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変わり始める“日常”-2

正直に言ってしまうと普通に困惑というか混乱している。

【エッグ】という奇想天外な不可思議な存在。

それがミカサの中にあるとかそのことで彼女が

様々な組織や勢力に狙われるとか

そんな自分を助ける為に今目の前にいる組織がいるとか

ついさっきまでは思考回路がショート寸前だったのである。

そこに更にこの前出逢ってミカサを助けたマキナと

今度は一緒に同棲しろといきなりとはいえ言われたのだから

平静さを取り戻せたとはいえ、もう一度混乱するのは

無理もない話だった。

混乱しながらも冷静に思考を働かせてミカサは言葉を紡ぎ出す。


ミカサ:「えっと――――両親にも説明はするんですよね」

メル:「もちろん。ご両親への説明も許諾も無く、いきなりは

流石にどうかと思いますので」

ミカサ:(同棲を躊躇なく切り出すのもどうかと思います・・・!)

リチャード:「無論、説明に関しては【エッグ】などの要素は

省いた上で説明はする予定だ」

イカルガ:『要は一部を誤魔化して同棲理由をでっち上げるというヤツさ』

ミカサ:(もうちょいオブラートに包んでください!!)


内心ツッコミをしまくるミカサ。

ツッコミしたこともあったのか少し平常心を取り戻すことができた。

それもあってか思考回転も戻り、状況も先ほどの様に呑み込めて行ける様に

なっていく。

ふとミカサはマキナの方へと視線を向け、こう問いかけた。


ミカサ:「―――マキナはどうなの?」


ミカサからの疑問にマキナはしばし沈黙した後、ミカサの方へ向く。


マキナ:「ミカサは私といっしょは不安?」

ミカサ:「それは―――」


少し、言葉が詰まるもミカサはこれまでのことを思い返す。

出逢った時からまだ時間はそんなに経ってないが

彼女―秋桜マキナには不思議な想いを感じさせている。

単純に自分の危機を救ってもらっていることもあるのだが

それ以上に彼女のことを気にしている自分もいる。

無論、それが好意かどうかはわからないが彼女の存在は

どこかミカサにとっての大きな何かになっているのかもしれない。

とにかく今は自分のこの気持ちに正直にあるべきだと思った。

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