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鋼鉄のフェスティバル(中篇)-9

時刻は13:00。

午後の目玉と云える新型レイヴンのお披露目会が予定されているステージ会場は

午前の屋内会場に勝るとも劣らない賑わいと熱気を発していた。

それだけ今回お披露目される新型機の注目が集まっているのもあるだろうと

関係者は後に語っている。

会場の一般客席は特に非常に賑わいが大きく、満員満席という状況だった。

基本はこういったイベントでは一般客の動画・静画の撮影などは禁止されている所も多いが政府としても新型レイヴンの認知度を周知させたいという思惑もあってか

そういった禁止される事項を一部解除しているのだ。

それ故、客席では動画を回そうとスマホなど携帯端末を構えている人らも多くいるのも人々の流行や趣向性などを刺激する上での有効な手段だからである。

混み合っている客席の一席にミカサらは座っていた。

合流したのは12:45頃でお昼は朝に購入したカツサンドなどの軽めの物で済ませている。

この時、既に多くの見物客が入っており、彼女らは上から3番目の列の席に座った。


コジロウ:「いや~物販も一通り買えてよかったですぞ」

メイ:「意外とお菓子とかも売ってのもあってここら辺は商売上なのかな~?」

ミカサ:「存外、【レイヴン】の認知を上げたいという事情もあるだろうからね。公の上でのなりふり構わずな部分はあると思うよ」

マキナ:「それでコンパニオンがレイヴンの意匠を模した衣装を着ていたのか」


マキナが驚愕というか関心の様な感じの感想を漏らす。

昨今の状況を鑑みればコンパニオンの衣装がコスプレに近いと言われている由縁もある。

マキナ自身、イベント前に色々と情報を収集していた様だがコンパニオンをコスプレイヤーと勘違いしていたほど。


ミカサ:(まあ私もコスプレイヤーと区別付かなかったのは事実・・・)


反省しなきゃ、と心の中で思うミカサ。

外の天候は先ほどまではうって変わってどんよりとした曇り模様となっている。

スマホでのネット天気予報では雨の予定はないと言われていたがどんより具合が今でも雨を降らせそうな感じの空模様を彩り出している。

まるで何かどうかの前触れの様なそんな感じをミカサは抱かせた。


ミカサ:(――――考え過ぎだとは思うけどね・・・)

メイ:「それで新型レイヴンのお披露目ってどんな感じなの?」

コジロウ:「パンフレットの内容的にはアトラス社からカシマ社、イカルガ社の順といった感じになってますな」

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