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詩、あるいは詞

ぐんない

作者: 志賀飛介

明日が嫌いだから夜が好きになった

思い出すと切なくなるから過去はいらなかった

どれだけ夜に逃げても朝は来るから

ますます嫌になった

それでも仕方ないから明日になったら

起きなきゃいけないから

おやすみってベッドに潜る日々を繰り返すのが嫌になった


明日僕は死ぬからその時は君に泣いて欲しいんだ

綺麗なしずくその一滴が僕のために流れるのなら

もう思い残すことは何もない

だからぐんない 今日はぐんない


明日が楽しみで眠れない日もあった

でも今は未来を考えることも嫌になった

死ぬのが怖くて眠れない日もあった

今も少しそうだ

それでも二度と明けない夜だと思えば

素敵に思えてくるから

おやすみってベッドに潜る日々を死ぬまで繰り返した


明日僕が死んだらあいつは泣いてくれるのかな

一緒に歩いた日のことを思い出してくれるのなら

もう思い残すことは何もない

だからぐんない 今日はぐんない


この街が朝日に包まれる時もうこの世にはいないから

僕のいない朝が穏やかなものであるように僕も穏やかに眠ろう


明日僕は死ぬから未来を見ることは出来ないけど

もう二度と朝を迎えることはないけど

思い残すことは何もない

だって全てをあきらめてしまったから

明日僕が死んでも最初は誰も気づかない

だけど気づいたときに誰かが涙を流してくれるなら

もう思い残すことは何もない

だからぐんない 今日はぐんない ずっとぐんない


詞を投稿し始めて四つ目になりますが、相変わらず暗い詞ばかりで申し訳ないです。最近アクセス解析なるものの存在を知って、一応誰かしらは見てくれてるんだなぁ、と思い嬉しくなったり恥ずかしくなったりしています。やっぱり『寒ぃ』みたいに思われてたりするんですかね。。。


『死にたい』っていうとなんだか鬱ぶってる様に聞こえるけど、

やっぱりそう思うことがあって、ぶってるのか本気なのか自分でもよく分からなくて。

なんにせよ、死ぬときは眠るように死にたいですよね。

生きるのも辛いのに死ぬのも辛いなんて全くひどい話です。

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