「ノダの泥舟」に98%の立憲民主党出身の議員が参加した理由を考察します
◇受け皿が無かった
筆者:
今回はSNSでは「ノアの箱舟」ならぬ「ノダの泥舟」とまで呼ばれる中道改革連合に立憲民主党の議員の98%(146議員中144人が参加したという事について述べていこうと思います。
質問者:
筆者:
そこまででは無くとも、若者支持率が低い同士が集まるという事は将来性が乏しいことを意味します。
20年後にはほとんどの議席を失っている可能性があるので思い切った手段に出たのだと思います。
ただ、メンバーが変わらない以上、「ハコ」が変わっただけで本質的なところで変わっているとは思えませんけどね。
むしろ、「野合」と捉えられ有権者からマイナスのイメージすら持たれると思います。
更に公明党の決めた「5つの旗」に賛同し、更に比例の上位は公明党が占めるために立憲民主党出身者の比例復活や比例単独の当選と言うのは難易度が上がるので「不平等条約」みたいな形になります。
しかし立憲民主党から中道改革連合に合流する国会議員がが148人中144人参加、2人引退、1人無所属、1人政治団体立ち上げるという結果になりました。
政策が一致しているのであれば合流することは妥当ですが、
辺野古移設に関しては全面的に反対の立憲に対し、公明は自民と共に全面的に賛成、
安全保障では立憲の安保法制違憲論に対し公明は推進派、原発政策では立憲の「原発ゼロ」と公明の地元理解前提の再稼働容認と明確に違いがありました。
質問者:
しかも2017年の小池都知事の希望の党だって同じような綱領で納得できない場合は「排除する」ということで立憲民主党が誕生したと思うのですが、どうしてここまで差が出たのでしょうか……?
※当時は民進党から希望の党に約50人、立憲民主党に15人と言う感じで分裂しました。
筆者:
今回、中道改革連合に対抗して立ち上がった立憲民主党出身者からの政治団体が「受け皿になり切れなかった」ことが大きいと思います。
離党して政治団体を立ち上げた原口一博氏は
・日本独立(グローバル資本、占領支配からの脱却を目指す)
・日本再興(消費税廃止+積極財政)
・日本救世(mRNAワクチン反対、命を守る)
という政策でもって立ち上げました。
特に物議を醸しているのは「mRNAワクチン反対」の内容です。
僕もどちらかと言うと特にmRNAワクチンに関しては懐疑的な方で、これまでのインフルエンザワクチンとは比べ物にならないペースの副反応疑い報告数を考えると一度立ち止まって色々と検証する必要があると考えている立場です。
世間では僕も「反ワクチン」とひとくくりにされても不思議ではないレベルだと思います。
しかし原口氏に関しては「あまりにも度が過ぎた」レベルだと思います。
新型ワクチンレプリコンワクチン「コスタイベ」の開発元のMeiji Seikaを「731部隊」、コスタイベを「3発目の原爆」や「生物兵器まがい」、コスタイベの臨床試験を「殺人に近い行為」と繰り返し表現・発言したことから裁判沙汰にもなっています。
一般人が述べるにしても誹謗中傷と言われそうなことなのに、政治団体の代表を務めようという人間がやるべきことではないでしょう。
「ゆうこく連合」結成の際の記者会見で更にその理論を補填するような「有識者」を同席させています。
このような内容だと他の立憲民主党だった候補者だった方としても「行きたくないな」と思われても仕方ないと思います。
質問者:
もうちょっとマイルドに出来なかったのでしょうか……。
二桁人数が原口さんの政治団体に参加と言う話もあったそうですが……。
筆者:
原口氏は「切り崩し工作があった」と言う趣旨の発言をしているようですが、
面と向かって入りませんと言わなかった議員を好意的に捉え過ぎた可能性はあります。
世の中リップサービスだったり社交辞令のような返答――例えば、「機会があれば参加させていただきます」みたいなのを「OK」と捉えた可能性がありますね。
もっとも僕なら誤解されたくないのでスパッと正面切って断りますけどね。
ただ上下関係や「恩義」みたいなものがあったりすると正面切っては断れないという可能性はありますけどね。
質問者:
筆者:
この性格はプラスにもマイナスにもなりますけどね(笑)。
ちなみに立憲民主党から離党した中で唯一無所属で出馬を宣言している青山氏は
令和4年6月24日に
