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魔王と結婚した勇者の物語  作者: 遠藤明
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謎ばっかりの勇者ーセシリア その一

私の名はセシリア、今は神を仕える身ですが、私は国王の妹ですから、時々王女殿下で私を呼ぶ者もいます。


この魔王軍の侵攻によって滅亡寸前の国、今まで保持できましたのは、私が神殿の蔵書庫で勇者召喚の儀式を書いている本を見つけましたから。


「すみません、魔法の本があるところまで案内してお願いしたい」


お兄様が真の勇者と呼ぶ者の妻がこうやって私に声をかけてくれた。


とても綺麗な人ですね。胸は私より二つランク上にして、長い黒い髪もキラキラして、知性の化身その者です……ああ、こんな人があの勇者の妻なんて……納得しかねますよね。


「あ、あの、奥様?借りたい本はこんだけですか?」


私の前にある机の上に、たくさんの本が置いています、そして全部は魔法相関の本しかありません。しかし魔法入門という初級の本から魔法陣の構成という上級の本まで、本当に習えますの?


「心配は不要ですよ。我が夫を支えるために、これくらいしないと」


奥様がとても自信が溢れる表情で私に言ってくれました。ああ、眩しいです。


「ここにいるのか、ファーゼ」


「お帰り、我が夫」


勇者様が帰ってきました。


「あああああああああ!どうして魔族がこんな場所に⁉︎」


しかし勇者様の後ろについています人を見たら、私は思わず悲鳴を上げてしまいました。


「大丈夫だ。一応暴れないって約束した。そうだな」


「はい、ここは大人しくして、暴れるような真似は一切しないと約束します」


ま、魔族のくせに、そんな顔で丁寧に誓わないてよ!あなたたちのせいで、この国、この世界はどれくらいの人が死んだと知ってますか⁉︎


「まあ、とりあえず夕食でもしようか。この世界に来たから、まだ何も食ってないからな」


「もう、我が夫ったら」


「お前も座れ、俺はお前から聞きたい事があってな」


「分かりました」


「あ、人間の食物はお前にとっては大丈夫かね?」


「そこは大丈夫ですよ、人間たちの食事は我々魔族よりずっといいですよ」


なによ!魔族のくせに!あなたたちのせいで……!


「とりあえず、質問開始だ」


勇者様は一体何をお考えていますか⁉︎こんな魔族に私たち貴重な食物を提供するなんて、無常識すぎますわ!


「お姫様だよね、もう少し冷静しなさい、考えるものは全部顔に書いてるよ」


奥様、何を……⁉︎


「我が夫は決して無意味の事をしないよ」


その謎の信頼は一体……?


「そうか、魔族の祭りはそういう事か」


「はい、我が魔族も豊作に祝いの祭りを行います。しかし三百年前から、我が魔族の土地はなかなか豊作できなかったので、最後の祭りは三百五十年前の時でした」


いきなりそんな話をしても、私は騙されませんよ、魔族め!そんな若い顔はどう見ても二十歳に過ぎないはずです!


「この前俺も言ったけど、お前がそんな顔だけど、実年齢は?」


「はい、一千九百です」


嘘だ!そんなわけがないだろ!


「そうなのか?私も既に八百歳だけど?」


えええええ⁉︎奥様、ご冗談を……


「俺より四百年長いか」


え⁉︎ゆ、勇者様、今何を⁉︎


「そうですか。勇者様も若い外見をしてますね」


ああ、もう!


「あなた様は勇者ですよ!なのにあなたは私たちの貴重な食物を魔族に提供するなんて……どうして魔族を殺さないの⁉︎彼らは人類の敵よ!」


「そう言えばお前の名はまだ聞いてないな」


「確かにそうじゃの。わしの名はペンベという」


「俺はライカ、ライカ=G=シオンだ。そして彼女は俺の妻、ファーゼロッデだ」


「はい、私はファーゼロッデ=ジェシカ=シニアースです」


何を呑気で自己紹介するのよ!


「私を無視するな!」


「そうか、君が怒ったら性格が変わるタイプだな」


この勇者は一体何を言うのよ!


「姫、我が夫は自分の判断基準がありますので、騒ぎ過ぎないようにしてください」


な、何よ!人類の敵だよ!これまでどれくらいの人が魔族に殺されたと思うのかよ⁉︎


「ペンベ、お前は魔王と連絡取れるか?」


「魔王様に何か御用のですか?ま、まさか討伐⁉︎だとしたら私は言いません!」


「まあ、とりあえず少し話したいだけだな。討伐するかどうかはその後」


この勇者は一体……!しかし魔王と言った時、勇者は奥様を見たのはどう言う事⁉︎


「ペンベ、魔王との連絡をお願いします」


奥様⁉︎


「話すだけなら……」


その魔族は自分の服の内に一つの魔石を取り出した。そして何かの呪文を唸った後、一人の女性の映像が浮いて来た。


「ペンベ、あなたがいる場所はあなたに託した砦ではないようだ、何かあった?」


「魔王様、申し訳ありません、私は人類の俘虜になってしまいます」


この女は魔王……人類最大の敵……!


「ならどうしてあなたは妾と連絡できるの?」


「魔王、俺は君と話したいからな」


「あなたは……勇者なのね、その計られない力妾は見えるぞ」


「やっぱり当面で話したい、ここに来れるのか?」


「ライカ殿、いくらなんでもそれはーー!」


多分これは私初めて魔族と同じ考えだ。魔王をここに呼ぶ⁉︎正気か⁉︎一体何を考えるの⁉︎


「神剣、解放」


勇者が小さい声で何か言った後、魔王の表情が変わった。


「どう、ここに来れるか?」


「わかった。妾はすぐ行く、ペンベの安全を保証しなさい」


「ま、魔王様⁉︎」


うわわわわわ!魔王がーーーーーー!

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