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Épisode1-6



3日後……

「疲れたぁ―――。」

瑠莉は、読み書きの勉強をしている真っ最中。

覚えるのが大変すぎないか?!量が多いし……

「少し休憩にしましょう。」

「はーい!」

「お茶をお持ちしますね。」

そう言うとティナはキッチンからお茶セットを持ってきた。

「お待たせいたしました。」

お茶を飲みながら一息ついていると、ティナが質問をしてきた。

「魔法については、どなたかからお聞きになりましたか?」

「いいえ!まだです。知りたいと思っていました。」

「まずは、魔力についてです。ルリ様は魔力が何なのかご存じですか?」

「いえ、全く知りません。」

「では、まずは魔力とは何なのかについてですが、魔力とは一部の者に備わっている現象を操る力の源です。魔力自体は全ての人が持っています。ですが、ただのエネルギーでしかなく体の外から出ると何も出来ずに霧散していきますが、一部の者は属性に変換することが出来ます。魔法が使える人が少ないのはこの為であり、ほとんどの人が魔力を属性に変換する能力がない為魔法が使えません。」

要するに、魔力は誰にでもあるけど魔法としてそれを扱える人が少ないってことね。

「何となくですが、分かりました!」

「では、次の説明に移させていただきます。メテオール王国には、火・水・風・土・治癒の5つの魔法があります。」

そんなにあるんだ!知らなかった……

「簡潔に説明しますと、火の魔法は火を操ることが出来て現在この国で最も数が多い属性です。」

「へー、この国で一番多いんだ。」

「水の魔法は、水を出して操る事が出来て最も汎用性が高い属性です。」

「出した水は飲む事が出来ますか?」

「基本的には、出した人しか飲めませんが、例外として高い魔力操作技術があれば飲めます。」

「何で出した人しか飲めないんですか?」

「魔力には全ての人それぞれに異なる差があります。特徴の違う魔力同士が体内にあると拒否反応を示して最悪死に至ってしまいます。他の人が飲めるようにするには、その魔力の特徴を相手に合わせなくてはなりません。」

例えると、全員が違う血液型を持っていて、その人の血液型に合わせないといけないようなものかな。

「風の魔法は、音をけしたり探知することが出来たりします。一部の人は鎌鼬を発生させたり矢の威力・射程・精度を底上げたりすることが出来ます。」

「いろんな事が出来るんですね。」

「次に、土の魔法について、岩や鉱物を操る事ができ、建築や農作業にも応用する事が出来ます。極めると鉱物を含んだ武器を大量に操る事ができます。現在これが使えるのは、ノルマンディ・グロブナーダ・メテオール王ただ一人です。」

「へー、王様しか出来ないんだ。」

「最後は治癒の魔法、別名回復魔法は貴重であまり使える人がいません。主に出来ることは、他者の怪我を治したり病気を治したりことも出来ます。さすがに死者の蘇生は出来ませんが、たとえ瀕死だとしても治癒が使える人が近くにいれば、生還の確率が跳ね上がります。極めると、広範囲に治癒が出来ます。」

回復の魔法ってダルマンさんも出会ったときに言っていた気がするなぁ。あの時なんて言ってたっけ?

瑠莉はお茶を飲みながら考えていた。

「貴族だから必ず魔法が授かるとは限りません。」

「何でですか?」

「最初に説明した通り、魔力自体は誰でも持っていますがそれを属性に変換するための力が無ければいけません。この変換する力は、魔法を使える者同士で子を作れば高い確率で父か母の片方の属性を使うことが出来ます。まれに両方の属性を扱えるものもおります。」

「へー、そうなんですね。」

「さぁルリ様。あと少し頑張りましょう。片付けてきますので、準備をしてお待ちください。」

「はい!」

外を見ながらティナが戻ってくるのを待っている。

どこか気分転換に出かけたいなぁ……町とか見てみたいし。

コンコン……ドアをノックする音が聞こえ、ティナとライディが入ってきた。

「失礼いたします。勉強の進み具合はいかがですか?」

「かなり進んでいます!私的には……あははは。」

「それは、良かったです。ところでルリ様。午後は町に出掛けてみませんか?」

え!?私の思っていた事が通じたの……もしかしてライディさんも神様!?

「はい!ぜひ行きたいです!!」

「承知しました。ティナ案内をお願いします。」

「はい! ルリ様、楽しみですね。」ティナはニコニコ笑っている。

よーし、続きをやりますか!

kasumisou

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