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番外編*沙織と一馬*
〈side 沙織〉
これで良かったのかな。
沙織は一馬の部屋で考え込んでいる。
「沙織。」
「一馬くん。」
「また燐のこと?」
「うん、まあね。」
「心配ないよ、燐なら大丈夫だって。」
「それもだけど…」
「あー、葵ちゃん?」
「そう。」
「最近はマシだけどな。まだ本調子ってわけじゃないけど、そのうちも戻ると思うよ。」
「なら良いんだけどね。」
本当に大丈夫かな。
「沙織もあんまり考え過ぎるのは良くないって。」
「うん、それもそうだね。」
「今年は燐がいなくて大変なんだよな。」
「あ、主力だったもんね。」
「そうそう、かなり痛い。」
「頑張れよ、キャプテン!」
「うん、じゃあちょっと元気付けて。」
「仕方ないなぁ〜。」
沙織は一馬を抱き締めた。
一馬は照れ臭そうに、
「やっぱりドキドキすんな。」
「うん、今日は私も。」
2人は甘い口づけを交わした。




