第34話
〈side 燐〉
バスなう。
今日から二泊三日で林間学校、
行き先はどっかの山奥。携帯は繋がるらしい。
俺は今バスの中で女子に囲まれている。
羨ましいと思うだろ?
ぜんぜん、うらやましくなーい!!
むしろ最悪だ!
理性を保ち続けなければならないのだからな!
ちなみに相葉と夏目も同じ状況。
本当は3人で座る予定だったのに、
いつの間にかこんな状態に
「立花さま、はいあーん。」
ちょっ、もう食べれません。許して。
バナナはもう無理だから〜。
つかどうやったら、口周りにそんな練乳つくんだよ。
エロすぎんだろ!?
「あ〜ん、私と遊びましょうよ。」
胸があたってるぞ!
柔らかい。これはこれでいいかも〜
「ババ抜きよ、立花くん、さあカードを引いて!」
おいやめろ、トランプを谷に挟むんじゃない。
ていうか、どんだけデカいんだ!
あれ?これなら触っても、不可抗力だよね?
やばい、このままじゃバスでヤってしまう。
俺はまだ童貞守ってるのに!
あ、これは誇ることじゃないか。
もー!早く着いてーー!
目的地に到着、燐達はバスを降りる。
「やっと、終わった。よう、お前ら生きてるか〜?」
相葉と夏目はげっそりしている。
「ダメだ〜。」
「逝きかけちまった。」
「「お前、ヤったのか!?」」
燐と夏目は驚きながら言う。
「え、まだ一歩手前までだ。」
「お前、なかなかの強者だな。」
「その勇気は俺にはない。」
うんうんと2人は頷く。
「それより、早く部屋行こうぜ、少し休みたい。」
「「そうだな。」」
俺達が止まる宿舎はログハウス。
この中に一年全員入るんだから、大きさは相当ある。
部屋割りは、俺ら3人の他に、
メガネでオタクの音亀くんと、
ノッポでガリガリの骨田くんだ。
以後この2人はメガネと骨と呼ぶとしよう。
女子の部屋と男子の部屋は別の建物にある。
部屋で少し休憩をしてから、外に集合する。
「はぁ〜い、7組のみんなは集まったかな?」
担任がこれなのでかなり不安。
「今からみんなで、ハイキングしまぁ〜す。イェーイ、ドンドン、パフパフ〜。」
「「「うぉーーーい!!」」」
クラスの阿呆どもはこれではしゃぐのか。
俺達3人にはもうその気力がない。
「あっれぇ〜、そこの3人元気ないなあー、先生が後でおっぱいでパフパフしてあげようか?」
足立先生は俺らに向かってそう言う。
それは、嬉しい。
だが、ここはクラスの女子の視線が怖い。
「「いぇーい、ハイキング楽しみー!」」
俺と夏目は正常だろう。
だが相葉は
「先生、俺はズリの方で。」
こいつアホだ!
「もぅ〜、相葉くんたら、それはまだはやいよ♡」
この先生も大概な気がする。
「ちぇ〜。」
やはりこいつは強者だ。
「相葉く〜ん、私がしてあげる。」
お前そんな胸ないだろ。
「相葉きゅん、縛って〜。」
お前はなんか違う!
先が思いやられる。
二泊三日で誰か卒業する気がする。
俺は絶対しないからね!
ハイキングは意外と何事もなく終わった。
意外すぎる。
昼ご飯はカレーを作るらしい。
小中高毎回つくるよな?
もういい加減カレーはいいと思う。
「もっと、もっと、もっと〜♡」
「もっとか?いいだろう、もっとだな!」
「ん〜、激しい〜♡」
ん?なんだ?夏目?何してんだ?
ま、まさか!?野外で…
「おい、お前ら!」
「ん?何?」
「立花くん、どうしたの?」
「いや、なんでもねえ。」
なんだよ火を起こしてるだけかよ!
