いかなる評価も一月三舟
暇だったので自分の作品の解析を見たりしてたのですが、色々データを見てて面白いな~と思ったのが、評価を入れてくれた人達の【評価基準】です。
僕のある作品の評価は1人を除いて全員が満点を入れてました。
世界中で名作と呼ばれる作品でも必ず1割は嫌う人がいるというデータもあるので、それ自体は全く気にならないというか、当たり前だと思っていたのですが、その満点を入れなかった人のマイページにある「評価をつけた作品」を見てみて、この考えは少し揺らいだのです。
その人のつけた評価はどの作品に対しても満点ではなかったのです。
そこで気になって僕が今まで投稿してきた他の作品の解析も見てみました。
結果から言いますと、満点を入れなかった人は他の作品にもほぼ満点を入れていなかったのです。
人によって評価の基準は違うと思います。
普通を3と定める人もいれば、1と考える人もいます。
前にイマイチな評価をつけた方が作品を褒めてくれた事があります。
おそらく彼の中ではそれが「高評価」だったのでしょう。
中には最高を3として、大半を1か2しか付けない人もいるほどです。
そのくらい評価基準というのは人によって違います。
なので、僕はこの【評価基準】をどうこう言いたい訳ではありません。
間違っても「満点入れろ」なんて内容ではないので勘違いしないでくださいね。
僕が思うに、どんな名作でも必ず1割の人は嫌うのではなく、その1割の人は他の9割の人達より評価基準が厳しいだけなのでは?と思ったのです。
僕はこの1割の人の基準って少し面白いなって思いました。
それと同時に、この人達は満足出来る作品が少ないのだろうな、とも思いました。
他の人にはないシビアな目で作品を見て、様々な要素を感じ取り、減点する。
その目はこの1割の人にしかないものかもしれません、とても貴重な才能と言えるでしょう。
しかし、それが原因で満足できない、楽しめない作品が多いのでしょう。
その点では9割の人達の方が人生楽しいかもしれません。
だって、満点入れたくなる作品に溢れてるんですもの、それは幸せですよね。
どちらがいいとかは解りません。
評価というものだけでもこれだけ人それぞれあるのですから……。
僕はこの解析結果を見て、評価者の「評価をつけた作品」を見て、満点評価じゃないからといって落ち込む必要はないんですよ、と伝えたくなったのです。
たかが数字、されど数字……振り回されてる自分を可笑しく思う時もあります。
ですが、少し視点を変えるだけで見えてくるものは変わってくる、と思った僕でした。
一月三舟とは仏語でして、空に浮かぶ月を止まっている舟から、北へ向かう舟から、南へ向かう舟から見るとそれぞれ異なって見えるため、1つの教えも受け止め方次第で様々な意味に解釈されるよ、という意味です。
追記
あまりにも本文と関係無い内容や、他の何かを叩きたいだけの感想が多いので、僕がそう判断した感想は削除させていただきます。