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第12話

〈side 燐〉


さつきの家に燐達はいる。

さつきの家は敷地が広い。さつきの母が経営するケーキ屋さんがあり、その横にさつきの家が建っている。


「燐寝ちゃったね。」


燐は腕を枕にして机で寝ている。


「すぅ………すぅ………」


「そうみたいだな、ケーキ食って眠くなったんじゃないか?相変わらずお子様だから。」


一馬が言う。


「そうだね。」


さつきと沙織はふふっと笑う。


「それもあるけど、疲れたんじゃないかな?帰国してそんなに経ってないんでしょ?それに今日だってずっと走ってたし。」


沙織と一馬が、ジッとさつきを見つめる。


「な、何?怖いんだけど。」

「ふぅーん、ずっと走ってたねぇ〜。」

「それが、どうしたの?」

「いやぁ、ずっと走ってるところ見てたのかなぁ〜って思って。」


「!!!」


「い、いやぁ〜、燐がそう言っていた気がしたような気がしたんだよねぇ〜、あははは、やだなぁ、おふたりさん走ってるところずっと見てるわけなんてないじゃない。ねえ?」

「ほんとにぃ〜、さつきちゃん?正直に言えば今なら助かるよ?」


沙織はニコニコしながら言うが、逆に怖い。


「ひぃっ!言うから、全部言うから!許して!」

「だったら、早くね。」

「今日お店手伝わなくていいから、沙織を待ってる間が暇でさ、それでね走ってる燐を見つけて見てただけだよ。ほんとだよ。」


(まあ、嘘は言ってないよね…)


