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マシンナリィガール:ゼノ  作者: 貴宮アージェ


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影にうごめく“脅威”-5

東京国際マシンナリィーフェア。

幾度も名前を変えているが歴史あるイベントである。

名前の通り、日本国内のみならず国外の企業も参加する一大ムーブメント。

以前の主なラインナップは車種を中心としていたがここ近年は【レイヴン】を

中心とした展示に比重が傾いている。

【ブリューナク】の母体(スポンサー)である【イカルガ社】もこのイベントには

参画している企業の一つだ。

【マーナ=マークリル】が朝から慌ただしいのもこれが理由の一つ。


ライアー:「【イカルガ(ウチ)】はどういったモンを出すんだ?」

ロングスカウター:「前々から企画が進んでいた【フレースヴェルグ】の制式採用

モデルの雛型を展示する予定らしい」

ワイズマン:「ようやくか」

エレニア:「今日はここにはないけども本社で調整を行っているらしいからお披露目は当日らしいね」


エレニアの言葉に黙っていたがおもっいきり肩を落としてガックリとした様子を見せるワイズマン。

それを見てニヤニヤとするライアーに呆れた様子のロングスカウターを余所にエレニアは3人に向けて言葉を投げる。


エレニア:「アンタ達も他人事じゃないでしょ?」

ライアー:「どういうことだ?」

ロングスカウター:「忘れたのか。我々も警備依頼が来ていることを?」

ライアー:「あ~そうだっけか?ハハ、まあ、いいじゃないか!」


忘れてたな・・・、と乾いた笑いを見せるライアーに呆れの様子を見せるロングスカウターとワイズマン。


ワイズマン:「とはいえ、我々は立場上、公に警備をする訳ではないが不測の事態というのは必ず起きるものだ」

ロングスカウター:「ああ、用心に越したことはない。なのでこの後、ヴィダール隊始め警備に参加する面々はミーティングルームへ集合することになっている。」

ライアー:「マキナはどうなるんだ?」


マキナは現在、ミカサのボディガードを中心とした任務に就いている。

彼女と【ガンクロウ】がいるだけでも十分戦力としては申し分ないがそれでミカサの身に危険が及ぶのは本末転倒でしかない。

とはいえ、ミカサを連れてくるのはそれはそれで彼女の自由を束縛するのではとなり、以前帰還したマキナの言葉に反することになる。


マキナ:“私は――――彼女の自由を奪いたくない”

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