第18話
〈side 燐〉
数十分前
今日から体育館♪〜
やべ、笑いが止まらねぇ、
靴も新しいしテンション上がるぅー!
監督に集められ部員が円陣を組んでいる。
「今日から入部します!立花燐です!よろしくお願いします!」
別に今日からじゃないんだけどねー。
「それで、今から土曜日の練習試合に向けてフォーメーションの確認をするんだが、立花にはAチームで出てもらうつもりなので。練習に入ってもらう。」
まわりがざわざわする。
絶対こうなると思ったよ!
監督考え甘すぎ!
「すいません監督、どうして今日になって入って来た1年なんですか?推薦入部の1年ならまだ納得出来るんですが、そいつは納得できません。」
いきなりそいつとか言うなよ!失礼だな。
俺はお前より絶対上手い!
っていうかまず推薦の1年でも納得すんなよ、だから出れねぇんだよ。
「俺の方がそいつより上手い自信があります。そいつ中学の時も見たことないですし。選抜にも選ばれてませんでした。俺を出してください。」
当たり前だろ!俺は去年いなかったんだからな。
ちなみに俺は2年の時に選ばれてんだよ。
優勝もしてるし。
他の部員も猛抗議する。
あー、もう、どうでもいいから、早く終わらないかな。そろそろだるいんだけど。
っていうか一馬くんどこだよ。助けろよ。
「監督、みんな納得しないんだったら、もういいんじゃないすか?」
「いや、しかしな…」
監督はっきりしろ!
「監督ー、こういうのはどうですか?」
一馬くんっもうおっそい!
「そうしようか。これで他のみんなも納得するか?」
全員賛成する。
はぁー、普通に無理だろ。なに考えてんだよ!
「あのー、それなら一個提案があるんすけど、一馬くんをうちのチームに下さい。」
「あー、いいぞ」
「なにこいつ、自分で勝つ気ないの?」
「どうせ、自分じゃ何もない出来ないんだろ。」
カッチーン、もう怒った。
絶対こいつら叩きのめす!
「一馬くん、俺本気出します。」
燐が真剣な顔で言う。
「当たり前だろ。それじゃあ早速作戦会議だな。おーい、お前らこい。」
一馬くんの提案はこうだ、
スタメン以外の1、2年連合対俺と今年の一般入部の1年のチームで試合をすると言う提案だ。
監督は勝たなくても納得させればいいと言ったが、あいつらここまで言われて俺が黙ってるわけがない。
とりあえずあいつら全力ぶっ潰す。
とは言っても、俺だけなのはキツイので一馬くんはこっちチームにもらったけどね。
試合は三日後の金曜日、それまでに俺のチームを仕上げる!
燃えてきたー!
俺の初試合は楽しくなりそうです。




