第26話
〈side 葵〉
今、私は洗濯をしています。
遠征や合宿になるとマネージャーの仕事に洗濯が増えます。結構大変です。
4人で分担するけど部員の数も多いので、時間がかかります。
まあ、私たちはこれぐらいでしか、みんなをサポートできないからね。
洗濯終わりました!
時間かかったなあ。
今日は疲れたな。バスが長かったし、
1番はお風呂での出来事だよね。
だって、あんなの初めてなんだもん。
いけない、いけない。
思い出さないようにしなきゃ。
「はぁー。」
「何?葵、ため息なんかついて。そんなに疲れた?」
まあ、疲れたけどほとんど早苗ちゃん達のせいなんだけどなぁ。
「うん、まあね。」
「今日ハードだったもんね。」
「そだね。」
マネージャーは全員同室
4人はもう既に寝る体制
「今日はわたくしとっても疲れましたわ。」
「そうですね、でも楽しかったね。」
「はい、野郎狩り体験出来てとても有意義でした。」
あれで有意義?
早苗ちゃん大丈夫かな。
「早苗、これからどうするの?」
「どうするって、何かあるんですか?」
「白馬さん無防備ですわよ。」
「よ、夜這いーー!?そ、そんなの出来ません。」
早苗は顔を真っ赤にして、手を振る。
「残念。見れると思ったのに。」
「そうね、殿方にご奉仕するところを…あはんっ」
「私が、傑さまと…いやーんっだめ!」
なになに、なんかこの会話危なくない?
私大丈夫かなあ?
「私は、先輩方の恋愛事情を知りたいです。」
「あら、早苗さん、知りたい?」
「はい。」
姫花先輩の恋愛事情かあ。
それはちょっと気になるかも。
「わたくしには、既に決められた殿方がありますのよ。」
「姫花先輩はそれでいいんですか?」
「はい、素敵な方ですもの。相思相愛ですわ。それにもうすぐ結婚して、素敵な新婚生活を送りますの。そしてあんなことやこんなことを…うっふん、あはんあはんっ」
姫花は妄想の中へ飛んでいく。
「んーっ、大好きですわっ!」
あ、帰ってきた。
「素敵です!」
早苗は、両手を握りしめ目を輝かせている。
確かに素敵だと思うけど。
ほとんど放送できないよね。
「さすが早苗さん、わかっていらしゃるわ」
「はいはーい、次は私ねー。私は…ぐふふっ、あははっ、えへっ…、いやんっ。」
由利は白目を向いている。
え、なに?何も分からなかった。
いつから妄想大会になったの!?
葵はひたすら困惑していた。
「次は葵さんね。」
「え、私ですか?」
「そうよ、誰を選ぶのか気になりますわ。」
選ぶ?私が?
「それ、めっちゃ気になる!」
由利先輩いつのまに帰ってきたの!?
「誰って、言われましても…」
3人はなにやらひそひそ話している。
「まだ分かんない?」
「は、はい。」
「そっか、でもそのうちわかるよ。」
「葵は立花くんだもんね!」
「早苗ちゃん!」
葵は目で抗議する。
「わたくしもう眠たいですわ。そろそろ寝ません?」
「そうだね、明日も早いしね。」
「おやすみですわ。すぅ……」
寝るの早!
5秒もたってないよね?
今日は濃い一日だったけど、先輩達の普段は見れない一面が見れてよかったな。
いつもはあんなに真面目に仕事してるのに。
こんな姿誰も想像できないだろうなあ。
やっぱりこういうのっていいよね。
ピローン
『葵、もう寝た? (・・?)』
あ、ライン、さつき先輩からだ。
「まだです。」
『まだなの?』
沙織先輩?これグループラインか。
「はい、」
『じゃあ少しお話しない?』
「大丈夫ですよ。」
『ねぇ、覗きあった?』
「ありました。」
『えー、うそー!?Σ(゜д゜lll)』
さつき先輩の顔文字可愛いな。
『誰?燐?一馬くん?(炎)』
沙織先輩(炎)って、ふふっ、怒ってるのかな?
可愛い。
「ちがいますよ、1年生の2人です。」
『よかった〜』
『葵ちゃんが見られたの?」
「誰も見られてませんよ。その前に姫花先輩と由利先輩が退治しました。」
『わぁお、さすがっす(・Д・)』
『そうね、さすが由利ね。』
「前にもあったんですか?」
『1年の時の林間学校でね。』
『あれは、忘れらない。(意味深)』
「そうなんですね、私も忘れられなくなりました。」
先輩達も同じようなことあったんだ。
『葵ちゃん、一馬くんの見張りお願いね。』
「多分、姫花先輩と由利先輩は大丈夫だと思うんですけど…」
「違うわ、他校生よ、近づく不届き者をやっつけてね。(鬼)』
「はい!頑張ります。」
沙織先輩のチョイスがツボだ。ふふっ。
『葵ちゃんも、燐くんに近づく人やっつけたほうがいいんじゃない?( ̄∀ ̄)』
「私は別に大丈夫ですけど!」
『またまた〜(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾』
『葵ちゃん、気を付けた方がいいわ。燐意外ところっと落ちちゃうかも?(煽)』
煽って、言ったら意味ないですし。
「からかわないでくださいよ〜。」
『葵ちゃん、燐くんの隣で寝なくていいの?』
「何言ってるんですか!?第一私はまだ立花くんの事は…、というか、本当はさつき先輩が寝たいんじゃないですか!?」
『うん、寝たい\(//∇//)\』
え、うわー、意外とあっさり。
なんか悔しい。
『きゃーーーー!さつきったら(炎)』
『沙織、怒ってんの?Σ(゜д゜lll)』
え、沙織先輩怒ってるの?
「むぅー、立花くんの隣は渡しません!」
『おっ、葵ちゃん、言うねぇ( ´ ▽ ` )』
しまった。乗せられた!
『葵ちゃんったら、もう』
やばい!勘違いされてる!
「今のは違います!そういうのじゃないですからっ!」
『もー、素直になりなよっ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾』
『もう遅いし、わたし寝るわね。(爆睡)』
『あ、私も〜、おやすみ、(-_-)zzz』
「おやすみなさい。」
私の素直な、気持ちかぁ。
立花くんは素敵なんだけどな。
私の事どう思ってるんだろう。
松原くんとか、赤井くんも、優しいしな〜
速川くんは意味深発言があったし。
選ぶっていう言葉も気になるし。
もうっ、寝れないっ。
顔文字使ってみたかったんですよね。