「ふぅーん、そうなんだ、特に気にしてはいないんだけど、付き合うなら私に秘密にしとくとか、やめてよね。」

「特にそんな予定はないんだけどなあ。からかってるだけだぞ?ほら、燐って可愛いから、特にこの寝顔とか、ね?」

「まぁ、確かにねぇ。」


沙織とさつきは燐の頰をつっつく。


「沙織って意外と燐のこと好きよな?」

「あら、一馬くん今ごろ?とっくに気付いてると思ってた。でも安心して弟としてだから、1番は一馬くんだよっ」


沙織が甘えるように抱きつく。


「あの、すいません。そういうの2人の時にやってもらえるかな?」

「あら、そう?さつきだから別にいいかなって。」

「よくない!」


ピローン


沙織の携帯が鳴る。


「今日、お母さん達帰ってくるみたい。私達もう帰るね。」

「ほーい。あ、ケーキ持ってく?」

「うん、いいの?」

「いいと思うよ、沙織のお母さんが帰ってくるって言ったら、くれると思うし。」

「お願いしていい?」

「うん、お母さんに言ってくるね。」


さつきは部屋を出ていく。


「りーん、起きてー、帰るよー、」

「ふにゃ、ふにゃ、まってぇー、あと五分。」


それを聞き沙織と一馬は笑みが溢れる。


「りん!早く起きて!もう帰るから!」


沙織が声のボリュームを上げる。

燐は驚いたのか体がビクッと反応する。


「なぁに?姉ちゃん?」

「なぁに?じゃないわよ、お母さんたち帰ってくるから、私達も帰るわよ。」

「ふぁーい。」


燐が目を擦りながらこたえる。


「相変わらず覇気がないわね。」

「仕方ねえだろ、疲れたんだから。」

「お前、あの程度で疲れたのか?先が思いやられるよ。」

「うっせー、一馬くんが騙すからだろ。」

「はいはい」

「2人とも、外でさつき待たしてるから、急いでね。」



3人で外に出ると。

さつきとさつきの母がいた。


「はーい、これ人数分のケーキね中は私のオススメだから。」


そう言うと、さつきはウインクする。


「ありがとう、さつき。」


「沙織ちゃん、お母さんに土日にでもお店に来てって伝えといて。」


さつきの母が言う。


「あ、分かりました、伝えておきます。今日はケーキありがとうございました。」

「いいの、いいの、気にしないで。」

「じゃあ、私達はこれで。」


沙織はそう言うとぺこりとお辞儀をして、去って行った。


「燐くん、久しぶりに見たけど、かっこよくなったねぇ。」

「でしょ、でしょ、あれ?お母さんなんで燐のこと知ってるの?」

「あれ、さつきちゃんには言ってなかったっけ?沙織ちゃんのお母さんとは昔からの友達だから、たまに会ってたんだよ、だから、燐くんとも会ったことあるの。」

「全然、知らなかったなー、お母さん、言ってくれてもいいのに。」

「ごめんね、」


親子の楽しい会話である。



沙織と燐は一馬と別れ、2人で家に向かって歩いていた。


「さつき先輩のお母さん、さつき先輩とそっくりだよな?」

「確かに、すごく似てるわね。喋り方もね。」



ガチャリ


「りんにぃ、おかえりー!」


そう言って飛びついてくるのは妹の奈津だ。


「おー、ただいまー」


燐は奈津を受け止める。


「遅っかったな、ロリコン。」

「だから、ロリコンじゃねぇ!なんだ健寂しかったのか?意外と可愛いじゃないか。」


燐がニヤニヤと笑いなが言う。


「はっ、んなわけないだろ!帰ってくんな!」


そう言って健はプイッとそっぽを向く。


「素直じゃないぇ〜」



「あれ?お母さんまだ?」


沙織が言う。


「もう直ぐ帰ってくるんじゃないかな?」


満が答える。


「そう、さつきんところでケーキ貰ったから、冷蔵庫に入れといて。」

「やったー!ケーキだ!」


奈津はケーキに反応すると、そう言って、ケーキを持って行った。


「母さんたち帰ってくるまで、ご飯まだだからみんなゆっくりしておいてよ。」


満が言う。


「「「「はーい」」」」



数十分後、燐達の両親が帰ってきた。


「燐、いるー?」

「おう、いるよー。ってわぁっ!」


燐の母が急に抱きついてきた。


「母さん急に抱きつくなよ、てゆうか、俺もう高校生だよ、恥ずかしんだけど。」


燐の顔は真っ赤である。


「燐、いつのまにか大きくなっちゃって、お母さん寂しいな。」

「こらこら、お母さん、燐が困ってるだろう。」


そう言うのは父だ。


「ごめんね、燐、久しぶりだから嬉しくて、つい。」

「それ奈津と同じだよ。」

「あははっ、おかあさん、なつとおんなじだー、」

「そろそろ、ご飯にするから、みんな準備してー」


沙織が言う。



燐達は晩ご飯をみんなで食べた。


久しぶりの家族全員だったなー、母さんと父さんは相変わらずだったけど楽しかったな。

このへんで俺の母と父を紹介しよう。

俺の母さんは、有名な小説家でかなりの美人、ちなみにさつき先輩のお母さんとは、中学時代からの親友らしい。あれっ?これって、どっかで、まあいいか。

んで父さんが、会社の社長。でも今はほぼ満がやってんだけどね。

家族の紹介はこんくらいかな。

名前はあえて伏せる。



「りんにぃ、今日一緒にお風呂入ろー。」

「あー、いいぞー。」


「「「「おいっ、それはダメだろ!」」」」


母さん以外が反応する。


「えー、なんで」


奈津が頰を膨らまして、抗議する。


「奈津、燐じゃなくてお父さん入ろうな?」

「えー、いやー、りんにぃと入るっ」


お父さん撃沈。orz


「ねぇ、なっちゃん、燐兄ちゃんはとっても危ないの。なっちゃんと入ったら燐兄ちゃん、警察に捕まっちゃうから、これからはお姉ちゃんと入ろうね?」

「え、りんにぃ、捕まっちゃうの?それは大変だね!分かった、お姉ちゃんと入る。」

「さ、一緒に行こうねー」


沙織と奈津は風呂に行った。

こうして燐は犯罪を犯さずに済んだのだ。


「いや犯罪じゃねえー!妹とは入るぐらい大丈夫だろ。」

「いや、兄貴はダメだ。」

「は、何でだよ」

「普通にダメだろ。母さん以外みんな引いてるぞ。」


え、うそっ、ちょっとやばいよねこれ、


「お、お、俺はロリコンのシスコンじゃないからな!勘違いすんなよ!」


「「「はぁー」」」


「あら、燐そんなに、奈津と入りたかったの?代わりにお母さんと一緒に入る?」

「いや、それはちょっと…」

「あら、そう、残念ね」


本気で落ち込むなよアホか!


「じゃあ母さん、僕と入ろうか?」


父が言う。


「ごめんね、遠慮しとくわ。」


父再び撃沈。orz


この通り俺の両親は本気でバカである。

母さんは意外とダイナマイトボディなんだよね。

父さんはちょっと変態なところあるかな?

俺もそこが受け継がれたのかなー?

って俺は変態じゃない!

妹ぐらい別にいいと思うんだけどなー。

これ以上は本気で引かれそうなのでやめておこう。










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