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仕事

「仕事って何ですか?

危ないことじゃないですよね?」

高山は少し警戒しながら尋ねた。

「治運師、と我々は名乗っています。

運を治療するための特殊な技能を持った集団です。

今回はとある歴史上の人物が患者で、なぜか運が史実と異なり、別の世界線が出来上がってしまっています。」

男の答えに、高山はさらに困惑した。

(運に、歴史上の人物か、ますます突拍子のない話になってきたな、、)

「にわかには信じられませんが、ちなみにその歴史上の人物とは誰ですか?」

「アレクサンダー大王です」

高山の問いに、男は即答した。

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