番外編*さつきと沙織の日常*
番外編書かせていただきました。
遠征中の日常
〈side 沙織〉
沙織はさつきがレジにいるケーキ屋で机に伏している。
店には2人の他にさつきの母しかいない模様。
「うぅぅ……」
「沙織さっきから唸ってばっかで、うるさい。」
「だって…せっかくのゴールデンウィークなのに、休みなのに!」
「はいはい、仕方ないだろ。毎回毎回、沙織も飽きないね。」
さつきは肩をすくめて、そう言う。
沙織は毎回、一馬が遠征などでいなくなると、ぐずるのだ。
「我慢しなよ、一馬くんだって遊んでるわけじゃないだろ?」
「でも…」
「何が不満なんだよ」
「あーー!もうっ、私は今一馬くん成分が足りてないのっ!」
沙織は頰膨らましさつきを睨みつける。
「だったら電話ぐらいしろ。」
「それはちょっと…」
「はー、めんどくさ。」
「だって、それは迷惑かなーって。」
「沙織の思考回路が分からん。」
さつきは呆れ顔で言う。
「さつきは旦那さんがいないから、分からないんだよぅ。」
沙織は口を尖らせて言う。
「な、旦那ってねぇ。この歳でいんのあんたぐらいだからね。」
(ほんっと、面倒くさい。)
「私は、兎に角心配なのっー」
沙織は両手を振り上げて言う。
「何が?一馬くんなら何も心配することないだろ?」
「そうじゃなくて、他の高校のマネージャーが寝込みを襲うとか、「いや、ないから、」睡眠薬で眠らせて、襲うとか、「それもありえないから、」集団で襲ってあんな事やこんな事を…」
「あんたの発想が一番怖いわ。」
さつきはため息を吐きながらそう言う。
「だって…、一馬くんって有名じゃない?だから私は心配するのっ」
沙織は口を尖らせ、ブーブー唸っている
「そんなに心配なら葵ちゃんにでも頼めば?」
さっきのその言葉に沙織の表情はパッと明るくなる。
「それは名案。流石さつきね。」
沙織はさつきに微笑みかける。
「ほんっと、調子いいんだから。」
「まあねぇ〜。」