紛らわしい声出すな!
カレーは無事?に作り終えた。
『いっただっきまーす!!』
うん、意外美味しい。
やっぱり自分で作ったもんは美味しく感じるのか?
「あ〜ん、させて〜」
「わたくしが作ったカレー食べて〜」
「相葉くん、カレーを私にかけて〜」
うわ、やっぱり来やがった。
なんで毎回相葉のとこに変なのがいんだよ!
あいつ普段何してんだ?
「もう、来るな〜。」
「逃げろ〜。」
「いいだろう、かけてやる。」
相葉?いまかけるって言った?
やっぱりこいつはヤバイ奴だ。
昼飯の時間は、終始追いかけられて終わった。
1日目の行程終了。
後は風呂入って晩飯食うだけだ。
うん、なかなかハードだ。
お風呂の時間はクラスごとに決まっていて、30分ぐらい。1クラスずつ入るのでかなり時間がかかる。
男子が7組のときは女子も7組が入ってる。
ちなみに見張りの先生はなし!
これでいいのか?
思春期真っ盛りの男子高校生だぞ?
3人は壁の前に並び、考えている。
「うーん、この壁は越えられるか?」
「そうだなあ、俺たちなら可能だな。」
「やはり、行くしかないようだな。」
3人は目を合わせて、ニヤリと笑う。
1番の狙いはやはり、いつも俺を追いかけてくる。花宮さんだろう。出るとこはしっかりでており、学年1のスタイルで有名だ。
いつも追いかけて来なければ、俺も好きになっていたかもしれない。うんうん。
あとは夏目親衛隊の更屋敷さんと相葉縛られ隊の真曽原さんあたりだな。
今回はマネージャーがいないので、俺も覗く気満々なのだ!
桐山にばれるのはなんかちょっと嫌だけど。
だって軽蔑されそうじゃない?
他の男子は壁に登る事が出来ないので、下で俺たちを眺めている。
「よし、行くか、」
「せーの、だからな。」
「せーのっ」
3人は一切に壁に身を乗り出す。
うおっ!絶景じゃねぇか。これが女風呂、まるで桃源郷。
だが、ほとんどがタオルを巻いてるのであまり見えない。
「どうするよ?」
「そうだなー」
「俺が声をかけよう。」
「「は?馬鹿だろ!」」
やはり、相葉は狂っている。
「そんなの自殺行為だろ、」
「ああ、叫ばれる。」
「そうか?」
俺らの話声が聞こえたのか、花宮さん達はこちらを見ていた。
「「「あ、」」」
「こうなったらもう、見るだけ見るしかない!」
「そうだなどうせ叱られるなら、みてしまったほうがいい。」
あれ?女子たちは悲鳴を上げない。
それどころかこっちをずっと見ている。
「立花さまったらもう、エッチですね。」
「夏目くん、言ってくれればいいのに。」
「相葉きゅん、いつもどうりですよね。」
そう言い、恥じらいながらも嬉しいそうな姿を見せる。
は?どうなってんの?
状況が飲み込めません。
女子達はそう言うと、ハラリとタオルを落とし、
一糸纏わぬ白い裸体があらわになる。
「ブハッ!!」
「グフォッ!!」
俺と夏目は鼻血を吹き出し。下へ落下する。
クラスメイトがなんとか受け止めてくれた。
相葉はというと、
「ふむ、これはなかなか、」
などと呟き、吟味している。
さすが相葉だ。
その後俺たちはクラスメイトに質問責めをくらいながら、風呂を後にする。
覗きは問題になるかと思ったが、なぜか無かった事になっている。
俺としては嬉しいんだけど。
晩御飯を食べ終えると、俺たちは部屋に戻った。
俺たちはもう寝る体勢にはいる。
さすがにさっきのがあるので女子の部屋に行く気になれない。
というかまず、さっきのがなくても行けば、いろいろと危ないので行く気になれない。
「俺初めて、生で見たよ。」
「ああ、俺もだ、花宮さんはさすがのナイスバディだったな、俺の頭から離れない。」
「お前ら何言ってんだ。更屋敷が1番に決まってるだろ。あれは中々の上物だぞ。」
「「お前はじっくり見たからな!」」
確かに、花宮さんの体は頭から離れないな。
そういえば、桐山もなかなかにいいから…
いや、想像するのはやめよう。何かを失いそうだ。
「僕たちも見たかったですぅ。」
「そうですねぇ。」
メガネと骨だ、
「なんかいつでも見せる的なこと言ってたよな?」
「ああ、確かに。お前らも頼めばいいんじゃねえか?」
「貴方達は分かっていませんよ。それは貴方達だったからですぅ。」
「そうです、僕たちが行けば、一瞬で豚箱じゃあ〜!」
何?情緒どうしたの?
