#4 「思考の食い違い/可愛いと期待」
【思考の食い違い】
教室の扉を開ける直前に言った、猫音の言葉が僕は気になったが、
(そんなの普通に聞いたら、引かれるに決まってる…。)
僕は昔からネガティブ思考だ。
そんな自分が僕は大嫌いだ。自分が好きなことなんで今まで一度もない。
だから僕は今まで、自分の感情を「殺して」生きてきた。
なのに。
猫音(あの子)のことが気になって仕方がない。
君への興味だけは、自分の感情を「殺す」ことをも超える…。
僕は…猫音のことが「好き」なのか…?
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うわぁぁぁぁ…!言っちゃったよもう…!と、私は悶える。
しかし、ふと私は自分の言った言葉に対しての凛桜の反応の無さに疑念を抱く。
そして、私は一つの答えに辿り着く。
(あれ…?もしかして凛桜…、)
私の言葉、聞こえてない…!?
い、いやいやそんなわけ——…
——あるわ。
自分的には聞こえるような声だったとしても、相手にとってはかなり小さな声だったかもしれない…。
(何やってんだ私〜!いつもいつも大事なところでミスっちゃうんだから…!)
でも——。
たとえ、凛桜に聞こえてなかったとしても。
——自分には凛桜に ✕ ✕ と「言える」勇気はあったってこと。
「よしっ!これからも頑張るぞ〜!」
私はそう自分に言い聞かせ、授業を受けていった。
【可愛いと期待】
5月も終わりを迎えそうな、そんなとある日の昼休み。
僕は昼ご飯をパパっと食べ終え、いつものように小説の世界にのめり込む。
「ねぇねぇ〇〇君って可愛いよね〜笑」
「それな〜!〇〇君の行動ってなんか子どもみたいで可愛いわ〜!」
…前から思ってたのだが、僕には女子の可愛いの定義がわからない。
まぁ、別に僕が可愛いと言われることは一生ない。考えるのは時間の無駄だろう。
「…可愛いって言われたいって顔してるね〜凛桜w」
こいつがいなかったらの話だが。
「可愛いって言われたい顔ってなんなんだよ」
「なんか期待してそうな顔してたからさ、凛桜。」
猫音は真剣にそう話す。
僕が期待してる…?そんなことは…
…少しだけある…か。
だが、期待するだけ無駄なんだ。
期待なんてするから…裏切られた時に…、人はその事実に悲しみや苦しみを抱き、現実からめを背けたくなるんだ。
僕は誰かに、「期待」をすることが大嫌いなのだ。
だから僕は…、
「…期待なんてしてない。」
猫音にそう、冷たく言い放った。
「そ、そうなんだ…、な、なんかごめんね…。」
気まずかったのだろうか、猫音はそれだけ言って、教室を後にした。
それにつられるかのように僕も人目の少ないいつものトイレの個室へ入る。
そして直ぐに感じる。
何故だろう。
心が痛い。
この選択は間違っていない。その筈なのに——。
——いつの間にか、僕の目には涙が溢れていた。
【あとがき】
どうも!Matchaです!!
本当投稿遅れてすみません!!
ちょっと今新作書いてて、そんなこんなしてたらいつの間にかこんなに時が…経っていた…。(言い訳)
次からはもうちょい早く投稿したいと思うんでお許しを…!
ではまた、次の話で会いましょう!またね!




