探し物も過去のトラウマもデジャヴュもある日突然クルものでございます
一応更新は改編後の世界です。
ここは真の闇。
しかしお互いの姿ははっきりと見える。
そんな不思議空間でジャックとルリは向かい合い、声を潜めて会話していた。
七割罵倒、三割一瞬かつ見えにくい攻撃のやり取りだが。
ジャックが顔をしかめて話す。
「(……だいたい何故貴女がうちの子と行動してるんでございます?)」
「(決まってんだろ? アイツはもうとっくの昔に俺の嫁なんだよ)」
「(ダマレでございます、貴女ごときにうちの子はやらんでございます)」
「(ハッ! 悪霊ごときが親気取りか? 笑わせやがる)」
「(貴女のように薄っぺらな人間にあの子を任せるよかマシでございます)」
瞬間、ルリの顔から表情が消える。
「……言ってくれますね…………」
「殺りますか? いいでございますよ別に」
対しジャックはカボチャの口をニヤリと歪ませルリを睨み付ける。
ルリは一瞬剥げた仮面を被り直し、宣戦布告する。
「上等だ……表に出な、『戦争』を教えてやる」
「えぇ、バラバラにシテヤルデゴザイマス」
そう言うと二人はラヴに向き直り、
「「だからもう出して下さい!!」」
懇願するのだった。
勿論それに対する返答は、
「ダ~メッ!」
にべも無い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここは超巨大空中要塞「モンストロ」。
の上に突き出てる塔。
の中の一室。
モダン調の部屋。
「あ゛ァ~死んだ死んだ」
「まさか死んだあとに再び死ねる日が来ようとは…」
「お前らホンマ元気やな……」
「取り合えず今回のことで判明したことをまとめル。私語は慎めヨ」
「はいはーい先生!!」
今回も司会進行はDr.フロスト。参謀仕事しろ。
「ハイは一回ダ。判明したのハ…」
・我々の設定通りの階層ができていた
・そこのモンスターはこちらに絶対服従だった
・とくに階層ごとのボスはそれが顕著である
・ちなみに『オペレーター・レィディーズ』も同じくであった。
「こんなところだナ」
「さすがフ「次に確認すべきハ」……くっ!」
非常に悔しげなラヴ。
「色々あったがお前らが戻る前に俺が幾つか確かめておいタ」
「このフロストすごいよぉ!!さすが僕の右腕ェ!!!」
「フハハハハハ!!!もっと褒めロ!!」
「……(これでSRにさえ乗らなきゃな)」
「Brilliantでございます! えぇっと……」
「寺田 凍。リアルで月光のクラスメイト。こちらでは『Dr.フロスト』と名乗っていル」
カチカチカチと歯車が回転し、フロストの怜悧な美貌があらわになる。
黒蟻もまた蟻のお面を外して素顔を見せる。
「そういえば自己紹介まだやったな、俺は竹内 有。こっちやったら『黒蟻』って名乗っとる。コイツの親友や」
「ほほう! これはこれは、いつも月光がお世話になっております」
「こちらこそいつも月光にはお世話になっていル。いろいろと積もる話もあるガ、今はよそウ、でだナ」
・アイテム、素材、武器に不備なし。第三階層生産工場、『コルドロン』含め問題なく稼働中。糧食、武器弾薬、補給物資の問題解決。
・現在地、不明。我々の所持する地図ではすぐ近くに海があるはずが山と荒れ地のみ。農耕地と見られるものもあった。現在『カメラビット』『スパイビット』により周囲の探索中。ちなみに魔王城の地下に街を発見。しかし無人だった。
・我々以外にこの「ああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
突然叫びだしたラヴ。
「ド、どうしタ!?」
「あ、あ~あ~!」
ルリも何かに気付き納得したようだ。
「なんやろ、なんか、最後すげぇ引っ掻かんねんけど…?」
黒蟻は頭をひねっている。
「え? え?みなさんどうされたんでございます?」
「……アァ! なるほどなるほド。あいつカ、すっかり忘れていタ」
フロストもポンと手を叩いた。
「“あいつ”? 誰のことでございます?」
ジャックの当然の疑問に対し、ラヴは少し困ったような顔で頬を掻いた。
「……ナンパした娘をおいてけぼりにしちゃった」
とりあえず
AC→AP(armed peace)
ガ○ダム→ガソダム
某白黒→処刑器具のみ
の予定です。
出さなきゃいいじゃんとも思いますがコレが後々ドーシテモ!!いるんです。
で、黒蟻くんですが
1、刀が足りん衆
2、今日からマのつく忍軍略してマ庭忍軍
などを考えましたが、ついに決定。
ここで劇的な犯行予告。
黒蟻くんTS。
COMING SOON !!