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『Colorful Life』  作者: 天野太ユキ
一章
5/23

第3.5色

撫子のゲームスタートです、本編では書けそうになかったので。

 目を開けると、あたりは青い光に包まれていた。


 【あなたの名前     】


 俺は状況を把握する、ここがこのゲーム―『Colorful Life』のログイン画面なのだろう。自論だが、ゲームプレイヤーのキャラに対する考え方は、大きく分けて二種類だと考えている。


 キャラクターは自分自身、ゲームの世界に入り込んでゲームを楽しむタイプ。

 キャラクターはキャラクター、操作するキャラをあくまでプレイヤー視点で楽しむタイプ。


 俺は後者だ。そして、今回のゲームでのコンセプトは、ずばり「和風お姉さん」だった。


 【あなたの名前  撫子 】


 名前は事前に考えてあった、撫子なでしこだ。まさに日本女児を表す言葉そのままだったが、意外に気に入っていた。見た目のイメージもできている。ただ、他のプレーヤーとの交流を素でするか、演技ロールするかはまだ決まっていなかった。というより、ネタ方向ではないキャラクターを作るの事態がかなり久々だったりする。


 (どうすべきか・・・、ネカマは、少し抵抗があるが。素でいくか・・・。)


 【あなたの色を決めてください】


 (なっ、色・・・、何の色だ?)


 予想しない設定に少し戸惑う。いったい何の色になるのだろうか、和風・・・髪の色ならばもちろん黒だろう。しかし髪の色はキャラクリエイトで決まるのではないだろうか。ならばこの色は、イメージカラー、と考えるのが妥当か。


 俺は少し考えてピンク色に決める。撫子の花、といったところか。次に目の前にタイマーが出現する。


 (よし、キャラクリエイトだ。ん・・・?)


 俺はタイマーの残り時間を見て驚く。残り時間は1分を切っていた。


 (どうゆうことだ! まさかキャラクターは自動で理想の姿に・・・。)


 そこで自分の姿を見て気づく、自分の姿は現実のそれと一切変わらない。全てを理解した。


 「チクショォオオオオオオォオオ!」


 叫ぶがむなしいだけだった。

作者はいつも、メインデータで自己投影キャラ。サブがネタキャラと使い分けております。

知人で見た感じだと、前者の方が少ないイメージですかね。

皆さんはどうでしょうか?

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