いきなり起きたトラブルに、巻き込まれた俺を救ってくれたのは?
俺は青信号で普通に携帯を見ながら渡っていたら、、、?
信号無視をした車が猛スピードで俺にぶつかる。
どうやら? 中年男性でブレーキとアクセルを踏み間違えたらしい。
俺はそのまま何メートルか車に吹っ飛ばされたが、命は助かる。
直ぐに誰かが、救急車を呼んでくれたおかげで俺はなんとか命だけは
取り止める事ができたのだ!
・・・でも? 俺が病院のベットで目が覚めると?
俺の両足はなくなっていた。
車に乗っていた中年男性は即死だったそうだ。
俺は生きの残ったが、両足はない!
この先、一生! 車椅子生活か? 義足を付けた生活になると医師に言われる。
俺の部屋に俺の家族がやってきた。
『サトシ、大丈夫か?』
『元気そうで良かったな、兄貴!』
『サトシ、実はね、病院の先生に、』
『あぁ、先聞いたよ。』
『“お前の両足、もう元通りにはならないってよ。”』
『兄貴、』
『大丈夫! 俺は大丈夫だから!』
『サトシ、』
【コンコン】
『房木サトシさんの病室ですか?』
『あぁ、はい、』
『事故を起こした、肥田山雅男の妻の、』
『どうして、こんな事故を起こしたんですか?』
『・・・母さん、落ち着きなさい!』
『でも?』
『運転された旦那さん、亡くなったんですよね?』
『・・・ほ、本当に申し訳ございません!』
『貴女のせいじゃない! 顔をあげてください。』
『兄貴の足、見てもらえますか?』
『えぇ!?』
『もう元に戻らないんですよ。』
『・・・・・・』
『お前まで、“この女性だって! 最愛の旦那さんを亡くした
ばかりで悲しみに暮れてるんだ!”』
『でも、あなた!』
『母さん、もういいだろう。十分、この女性だって苦しんでる。』
『・・・お、俺も、貴女の旦那さんを恨む気はありません。』
『サ、サトシ、』
『俺は貴女の旦那さんの分も、一生懸命生きていきます!』
『・・・あ、ありがとうございます、そう言ってもらえて少し安心しました。』
『もう謝らないでください、もう俺は大丈夫ですから!』
『本当にありがとうございます。』
『またコイツのお見舞いに来てやってくれますか?』
『・・・い、いいんですか?』
『勿論です! コイツ、来週からリハビリなんです、頑張ってるところ
見に来てやってください!』
『本当に会いに来てもいいの?』
『いつでも待ってますよ!』
『私は許せない! 自分のお腹を痛めて産んだ子がこんなめに、』
『奥さん、私もよく分かります。』
『えぇ!?』
『“わたしも息子を事故で亡くしてて、”』
『・・・そ、そうだったんですか、』
『今度は、夫まで、でも? 夫のした事は犯罪です! でも夫はもう
この世には居ないから、せめてわたしが、その償いを、』
『償いなんて、貴女も随分苦労されたんですね。』
『・・・あぁ、はい。』
『ごめんなさい、私も言い過ぎました。』
『奥さんが謝る必要は全然ないんですよ、これはわたしの夫がした事
なんですから。』
『サトシの、いや息子のリハビリを時間があれば見に来てくださいますか?』
『・・・えぇ!? 本当に、いいんですか?』
『勿論です。』
『オレも兄貴を応援するからさ!』
『あぁ!』
いきなり起きたトラブルに、巻き込まれた俺を救ってくれたのは、、、?
“俺の家族と加害者の奥さんだった。”
何度も何度も挫けそうになりながらも、俺の家族と俺を轢いた男性の
奥さんが俺を励ましてくれたんだ。
でもさ? こんな事って本当にあるんだな!
“加害者の遺族の人と仲良くなる事って。”
俺は想像もしていなかった事だよ。
まあ、俺の家族も想像もしてなかった事だろうけど......。
この奥さん、本当に俺に良くしてくれたんだ!
自分の旦那は俺を車で轢いた加害者だけど、死んでしまった。
彼女の息子は、“これも縁なのか? 俺のように車に轢かれて死んだらしい。”
彼女に今! 何が残るのか、、、?
だからさ、俺が頑張って義足でもいいから歩いている姿をこの女性に
見てほしんだ!
もうそんなに罪の意識を持たなくていい!
背負わなくていい!
俺達家族が、今は彼女の家族になっている。
どんな形であれ、こうやって出会ったんだからもう俺達は家族だよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




