やり返す! キス攻撃


――それもまた良し。


キスしまくる。


男はそう選択した。


本来容赦なく倒すべきなのだが、男は俗物でもある。正直、美女とのキスは気持ちいい。


(ええやないか)

ええやないかと、そう思う。

倒すとか、倒さないとか。

今はそういうのはええやないか。


目の前のヘルヘブン女戦闘員と官能を交わす、今はそれを優先する。


「ちゅむっ……んぁ、●●●、ふぁっ」

美女がキスしながら●●を漏らす。

唇の肉感的で甘い●●が高まっていく。


豊満な肉体をグイグイと押し付け、グラマー美女の「女」が伝わってくる。


(こっちの方でも……返り討ちにする)

男――草薙はキス攻撃を返り討ちにしようとする。

物理的に屠らず、キスで性的に返り討ちにするという選択。それはある意味ヘルヘブン女戦闘員の誘惑にかかっているともいえるのだが――


(それもまた良し)


なぁに構うまいて。

駄目になっていてもいい。

男、草薙は駄目人間なのだから。

男はキス女戦闘員の頭をガッツリ掴み引き寄せる。

ねっとりとしたディープキス、さらに深く美女と繋がる



表現規制


「……」


周囲の女戦闘員達はじっと男と女のキスの交わりを見ていた。

虎視眈々と、男の隙を狙っているともいえる。


ヘルヘブン女戦闘員のキス攻撃が功を奏し、男はガッツリと女戦闘員とディープキスを交わしている。


これはチャンスだという事を、ヘルヘブン女戦闘員達は認識してる。

自分達と目の前の男には大きな力の差がある。

それは死屍累々と転がる女戦闘員達が雄弁に告げていた。

中途半端な状態でとびかかると返り討ちあうだろう。

男がキスを振り払う或いは返り討ちにするのなら、玉砕覚悟でとびかかるべきだろう。

だが今のようにキス攻撃、魅了に嵌まってるのなら、中断させるべきでないと判断した。

キス攻撃の誘惑に魅了され、男の戦闘能力が落ちるのを待っていた。


(あの男の心身が弱った時に……)


一斉にとびかかる。

ヘルヘブン女戦闘員達は男とキスをしてる女戦闘員を取り囲むように陣取る。

だが――



ちゅむっ、ちゅぱっ、あむっ。


夢中で女戦闘員と男が唇をむさぼり合う。カップルがセッ●スをおっぱじめる前の、キスのような怪しさとエッチな雰囲気がビンビンである。


「……まだとびかかゃっちゃだめ?」

「……まだよ」


この隙に男にとびかかろうとする女戦闘員を、制止する。

まだ男は隙をさらしきってない、まだ誘惑による弱体化は十分でないのだ。


戦いの最中に男と、敵女とディープキス。


ある種異常な光景なのだが、殺しあいをしている時点で、普通ではないのである意味で正常である。

むしろヘルヘブン女戦闘員(女ザコ)の戦術目標である「男、草薙の足止めをする」という事についてはうまくいっている状況といえた。

だが……



表現規制(濃厚なキス)



「……うわぁ」

「……ごくり」



更にじっと男と女の様子をみていた周囲の女戦闘員の変な気分が強くなってきた。

そして遂に――


「はあああぁぁっ」


一人の女戦闘員がとびかかった。


今にもおっぱじめそうな位キス攻撃に夢中になっているのは事実、女戦闘員の一人がここが勝機と飛び出した。


「はぁっ!」

女戦闘員が攻撃を繰り出す。

草薙はいつもなら返り討ちにする所だが――攻撃を食らう。


直撃は避けられたがわずかにダメージをくらう。


(やったわっ)

ヘルヘブン女戦闘員が内心で喝采。今まで殆んどダメージを与えられなかった草薙を相手にわずかながら、ダメージを与えられたのだ。

(もう一撃)

女戦闘員が次の攻撃を繰り出そうと男に肉薄した瞬間――


「はうぅぅっ!?」


男の一撃が女戦闘員に炸裂。


男は片手を使い、女戦闘員に一撃をあびせたのだ。ちなみにもう片方の手は女戦闘員の尻をガッツリ掴んで揉みし抱いていた。


「あふぅっ!?」

吹き飛んだ女戦闘員が失神する。


(邪魔はさせん)

この状況でも男は反撃する。多少誘惑状態におちいっても返り討ちはできる。

男の攻撃は唇だけにとどまらない。

美女の肉体を引き寄せる、爆乳がむにゅうと男の胸板におしつけられる。

容赦ない男の返り討ち。


だが一方で。


「うぅっ……けほっ」

吹き飛んだ女戦闘員から苦しげな息が漏れた。


(……殺してないの?)

仲間の女戦闘員は少し驚いた。

殺気溢れる攻撃を仕掛けた女戦闘員を返り討ちにした男だが気絶させるだけに留めている。


男が殺さない事はそこまで珍しい事ではないが、殺気溢れる女戦闘員の攻撃への反撃としては手心が加えられているように感じたのだ。


(変化は……ある)

女戦闘員はそう思えた。

男が優しくなっている、それは魅了攻撃を是とする自分達にとって付け入る隙のようにも見えた……のだが。


「あぁっ、んっ、●●●、んあぁ」

一方でキス攻撃を返り討ちに受けてる女戦闘員は更に性的にやられはじめている。


もう少し、様子をみようと周囲の女戦闘員はそれをじっと見る。


(うむ)

男はキスしながら、その様子を感じ取っていた。


(このまま全滅させてもいいが)

今はキスしたい。

男、草薙はエッチな事をしようと選択したのだ。


(それもまた良し)


キスをしまくるという選択をしたのだ、このままやりまくろう。


男は再び目の前の女戦闘員を性的にやりはじめたのであった。

そして――



規制



幾ばくかの時間が立った。


男の周囲にはぐったりと女戦闘員が倒れていた。


そのうちの一人、キス攻撃をしていた女戦闘員の状態は特にひどかった。

ビクビクと豊満な肉体を痙攣さで、ドピュドピュと色々な液を噴き出していた。


だが……


「おっ、おぉん」


息はあった。

殺していない。

男は止めをささなかったのだ。


他の女戦闘員達。

男がキス攻撃をしている時に隙を窺っていた女戦闘員達も悶絶し、転がていた。だが息はあるようだった。


(甘い対応だったな)

転がるヘルヘブン女戦闘員達を見て男は思う。

殺すきで集団で襲ってきた美女の群れ、ヘルヘブン女戦闘員達。殺すのが普通だが、途中から、キスをしようと選択した辺りから男はほぼ止めをささなかった。

甘い対応。


だが――


それもまた良し。


女戦闘員のキス攻撃をを堪能した男はその場を立ち去った。


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