「確かに。お前らじゃ絵面がやばい。」
夏目が関心しながら言う。
「今から頼みに行かないかい?」
やはり相葉はどうかしている。
「俺にはそんな気はない。」
「俺も〜、今日はキツイ。」
「釣れない奴だな。まあ仕方ない。沙織先輩で手を打とう。」
「は?なんで姉ちゃんが出てくんだよ。お前死ぬぞ?」
「じゃあ俺は、さつき先輩で!」
「お前らあほか?それを俺に言うなよ。どうにも出来ん。」
「副会長っていいよな、ブホォ〜!!」
だめだ、メガネがキモすぎる。
「燐どうせお前は、さつき先輩といい感じなんだろ?」
「は?俺は別に何にもなかっ…た。」
あった、なかなかに刺激的なことが一回あったわ。
「ほら、何したんだよ、言ってみ?」
「ほほう、なるほど。縛られてムチを打たれたと。」
「そんなこと言ってねぇー!」
「じゃあ、何をしたんだ?」
「お前だけ、せこいぞ、あんな美人な先輩といい感じなんて、」
「2人で勉強しただけだ。あの人頭いいからテスト前にちょっと教えてもらっただけだ。」
それだけじゃなかったんだけどな〜
思い出しただけでドキドキするわ。
「なるほど保健体育の勉強ねぇ〜。」
「違うわ!」
「本当に何も無かったのかよ。ムフフな展開は」
「それは…、」
───私は君の事が…
ダメだ。あの時の事が頭から離れん!
「あったんだな。」
「いや、ムフフなんかじゃねえけどな。否定はしねぇ。」
「詳しくきかせろ!」
「無理だ、」
「じゃあいいや、」
諦めはや!
「いいのか?」
「おう、別にきょーみねぇーし、」
「じゃあ、聞くな。」
「それよりお前、5組の桐山ともいい感じらしいな。」
は?相葉それはどっから
「別にただの桐山はマネージャーなんだけど。」
あ、遠征の夜か。
あの夜以降妙な気持ちになるからな。
「なんだなんだ、お前二股か?」
「そんなんじゃねぇ!」
「どっちか譲れよ。俺に。」
「相葉に渡したら、人生狂うだろ。」
「そうか?悪いようにはしないんだがな。」
不気味な顔をして言う。
「「なにそれ!こっわ!」」
「まあ、いい、お前はもっと自分の気持ちを確かめたほうがいいだろ。」
たまにこいつの言ってること的を得ているんだよな。
ただの変態のくせに。
「ああ、」
ガラガラッ
「もう就寝時間だぞ〜!」
「「はーい。」」
「先生是非俺の布団で。」
「相葉くん、また今度ね♡」
「はい、ぜひ。」
まじか、さすが馬鹿2人。
ふぁ〜〜。
俺ももう寝よ。
自分の気持ちか…
どうしたら分かるんだろうな。
林間学校始まりました。
クラスで3人が絡むと下ネタ多くなってしまいます。
すみません。




