幕間終了のベルが鳴りました。席について問題を記入せず、カンニング行為のみ行いなさい。
「それにしても、だ」
「私が解説するまでもなく」
「いくつか変だと感じることがあっただろう?」
「例えば、」
「『このゲームバランス悪くね?』」
「とか、」
「『ラヴ随分酷いことやってるけどGMどうなってんの?』」
「とか、」
「『死人出てないか?』」
「とか、」
「『このゲームの目的は?』」
「とか、」
「『他のゲームに移る奴はいなかったの?』」
「とか、」
「……『WoRってどういう意味?』」
「………とか」
「安心したまえ」
「全てのことにしっかりとした無意味がある」
「……なんて、な」
「ところで、そろそろこの解説講座にも飽きてきた」
「だいたい私の扱いも酷くないだろうか」
「情景描写どころか容姿も性別すらでてない」
「どこぞの名探偵の犯人役として引っ張りダコの黒い人扱いだ」
「……一応確認するが、私のイメージはどんな感じかな?」
「…………おっと、私としたことが、随分無意味なことにこだわってしまった」
「反省……は、しない」
「ん?」
「と言ってる間に終わりらしい」
「ふぅやれやれ」
「大して疲れてはいないが面倒だった」
「それにしても、私はいつまで存在できるのやら……」
「…………くくっ、」
「……こんなことを考えること自体、」
「なんとも」
「無意味で」
「無価値で」
「無様だな」
「……くっくっくっ」
「くっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっ…………」
「………………」
「…………」
「……」
「」