表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/3

ヘルヘブン女戦闘員のキス攻撃~選択肢~

挿絵(By みてみん)




――草薙はヘルヘブン女戦闘員と交戦していた。


「きゃあぁっ!?」


ダメージを受け、武器を弾かれた女戦闘員。

戦いは既に終盤戦。


部屋には死屍累々と美女達が転がっていた。

ヘルヘブン女戦闘員。

赤ビキニのブラッディーボルンだ。

悪の組織ヘルヘブン。

女子供を誘拐し、生け贄や売買している組織だ。

男、草薙はその悪の組織の拠点の一つを壊滅させるため、ヘルヘブンの女戦闘員と交戦していた。


「やあああぁっ!?」

「はあああぁぁっ!!」


数を頼りに次々と襲いかかってくるヘルヘブン女戦闘員達。

だが、数もそろそろ尽きようとしていた。


「きゃあぁっ!?」

「あぁっ!?」

「くぅんっ!?」

「はあぁんっ!?」


男の攻撃を受けた女戦闘員達が次々と倒れていく。


「うぅっ」

男の攻撃に貫かれた女戦闘員がうめき声をあげ、ドサリとうつ伏せに倒れる。


草薙は次の女戦闘員を倒すべく力を溜めた。

その時――


「たああぁっ!」


草薙の間近に女戦闘員が迫っていた。

大きな乳を揺らし、草薙に肉薄するヘルヘブン女戦闘員。


先ほど草薙が武器を弾き飛ばした女戦闘員である。

武器を無くして危険度が下がったため、倒す優先度が下がっていた。

ゆえに、草薙が隙をさらした状態で接近を許してしまったのだ。

(一撃はくらうか……)

相手は武器をなくし攻撃力が下がってる一撃受けても大したことない、そう考えた草薙だ。

だがヘルヘブン女戦闘員は意外な攻撃手段に出た。


「ふふっ」


女戦闘員が草薙を招き入れるように腕を広げた。


ワラワラでてきて、バタバタやられていくヘルヘブンの美女達、普段、肉弾戦を仕掛けてくる時は殺気に満ちた攻撃をしかけてくるが、この攻撃からは殺気を殆んど感じなかった。

それが肉薄を許し、女戦闘員のこの攻撃をくらう事に至った。

そして――


「!?」


むにゅううぅっ。

ヘルヘブン女戦闘員が男に抱きついてきた。


大きな乳が男の体に押し付けられる。

強く押し付けられ、むにゅうと胸板に広がる巨乳の肉。

そして――


挿絵(By みてみん)

「ちゅむっ……!?」

ヘルヘブン女戦闘員が唇をくっつけてきた。

雌性を強調するような厚ぼったい美女の唇を、惜しげもなく男に押しつけられる。

――キスである。


(これはっ!?)


挿絵(By みてみん)


――キス攻撃。


ヘルヘブン女戦闘員のキス攻撃だ!


魅了攻撃に該当するが、強力な魅了から、麻痺やステータスの低下を伴うものまで効果は様々。

特に魅了の場合は男に対して大きな効果を発揮する。


(メルトキッスか)


正確にはメルトキスなのだか、メルトキッスともいう。だが今そんなものどうでもいい。

その効果は侮れない。


くちゅっ、ちゅくっ、ちゅむぅっ。

唾液に濡れた艶やかな舌が入ってくる。


ヘルヘブン女戦闘員の赤い舌。

ヘルヘブン女戦闘員の厚ぼったい唇。

見える雌性といってもいいほどの魅惑的な唇を惜しげもなく男に押しつけてくる。


男はヘルヘブン女戦闘員のキス攻撃を受けた!!


「んぁっ!?」

女戦闘員が艶のある声を出す。

くちゅくちゅと音をたてて、女戦闘員の口内に舌が入ってくる。深く口で繋がる――ディープキス。



挿絵(By みてみん)


女戦闘員のキス攻撃!




表現規制(濃厚なキス攻撃)



凄いキス攻撃だった。

詳しくすると規制されるのではという位の、濃厚なキス攻撃だ。


容赦なく十把一絡げに屠るグラマーな女ザコの一人でしかない、目の前のヘルヘブン女戦闘員が、

『女』を濃厚に感じる。


「んっ、くちゅっ……」


舌を濃厚に絡ませ合う。


「っ!?」


まずい、と草薙は思う。

力が落ちている。魅了状態、或いはそれに近い状態に陥っている。


目の前の女戦闘員に愛着を持っている状態になる。

それになると、対象への殺意は鈍り、攻撃も鈍る。


キス攻撃は抜群の戦果をあげているといえた。


男――草薙は選択する。


【容赦なく屠る】

【キスしまくる】








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