Chapter1 これからへの旅立ち
急いでネタを詰め込みました(だから、矛盾とかも出るかもしれない)。いつか、説明のを短編として出したいなと。(本編前に言うなよ!!)
「ねぇ・・・雷神」
「ん?」
一人の魔女と、その魔女の肩に小さい男がいる。
「・・・・・・やっぱさ、自分のため?親の復讐?」
「あの女のことか・・・マナ」
魔女・・・マナと小さい男・・・雷神。
ちょっと前に起きた魔界の世界での出来事を思い出している。
「まぁ、雷神が魔界の創立者というのはビックリだけど」
「今は、お前は“封印を解きし者”で俺は“守護者”だからな」
雷神は魔界の創立者の僧侶だったが、ある時に呪われて封印された。
その封印を何千年経ち今、マナがふとしたきっかけで解いてしまった。
だけど、魔力が弱いため体が小さいのだ。
マナが強くなれば元の姿に戻るらしい。
「(確かに、俺はマナを選んだ。でも理由は・・・・)」
雷神は実は、マナに一目ボれをしていたようだ。
だけど、それを言う事は無いだろう。
「だけど、お前が友情想いだったとはな」
「・・・・うん」
「どうした?」
「初めて・・・・私を友達だって言ってくれたから」
「・・・・・」
「だから・・・絶対助けたかった」
「下手したら・・・・マナ。お前が追放されてたかもしれないんだぞ」
「それでも!!私にとって・・・大事な大親友なんだよ」
「・・・取り敢えず今は、人間界にいなきゃいけない」
「当分・・・会えないね」
「魔女は長生きだからな・・・いつでも会える」
「うん。雷神アリガト」
「あぁ」
過去の事件とは・・・
マナの親友の二人が魔界の祭りの御輿作りの先導する事になった。
親友の一人が、同じグループの二人の魔女に、魔界集会(魔女全員と教師と今、魔界で一番偉い指導者が集まる)に参加して、祭りの御輿作る人を紹介した時に二人の魔女が、マナの親友の一人の子に「私達、苛められてます」と言った。
その言葉に魔界は騒然とした。
マナの親友は連行された。
マナは、次の日から情報収集を始めた。
もちろん、あの二人にも話を聞いたが口を割らなかった。
雷神は複雑そうな顔をしていた。
マナは雷神のアドバイスにより、ある部屋にネズミ型の盗聴器を仕込んだ。
そして、真実を知った。
二人の魔女が立ち去ってから、ある女に近付いた。
少し、話をしてから帰った。
次の日に魔界集会が再開され、またしても二人の魔女が嘘を言った。
その犠牲者がマナ。
その途端に『フフフ・・・』と不気味な笑い声が聞こえた。
マナは笑いながら幕の横から出て来た。
最高責任者の指導者の騎士らしい男はマナの首に剣を突き付けた。
マナは涼し顔で二人を見る。
雷神は騎士の男を睨む。
「あなたが・・・本当に・・・」
指導者が言った。
「昨日会ったばかりで、なぜ苛めなきゃいけない?」
ざわめく集会場。
「それに、これを見ても・・・そう言ってられますか?」
マナが指を鳴らすと画面が写り、そこには真実があった。
「そこの二人は脅されてたの・・・・・悪いのは、あの女」
指を指したのは、昨日話をしていた女
顔を青ざめさせながら顔を手で覆う
雷神は「相変わらず甘いな」と小声で言ったのを苦笑いしながら聞いたマナ。
そして、キッと顔を怖くし、何かの呪文を言うと大きな本が出てきて無機質な声が会場内を揺らす。
「貴女の父親は魔界を裏切った者……トワイラですね」
名前を言った途端に会場内はザワザワとした。
知らない者はいないということだろう。
女は目線を逸す。
「貴女の狙いは……魔界の乗っ取りですね」
当たり前のことを当たり前のように言った。
だが、会場内は更にざわめく。
「だけど、貴女の敗因は……私の親友を陥れたことです」
地を這うような低い声。
周りは鳥肌がたったのか腕を擦ってる。
マナの親友の二人は嬉しそうな顔をした。
「連行せよ!!」
指導者は複雑な空気を切るように高い声で命令した。
騎士はハッとしたように従った。
女が連れ去られたあと
「・・・・・・・・俺がいない間、魔界は物騒になったもんだ」
マナには見知っていて、周りはわけが分からないような声がした。
マナの肩からフワッと降りた。
「だ、誰だ!?」
誰かの声がした。
「雷神……いいの?」
マナが名乗った名前に指導者や教師達がざわめき出した。
生徒達は分からないような顔をした。
「雷神・・・様!?」
指導者は高い位置にあるイスから降りてマナに近付き跪く。
「なんか…私にされてるみたい」
そう言ってマナは雷神から離れた。
雷神はため息を吐く。
「雷神様・・・・亡くなったはずでは・・・」
指導者がオドオドしながら聞く。
「魔界では・・・その様なことになってたのか・・・」
と雷神。
「なぜ・・・・・魔界の創立者様が」
と指導者。
「封印されてたのをマナが解いた。それだけだ」
と雷神。
「あの娘が・・・・・」
マナを見る指導者。
「罰を与えなくてはな・・・・真実を知らず無関係の魔女が傷付いた」
指導者を睨む雷神。
「・・・・・・・はい」
落ち込んでる指導者。
「あ、あのさ・・・いいじゃん別に、真実に気付いたんだから」
マナが雷神にタメ口に話した。
「雷神様にタメ口とは!!」
それに怒った指導者。
「俺が許したんだよ」
雷神は呆れながら答えた。
それに黙る指導者。
「ねぇ・・・・許してあげて?」
マナに言われてため息を吐き。
「だから甘い・・・・俺もな」
その言葉に笑顔になったマナ。
過去を思い出すかのように目を瞑ってるマナ。
それを肩から見守る雷神。
パッと目を開け人間界に降り立った。
二人の出会いは・・・・・またいずれ。
一応、主人公は二人です。なるべく(!?)恋愛要素を含めたいなと思います。支離滅裂な作品ですが、よろしくお願いします。




