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鬼畜外道より愛をこめて  作者: キノコ飼育委員
幕間のベルが鳴りました。解答を配りますので以下の点に注意しつつ答え合わせをしてください。
23/77

まずは名前がきちんと書かれているか確認しましょう。

「……さて、さて、さて。ようこそ、かな?」


「最初に言っておくが……この話にはなんの意味もない。忘れてくれても構わないし、読ま(きか)なくたっていい」


「私のことは……そうだな、『カンニングペーパー』とでも読んでくれ。あぁ、言い間違いではないよ?いや、打ち間違いではないよ、かな?」


「まぁどちらでもいいか。何にせよ意味はない。どうせ意味の無い独り言さ」


「それにしてもやれやれ、やっと預言、というか解答が来た。これで答え合わせができる」


「といってもその答えにも、意味は無いんだがね」


「ここはあらゆる疑問に私が気まぐれで答える場所」


「今回は山積した疑問の解説やキャラ紹介、分かりにくいルールのまとめ講座を開く」


「この講座を受け持つのは私」


「生徒も私だ」


「ではキャラ紹介からだ」


「まず『ラヴァーズ』から紹介しよう」


「一人目

名前は黒蟻。

レベル999。

公式二つ名『過剰のブラッディ・ブラック』黒蟻、非公式二つ名は無し……まぁ戦隊系、魔法少女系、ライダー系ギルドの連中はいちいち名乗るからな、印象が強いのだろう。

種族は特殊上級種族『生物兵器』

職業は忍び系職業最上級職、頭領。 ……この時点で魔法少女として何かおかしいな。

スキルは忍法、種族スキル、その他」


「『ラヴァーズ』最速の殺し屋にしてラヴの親友。

リアルでは超巨大総合医療企業『森羅』の御令嬢様…………それがどうして切り裂きフェチに?


…………ほう、そうか。いや、なるほど気持ち悪い。


ん?あぁ、後々明らかになるそうだ。


だがそこにどんな感動的な理由があろうとも、無意味だな」


「二人目、

キャラ名はDr.フロスト。

レベル999。

公式二つ名『激怒博士』Dr.フロスト

非公式二つ名は『歩く不発弾』『気の長いロシアンルーレット』『鬼神二面相』『ラヴの右腕』『人型SR兵器工場』『破壊と創造って表裏一体なのね……』……くっくっく、これはひどい。

種族が特殊上級種族『太陽神ラー』、テンションに反応して吸熱、発熱を繰り返す。

職業は『趣味の悪い職業ランキング』と『浪漫職業ランキング』の上位にある職、『狂科学者』。

スキルは種族スキル以外はすべて生産系だ」


「備考は……ほう、リアルではエルフだったらしい。珍しいな。彼らは精霊魔法の担い手で、人工物とは必要最低限以下の接触しかしないというのに。

……才能が無かった訳でもないな…………科学者を志すとは。


まぁ例えどれだけ高尚な目的があろうとも、無意味な話だ」


「三人目、

キャラ名ルリ

公式二つ名『歩く戦争』ルリ。

非公式二つ名は『撃鉄侍』『ラヴの恋人』『攻略不能な絶壁』『えっ、あいつ女だったの?!』……これもひどいな。

種族は特殊上級種族『ジュエルスライム』、

職業は『乱射魔』。

スキルは乱射、指揮、種族スキル、その他」


「…………この世のありとあらゆることに尽く勝利する運命にある女、つまりは主人公……やばいなコイツは。チートにも程がある。しかもコイツ、半径500メートルだと?そんな奴がいたら……いやそうか、そういうことか…………だが既に終わってしまっている…?」


「あぁ、すまん。ついカンニング行為に熱中してしまった」


「ん?ルリが主人公で必ず勝つなら何故ラヴに勝てないのか、だと?」


「勝利とは相手を倒せばいいわけではない。彼女にとって都合のいい形になることが勝利なのだ」


「つまり彼女は“誘い受け”だ」


「まぁ多少びっくりしたが、例えどれだけ優れていようと、やはり無意味だな」


「ラストだが……すまない、私は奴のことを“知りたくもない”」


「だから私に彼のデータは無いのさ」


「いや、あるにはあるんだが口にしたくない」


「…………と言っても、ここで私が口を開こうと開こうまいと、」


「全くの、無意味だがね」



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