『衆議院議員青山大人君提出新型コロナワクチン後遺症治療や研究に関する質問に対する答弁書』https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b208126.htm
と言ったワクチンに比較的懐疑的だった答弁をしているにも関わらず合流しなかったのはよほど孤立しているのだと思います。
無所属で出馬した場合、参議院でまだ存在する立憲民主党からの支援は受けられるそうなのでそちらの方がまだマシだと青山氏は判断したのでしょうね。
質問者:
ただ、コロナ対策については検証するべきですよね……。同じ過ちを繰り返しかねないので……。
筆者:
例えば誰でも直前に水を飲んで空気を吸って必ず死ぬわけですが、それが死に直結したと判断する人はゼロだと思います。
ただそれでも、コロナワクチンを一番接種していた時期に日本人の寿命すら縮んでいたという事実、コロナ死者数を除いても超過死亡数が10万人いたという事実は残るので
コロナワクチンでないにしろ何かしらコロナ対策に疑問があったと言わざるを得ないと思いますよ。
相関関係と因果関係は全く別なので、ゼロベースな視点で複合的な要素を見て精密な検証をすることが求められると思います。
推進した側からしたら「不都合な真実」が出てきたら困るので中々やらないとは思いますけどね。
◇他の党からも「邪険された」/公明党が付けば勝てる! と考えた
質問者:
でも、立憲民主党を離党した方々はこれを機に他の党に入るという選択肢は無かったのでしょうか?
元は一緒だった国民民主党さんや、リベラル的な考えなられいわ新選組でも良さそうな気もしますけど……。
筆者:
僕もその可能性があるのではないかと見ていました。
国民民主党は小選挙区の候補者が足りないという記事もありましたからね。
ただ、他の党としても理念をコロコロと変える人と言うのはそんなに安定して長期間在籍してくれるわけじゃないですからね。
即席の議席数が増えることを良しとするよりも、理念が合って長期的に在籍してくれることを重視たのだと思います。
それに対して中道改革連合と言うのはどちらかと言うと「当選」に重視した人たちであり、そういう人たちの集合体という事である主「納得」があるのだと僕は分析しました。
質問者:
でも立憲民主党さん出身の方の98%が中道さんにいくとなると、「そこで当選できる」というある程度の確信が無いとできないと思うんですけどそれについてはどうなんでしょうか?
筆者:
マスコミでは「小選挙区で公明党が全力支援! 60議席がひっくり返る!」みたいな報道をしているので、それに立憲民主党出身者が信じちゃっている可能性がありますよ。
議員の方々と話をしたことがある僕の個人的な見解ですが、意外とマスコミ報道をそのまま信じている節がありますからね。
若い世代が世論調査で回答しているとは思えないので数字が反映されているイメージは無いですけど、
それでも朝日新聞の調査だと「中道に期待できる」が28%、中道の支持率は維新の会や国民民主党の10%より下の9%と言う有様ですからね。
質問者:
筆者:
ただ、僕は親が自民党党員(今は幽霊党員レベルで心が離れてるけど)で動員として地元衆議院議員の「第一声」についていったことがあるのですが、公明党を代表して挨拶をしている方が自民党候補者の名前を間違えて連呼しているような有様で、とてもアレが選挙に大幅プラスの効果があるとは思えません。
それでも組織の方々は安定して投票するのでしょうけど、無党派層がそれ以上に離れると思うので厳しいというのが僕の評価です。
質問者:
本当に泥舟になっちゃうのかそれとも救いの脱出舟になるのかと言うところですね……。
筆者:
国民側から見た場合は泥船として沈んでくれた方が良いと個人的には思っています。
なぜなら目下最大の脅威は緊急事態条項を含む憲法改正であり、中道改革連合も綱領の限り賛成しそうだという事です。
簡単に解説しますと欧米などにある緊急事態条項には憲法裁判所や議会が行政権を「ブレーキ」する力があるんです。
しかし、自民党案の緊急事態条項では一切国会がセーブすることができず、その後の最高裁判所は「統治行為論」を理由に審査してくれない可能性すらあります。
自民党にも中道にも議席を与えないような多党制の状況が続くこと、中道改革連合よりはまだ立憲民主党として戻ってくれた方が今の日本にとって望ましいのかなと個人的には思いますね。
という事でここまでご覧いただきありがとうございました。




