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ep.1

一番好きな動物は鳥です。


「うわあ!!」


久しぶりのとんでもない悪夢を見て飛び起きた。


なんか、動物が凄く気持ち悪く出てきて、深い裂け目に飲み込まれて⋯⋯。

思い出すだけで気持ち悪くなり、空気が重くなっている気がする。


何とか気をそらそうと時計を見ると午前1時。


「まだ全然寝れんじゃん⋯⋯。」


と、思わず呟いてしまった。

真っ暗な部屋の中で悪夢を体の中から追い出そうとじたばたしていると、

いきなり空間が勢い良く揺れ、空中に一瞬なげだされた。


「地震!?」

そう言える余裕があるのも束の間。

直ぐに脳が勢い良く揺さぶられた。


必死に布団を被ってしがみついていると長い長い揺れが終わり、家が無事か周りを見た。


はあ、死ぬかと思った‥‥‥。


あれ?

なにも物が落ちてない⋯⋯?


それどころではない。


隣の隣にぼろ屋があるというのに揺れている途中に外からも家が崩れる音など何も聞こえなかった。

いつもすぐに鳴る緊急地震速報さえ鳴っていない。


お母さん起こしたほうが良いかどうか迷いつつも、何も落ちてないから私の幻覚かな?

といろいろなことを考えている内に悪夢が記憶から消えて、結局寝てしまった。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





私の朝は早い。


野球部のマネージャーとして朝練に間に合うように早起きしなければならない。


おかげで入学から中学時代よりはるかに早い4時半起きだ。


今日は昨夜の悪夢のせいで若干眠いが、いつもの通り、朝ご飯を作って身なりを整える。


「今夜の地震⋯⋯のようなものは何だったんですかね?」


「いや~。確かに酷く揺れたんですがね。でも被害は一切出てないですし、ちょっとよくわかんないですね。」


何となくつけているテレビのニュース番組から流れてきた。


ああ〜良かった〜。


自分の疲れによる幻覚ではないことを知り一息ついた。


これなら昨夜お母さんを叩き起こすべきだったかな?などいろいろなことを考え、うだうだ準備しているうちに、外もいつもより早く白みはじめた。


カバンを勢いよく背負い、


「行ってきます。」


と小声でまだ起きていない家に向かって小さくいった。



鍵を閉めて、道路のほうへ振り返ると烏が目の前にいた。


鳥は好きだ。


ちっさくて、丸っこくて、可愛い。

カラスはよく見たら綺麗な黒々とした羽を持っていてかっこいいし、

ワシとかも動画でぴよぴよ言ってるのを見かけてすごく癒された。


まじまじと飛び去るまでじっくりと見ていると、

烏はこちらを急に向いた後、にげるように急に飛び去ってしまった。




あれ?


あの烏、足が三本だった――


その疑念を追いかけ、空を見上げた瞬間に確信に変わったが、直ぐに別の事実に押し流された。


いつも見ている雲が白色から山吹色に変わっていた。


「何、あれ⋯⋯?」


思わず身じろぎ、後ずさる。


朝焼けが薄く山吹色の雲に橙を帯びさせ、変わらない青と一緒に綺麗なグラデーションを作っていた。

いつもお読みいただきありがとうございます。

なろうの他にもこの作品はカクヨムでも連載しており、

カクヨムのほうは5話先まで既に続いております。

         ↓

https://kakuyomu.jp/works/822139839633984510


毎日投稿するので興味がわいたら、是非カクヨムのほうも読んでいただき、

★や♡、コメントなどを書き込んでいただけたら嬉しい限りです。

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