第4話
名前考えるの難しい
第五話では無く四話でした
失礼しました
「灯ちゃん、有理さんおはよー」
学校につくと妹の同級生である海谷凛ちゃんが挨拶してきた。
「凛ちゃんおはよう」
「凛ちゃんおはよーう」
それに答えるようにこちらも挨拶をする。
「此所でお別れだ灯
少し早く終わっても待ってるんだぞ」
「はーい」
そう言い灯と別れた有理は自分の教室である3-1に向かった。
「有理少し遅いぞ~」
少し太った容姿をした。
学校で良く遊ぶ人の一人の新宿仁成が言うことを聞いて
時計を見ると何時もより五分近く遅れてるのに気づいた。
「いや、仁成ちょっと信号運が悪くてな」
朝起きた事に目を剃らしながら軽く言い訳をする。
「そうか……まあ有理の所は遠いからなぁ
此処最近体調悪そうだったから風邪かと思ったけど心配して損したぜ」
仁成は軽く息を吐きながらそう返してくる。
どうやら誤魔化せたようだ。
「あっ戦場さん帰って来てたんだ」
優理は教室の一角を5~7人の人だかりが出来ているのを見て気付き言う。
「一昨日の夜日本に帰ってきたらしいぞ
アメリカ土産美味しかったぜ」
戦場士……何でもご両親が剣術関係者で本人も剣術の天才らしい。
それで両親の都合でたまに海外に行っちゃう子だ。
「有理もお土産貰って来たら……
キンコンカーンコーン
仁成の言葉を遮る様にチャイムが響くと同時に先生が入ってくる。
人だかりはさっと引き席についた。
其処には黒髪の美しい少女が居た。
「起立」
少し見とれて居たがその言葉を聞くと同時に席を立ち雑念を振り払った。
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夢は少しずつ少しずつ浸食していく。
違和感を感じる。
有理が体育の授業の時感じたのはそれだった。
どんなに動いても疲れない息が切れない。
前までは疲れたし息も切れたのに。
そうまるで体が変わった様に。
新しく自己の記録を更新しても先生が誉めていても其処には
嬉しさは無く。
ただ自分の体が変わる事に恐怖を感じる事だけだった。
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「さよなら」
「さよなら」
その言葉とともにクラスからまた一人一人出ていく。
有理もそれにつられ出ようとすると。
「待って……」
呼び止められる。
優理が後ろを振り向くと黒髪の少女、戦場士が
居た。
「何、戦場さん?」
呼び止められる理由は無いことに有理は戦場士に
質問すると。
「お土産……」
クッキーの缶を差し出してくる。
「あっありがとう」
有理はクッキー缶からクッキーを取り出すと
かじる。
「アーカムのギルマンクッキー美味しい?」
「美味しいよ」
絶妙な塩気のあるクッキーを味わった優理はそう感想を
した。
「……ありがとう、さよなら」
そう言うと戦場士は去っていた。
「うん、さよなら」
そうして有理もそう返すしか無かった。
その後は少し遅れた為に妹に少し怒られながらも家に帰り。
宿題をして晩御飯を食べ、お風呂に入り。
そして夢は廻る