響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテストで「チーム高坂」が敗れた理由 ③
あれだけ実力者が揃っていながら、「チーム高坂」が部内投票で三位以内にも入らないという、ある意味惨敗を喫した理由。
そのもうひとつの可能性は、選曲ミス。
アニメの中で「チーム高坂」が演奏したのは、「フロントライン~青春の響き~」である。
非常に良い曲であるし、一般投票では一位になるくらいキャッチーな曲である。
ただし、それがイコールコンクールで評価されるのかといえば、そうではない。
厳密にいえば、そうではないそうだ、となるのだが。
実は、これを書くにあたって、実際に吹奏楽に携わっている方の話を聞いたところ、コンクールの審査員が評価する曲というものがあるそうだ。
その説明の微妙なニュアンスは素人である自分には伝わらなかったのだが、簡単にいえば、玄人受けする曲というようなもののようである。
部内オーディションで吹奏楽部員が投票する際にも、そのような感情が入ったということは十分に考えられる。
コンクールで上位に入ることを考慮したということはないだろうが、玄人的評価をおこなった結果があれだったといえば、納得できるものはある。
だが、それは「チーム高坂」を仕切り、メンバー選定から選曲までおこなった高坂麗奈もわかっていること。
そうであれば、選曲にあたり別の選択肢をするべきだった。
なぜ、そうしなかったのか?
優勝するという言葉とは裏腹に、彼女は点数を取れる曲よりも黄前久美子のパートであるユーフォが前面に出る曲を優先的に選んだのではないのか?
高坂麗奈は、アニメ第三期の中で、「顧問の滝昇」に対する個人的感情をすべてに優先すると思われる場面があったことから、そのようなことがあったのかもしれないと考えられる。
それでも、自分たちの実力なら勝ち抜けるとも考えたのかもしれない。
本気で部内投票で勝ち抜くことが最優先目標にするならば、まず難易度の高い玄人受けする曲を選び、それを演奏するにふさわしい人選をするべきだった。
そういうことかもしれない。




