変わり始める“日常”-5
ミカサ&マキナ「「いただきます」」
洗顔を終えたマキナといっしょに朝食を取るミカサ。
本日の朝食は焼いたトーストにベーコンとウインナー
それにスクランブルエッグをそえたオーソドックスな
朝食のラインナップにカフェオレを付けたもの。
無論、マキナの方はミカサの量よりも多少多めに用意しており、
マキナの皿はミカサのよりも盛りが大きかった。
その量はマキナが普段食べる量よりも少ない。
ミカサ:「マキナ、その量で大丈夫?」
マキナ:「大丈夫。朝は割とこのくらいがちょうどいいの
お昼以降は労働などの関係で消費が多いのもあるんだが」
ミカサ:「―――なんというか普通に凄いね」
どこか妙に感心してしまった。
そんなこんなで朝食をしながら天気予報とかも見ようと
リモコンのテレビに手を掛け、スイッチを押して
テレビの画面を起動する。
映し出されたテレビの画面では今、朝の報道を兼ねた番組を
やっており、今は巷の話題をまとめた情報コーナーの真っ最中。
トーストをかじりながらミカサはこのコーナーを流し見な感じで
視聴していた。
マキナもこういう番組を見るのは経験がないのかマジマジとしていた。
それからCMが入り、とあるマスコットが姿を現した。
?????:「やあ、ボクはイカルガくん!イカルガ重工に勤めているんだ!!」
そのマスコットはオオワシともカラスとも取れる様な鳥類を擬人化した
様な風貌で軍人とも取れるイメージの衣装を着たデフォルメチックなキャラだ。
名前は【イカルガくん】。
その名の通り、イカルガ重工のマスコットキャラで
動画配信サービスでは人気コーナー【“教えてイカルガくん”】の
メインキャラクターも務めている人気キャラでもある。
手振り足ぶりしながらそれにセリフを伴ってのファンシーさなどが
子供のみならず一部の若者にも好評らしい。
そんなイカルガくんを見ながら、ミカサはふとこの前のことを振り返った。




