#3 「猫音の呟き/僕への興味」
【猫音の呟き】
その後、僕はトイレの個室から出て教室へ戻る。
元いた教室に着く寸前の廊下でばったりと僕は猫音と出会う。
すると、
「さ、さっきは嫌な思いさせる言い方しちゃってごめんね…?凛桜」
そう猫音が僕に謝ってきたのだ。
僕はすぐさま猫音にこう伝える。
「いや、こちらこそ冷たい言い方しちゃってすまない。」
猫音から煽ってきたとはいえ、僕にももっと良い返し方があったはずだ。
「じゃあ、もう授業始まるし教室入ろうか。」
僕はそう猫音に言って教室に入る。だが、僕は聴こえたのだ。教室の扉を開ける直前、君が呟いた言葉を。
「優しくて可愛い君のことが…✕ ✕ ✕ ✕なんだよ…?」
そう、僕は最後まで猫音の言葉を聞き取ることは出来なかった。
〘いや、今思えば、その時は『聞き取れなくて良かった』のかも知れない。〙
この未来の自分の言葉はまた、別のお話…
【僕への興味】
僕は昔から人との関わりが少なかった。
いや、別に虐められていたわけでも、コミュ障だったわけでもない。
ならどうしてか?それは、僕はみんなから、「興味を持たれた」ことがない。
そう、僕の存在は幽霊のようにいない存在にされていた。
それはいじめに入るのではないか、そう思う人もいるだろう。でも、僕はそんな環境を喜んでいた。
誰にも関わらず、何も人間関係でストレスのないこの環境は最高だ。
…そう思っていたのも中学生までだ。
高校に入り、僕は「友達」として何気ない話などで笑い合っているみんなが羨ましくなった。
「人との関わり」がどれだけ大切か。独りがどれだけ寂しいのか。
僕はそれまでその事実を知らずに生きていた。
でも今頃、こんな僕を「友達」として見てくれる、一緒に遊んでくれる、そんな人はいない。そう思っていた——。
「君、凛桜くんって言うんだよね?そんなしんどい顔してないで、一緒に話そ♪」
——君に出逢うまでは。
【あとがき】
どうも!Matchaです!!
今回は短編2本立てみたいな感じで書いてみました!
ちょっと短くてすみません…w
ではまた!次の話で会いましょう!またね!




