《自殺》
生まれ付き死にたくないタイプなので、自殺をするつもりはサラサラ無いが、もし、仮に、するとしたら、どういった自殺をするべきか、考えてみたので、誰も知りたくはないだろうが、勝手に発表したいと思う。
まずは、セオリックな所から、【首吊り】―を、選ぶ。
まぁ、苦しそうと言えば苦しそうではあるが、悪くないと言えば悪くない。
「く…苦しい…」―と、思った時には意識がない為、苦痛の時間もそんなには長くなくて済む。
苦しい時の場合いに備え、ハサミを握りながらやれば、あまりにも苦し過ぎた場合い、ロープをチョンギレばいい。
それで、「これは自分に合っていない自殺だ」―と、判断した上で、べつの自殺を選べばいい。
チャンスは1度じゃない。
首吊りは融通が利く。
何度でも、チャレンジし直せる。
さすがは、自殺一大ジャンルの一角となっただけの事はある。
梅にウグイス。
豚に真珠。
自殺と言えば、首吊りである。
やる際には、ロープを短目にセッティングしなければ、足が着いてしまう為、そこだけは気を付けなくてはならない。
続いて、もう1つの、セオリック自殺、【飛び降り】を選ぶが、まぁ、これは、中途半端な高さの場合い、下手に生きてしまい、痛いだけの結果となるので、やる際には、ビビる事なく、めちゃくちゃ、高い所からやらなくてはならない。
下手に、4階建てビル、5階建てマンションを選んでしまえば、複雑骨折等の、入院費に金の掛かるだけの結果となってしまう為、ここだけは注意しなくてはならない。
2番手候補の【睡眠】【手首】【ガスコンロ】に関しては、ガスコンロは、まずない。
熱い。
熱い死に方とかは、俺の中にない。
なぜ、人生最後の思い出を「熱い…」―にしなくてはならないのだ。
【手首】は痛い。
―と、書けば、飛び降りも痛いではないか―と、いった、反論を先に片付けてはおくが、飛び降りの痛さは、最後の地面に着く瞬間だけのものなので、そこは、然程、気にしなくていいと思う。
【手首】の痛さには継続性がある。痛いと思いながら死ななくてはならない。それに、血を見ながら死ぬとかは、俺の中ではNGなので、やはり、これも、ないようだ。
【睡眠】
お!これは、いいかも、しれない…いいではないか!眠った様に死んでいける!痛みもない!眠いだけ!まさに、俺にピッタリの自殺じゃないか!と思っていたら、大間違い。
めちゃくちゃ苦しいらしい。泡を吹くらしい。失敗すれば、植物人間になるらしい。
植物人間は嫌だ。
植物じゃない方の人間がいい。
動けなくなったら、色々退屈な事になってしまう為、そこだけは絶対に避けたい。
どうやら、俺にあった自殺はない様だ。ならば、これからも、好きな事を書きながら、自分勝手に、生きていこうと思います。




